北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2024.5.11 『一番川北』(284m) そろそろウドはどうかな?
今シーズンはHiromiが、
山菜採りに積極的なので、
この日はちょっと早いが、
樺戸山地でウドの様子を見てみることにした。
以前は山菜取りなぞ全く興味がなく、
道端で何かを発見し、
それを採る私を待つことなく、
どんどん先へと歩を進めて行くHiromiだったが、
昨年の初夏、
馬追丘陵でタケノコ採りをして変わった。
それ以来山菜採りにのめり込みはしないが、
気にするようになった。
いや、なってくれた。
これでHiromiと一緒の時も、
遠慮することなく山菜採りが楽しめる。
この朝Hiromiの車を我が家に置き、
樺戸山地へと向かった。
そして当別町青山から、
一番川に沿って伸びる、
道々「青月線」に入った。
「青月」とは青山と月形を結ぶという意味だ。
舗装された「青月線」を走り、
左に一番川支流と出合って間もなく、
左手に現れる林道入口を駐車地とした。
しかしその直前にトラロープが張られ、
一応通行止めとなっていた。
ロープは簡単に外して通れるのだが、
GWを過ぎた今頃まで、
いったい何があって通行止めなのか?
奥には大勢の人でにぎわう、
「一番川オートキャンプ場」がある。
駐車地から林道を歩き出した。
周囲は若葉が萌えだし、
大変美しい光景が見られる。
しかし、足元に目をやると、
雪が融けてまだ時間が経っていない。
道端には春一番の花である、
エゾエンゴサクが咲いていた。
やはりウドにはまだ早かった。
ただ、あと二週間も経つと、
逆にウドが成長しすぎて固くなる。
そんなウドの成長にも驚かされる。
この林道はスタートしてしばらくは、
古いタイヤ痕が残っているものの、
すぐに笹に覆われて車両の通行は不可となる。
そんな林道を覆う笹も、
年々その面積と勢いを増していく。
ダニの活動が活発なこの時期は、
Hiromiも藪を避けたがる。
それでも我慢して歩を進め、
スタートして3kmほどで小尾根にのり、
それを詰めて、
三等三角点「一番川北」。
ピークを踏んで笹の林道に戻った。
目指すウド畑はすぐ先だ。
ところがここでミスをして、
うっかり分岐から間違った枝に入ってしまった。
それを1kmも歩いてミスに気付いた。
そして引き返して予定の林道にのり、
ウド畑に行ってみたが、
そこにはたくさんのエゾエンゴサクが咲くばかりで、
ウドは1本も出ていなかった。
あきらめて復路に入り、
往路で目にしたほんのわずかなウドを収穫して駐車地へ。
Hiromiになんとかウドを持ち帰らせてやりたいので、
この日の二座目を変更し、
月形町へと向かった。
2024.5.3 『金沢』(126m)~『石油沢』(171m)~『茂平沢』(215m) 近場の里山で3つの三角点めぐり
3日の憲法記念日は、
Hiromiが休日出勤のようなことになったので、
燃料代節約で、
また樺戸山地の南端へと出かけた。
そして当別町の町道を走り、
現在北広島市に移転でゆれている、
「北海道医療大学」の前を通り、
「当別消防団第四分団」の横に駐車。
ここは広く空いており、
分団となりの神社も、
この駐車場を利用しているようだ。
積雪期にここから二度上部林道に登り、
「金沢」~「石油沢」を歩いたことがある。
神社の鳥居をくぐり、
階段を上がって神社の建物横で藪に入った。
急斜面だが長くはなく、
すぐに登りきるとトドマツの中に尾根筋が続く。
尾根の向こうには「ふくろうの湯」と言う、
日帰り入浴の温泉があるのだが、
ここは営業をしたり閉鎖したりを繰り返している。
この日山の上から見下ろす温泉施設には、
車が停まっていないので、
現在は閉鎖されているようだ。
尾根筋から荒れた作業道に出て、
それを登って行く。
そばにはタラの芽が生えていたので、
下山時に収穫することとし、
先へと進んで行った。
周囲の春紅葉が美しい。
尾根筋を進んで行くと、
広い林道に出る。
林道に出て一旦筋向いの藪に入った。
そこで、二等三角点「金沢」。
林道のすぐ脇で、
意外にも二等三角点だ。
小板にマジックで点名が書かれ、
コイル状の針金で小木にくくりつけられた、
他所でも目にする私製標識ありだ。
林道に戻って北上する。
直線的な林道が伸びて行く。
山菜採りのシーズンとあって、
たまに車が停まっていた。
この林道はゲートが備えられているものの、
開放されたままなので、
誰でも車を乗り入れることができる。
しかしゲートの扉には、
「車も人も通行禁止」と書かれている。
だったらきちんと閉めて施錠するべきだろう。
行政のやることは矛盾だらけだ。
「金沢」から3.5kmほど歩いて、
右手の作業道に入った。
そして薄い藪を越えて、
三等三角点「石油沢」。
今冬もHiromiと訪れている。
再び林道に戻り、
更に北上する。
良い天気で気温も高いのだが、
冷たい風が少々強く、
それがかえって気持ち良い。
「石油沢」から1.2kmほど歩いて、
「茂平沢」の基部に達した。
そしてそこを少し離れると、
『阿蘇岩山』がよく見えるところがある。
デジカメのズーム機能を使うと、
上部にある航空自衛隊の建物がよく見える。
そんな風景を眺めて、
林道脇の斜面に取り付いた。
こちらは藪が濃く、
笹につかまりながら斜面を登った後は、
笹をかき分けて進む。
そして三等三角点「茂平沢」。
久しぶりのピークだ。
ただ、ここに私製標識はない。
今にきっと誰かがそれを付けることだろう。
駐車地からここまで6kmほどだった。
林道をこのまま北上すると、
この前日に登った「中小屋」に至る。
従って、例の赤と白の巨大アンテナが見える。
復路でところどころ、
伐採地の風景を眺めた。春紅葉って言うのは、
なんだか年々美しさを感じるようになってきた。
昔は何も感じなかった気がする。
それもやはり歳のせいなのかねえ?
