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2015.11.1 『佐主岳』(619m)

 

 今朝樹海温泉「はくあ」のすぐそばで目覚めたのが7時45分。

ゆっくり起きるつもりだったので、目覚ましをセットしなかった。

それにしてもそんな時刻まで目覚めぬとは、二人とも疲れているのねえ~

しかし、Hiromiが私より早く起きたことはない。

必ず私が先に起きてHiromiを起こす。

だから、今日だって私が起こさなかったらいったいいつまで眠り続けるんだぁ・・・???

 

 「はくあ」から近い「穂別キャンプ場」奥の林道に入り、鎖のゲート手前に駐車。

片道8kmの林道を歩いたところに『佐主岳』(さぬしゅだけ)の登山口がある。

ここ数年毎年晩秋から初冬の間に登っている山だが、今回は林道をMTBで走行することにした。

この時期になると樹林の中で眺望が効かない低山で、樹木の葉が落ち、木の間越しに遠くの景色が見えるようになる。

それが好きで、この時期は低山歩きを重ねる。

 

 9時ちょうど、ゲートを越えてスタート。

ちょっと走るとすぐに上り坂で、振り向くとHiromiがいない。

しばらく待つとMTBをおしながらやって来た。

(う~ん、これは先がながそ~)

この林道はアップダウンが結構激しい。

従ってHiromiは歩いてMTBを押して歩く時間が長く、なかなか距離を稼げない。

そして林道のほぼ中間地点で記念撮影をした時だった。

谷間の方から、「ウエ~ッ!」というヒグマが吠える声がした。

これは「ウォ~ッ」ではなく、「ウェ~ッ」なのだ。

ヒグマが吠える声は何度も耳にしているが、なんとも言い様がないくらい自然界に生きるものの声で、「ウェ~ッ!」と吠えるのだ。

林道にはヒグマの足跡もある。

この林道ではこうしたヒグマの痕跡を目にしなかったことがない。

本当に自然豊かな森なんだなあと感ずる。

 

 HiromiがMTBで四苦八苦しながら、

10時25分、登山口着。

ひどく遅いようでも、歩くよりは少し速いようだ。

登山口からはわずかな距離を急登で一気に駆け上がり、頂上に達する。

しかし、この登山口からの僅かな行程は笹が生い茂り、廃道寸前だ。

我々は穂別キャンプ場からのルートをたどったが、もう一本穂別町に近い方から林道に入ることができるようだ。

しかしそれにしてもゲートで林道が閉ざされているなら、長い歩行を強いられる。

結局どちらのルートをたどるにしても、アプローチが長すぎるので人が近付かないわけだ。

ガイドブックで紹介されているわけでもないしねえ・・・

かすかな踏み跡の急登を経て11時ちょうど頂上着。

頂上からは樹木のない東側だけがすっきり見える。

 

 前日登った『坊主山』や、その奥に『ハッタオマナ岳』。

その他の方角には樹木が林立し、スッキリとは見えないものの、木の間越しの景色を楽しめるいい季節だ。

おまけに今日は小春日和。

「小春~♪ お~ばさぁん~♫ あい~に~♬ ゆ~く~よ~♪」ってかあ・・・

 頂上でゆっくり昼食を摂り下山開始。

登山口に戻って、快適なMTB走行だ。

さすがに復路は下り坂がほとんどで、HiromiがMTBを押して歩く場面はわずかだ。

それでもガタガタ、ズルズル道が怖いようで、ずいぶん時間がかかった。

  

  12時40分、駐車地着。

ドロドロのMTBを沢に運び、ブラシで丁寧に洗った。

この林道はドロドロのところが多かった。

こんな林道も珍しい。

しかし、今日も楽しい山行ができたことに、二人して感謝!

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2015.10.31 『坊主山』(791m)

 

  この週末の土曜日は私が午前中仕事だったので、昼過ぎにHiromiを拾って夕張の先の穂別に向かった。

一週間前の初雪で冬タイヤに替えたのだが、これをするとタイヤのへり方が気になり、ただでも運転がおっくうなのに、更に遠出したくなくなる小市民である。

 

 『坊主山』は林道の先の登山口まで車で入ってしまうと、すぐに登れる山だ。

しかし、その低い難度からは想像し難い素晴らしい景色を目にできることで、毎年一度は訪れる山だ。

そしてそこには私が最も好きな山風景の一つがある。

 

 14時10分、登山口をスタート。

歩き始めは美しいカラ松林の中を進む。

カラマツの紅葉は、この辺りではもう終わりに近付いていた。

20分も歩くと登山道に雪が残る。

樹林帯を抜けて視界が開けると、素晴らしい笹の世界が広がる。

背の低い笹原はもっと前の季節だと、緑のカーペットを敷き詰めたようで、実に美しい。

「坊主小屋」の前を過ぎると高度が上がり、辺りの風景は欲しいままだ。

わずかな尾根の登りを経て791mの頂上に立つ。

 

14時50分、頂上着。

私の好きな風景は頂上の南側にある。

そこから見下ろす笹原と、わずかな針葉樹が織り成す風景はメルヘンチックで、おとぎ話の世界に迷い込んだ錯覚を覚える。

私はそんな山風景が大好きなのだ。

 

 頂上は風があって寒いので、記念撮影をして即下山。

15時30分、登山口着。

もう日暮れも早い季節なので、午後出かけるにはちょうど良い山行であった。

 

 下山後は最寄りの樹海温泉「はくあ」で出てもいない汗を流した。

と言うより、この季節になると「温まった」だなあ・・・

 入浴を終えた後は「はくあ」のすぐそばで車中泊。

Hiromi先生は疲れているようで、夕食後「眠い、眠い」を連発し、横になって眠ってしまった。

 

樹海温泉「はくあ」だが、その営業がどうも落ち着かない。

営業時間がめまぐるしく変わったり、休業してみたり。

 

ここを当てにして何度もフラレた温泉だ。

そこで、貼り紙をそのまま載せるので、入浴を予定の方は参照されたい。

 

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