林道から荒れた作業道に入り、
タラの芽を少々収穫。
そこで昼食とした。
この日は色々考えることがあってねえ、
疲れて切り株にへたり込んでしまった。
肉体的疲労ではなく、
このところ精神的にきつい状態が続いていたので、
それが辛いのよねえ・・・
駐車地に着いてゆっくり帰途に着いた。
精神的に辛い状態だと長い林道歩きがいい。
かなり気がまぎれる。
しかし、この辛い状態は必ず打破する!
2024.5.2 『中小屋』(ナカゴヤ・309m) 澄んだ青空・春紅葉!
2日は朝から終日晴天予報。
しかし、山以外でやらなきゃならないことがあったため、
短時間で登れる「中小屋」へ。
四季を通じて登ってきた「中小屋」も、
雪が融けたばかりのこの時期は、
初めて登るのかもしれない。
朝から空気が澄み、
空がやけに青く感ずる中、
江別市から当別町の田園地帯を走り、
当別町中小屋で、
「中小屋墓地」に入った。
そして誰もいない墓地の最奥へ。
すると空き地があり、
車数台を停められる。
まだ下草が伸びていない、
NTTの管理道路歩きが始まった。
夏場はこの舗装道路が、
雑草やイタドリに覆われる。
すぐ現れるNTTのゲートは開かれたままだ。
舗装はされているが、
もうずいぶん荒れているので、
部外者の車の進入は危険だと思うのだが。
木々の枝には若葉が燃え出して、
それがまた色とりどりで美しい。
途中のエゾエンゴサクが、
雪融け直後を物語っている。
そして林道のところどころで、
上部に建つNTTの巨大アンテナが見える。
この巨大アンテナを、
すっきりした青空の下で、
これほど鮮やかに見たのは初めてだと思う。
青空に赤と白の巨大アンテナが美しく映える。
舗装された管理道路を登って行くと、
やがて右側の樹木がなくなり、
空知平野の田園地帯が見渡せる。
なんとものどかでいい風景だ。
管理道路は250で砂利の林道と合流する。
すると正面に巨大アンテナが、
ドーンとその姿を現す。
管理道路から林道を直進すると、
NTTの巨大アンテナ方面へ。
しかし右へと進路を変えて進む。
一旦林道は大きく蛇行する。
そしてそれが終わった地点に、
このルート中最も良いところがある。
東側がスッパリと切れ落ち、
空知平野がまるごと見下ろせる。
ここでしばらく風景を眺め、
再び林道に戻って先へと進む。
するとやがて右手に荒れた作業道が現れるので、
それに入って登って行く。
そして最後は少々の藪漕ぎで、
三等三角点「中小屋」。
積雪期は遮るものがなく、
東側の風景をほしいままにできるが、
雪が融けると笹の背が高くなって、
なかなか景色は見渡せない。
下山は同ルートを引き返した。
するとふとギョウジャニンニクに気付いた。
こんなところにもあったのねえ。
今はもう採る気もなく、
ただ眺めて通り過ぎるだけ。
そしてまた空知平野の、
のんびりとした平和な風景を眺めて駐車地へ。
その後帰宅して、
やらなければならないことに取り組んだ。
2024.4.7 『東阿蘇岩』(ヒガシアソイワ・217m) 白と緑のコントラストがいい!
先日の日曜日は、
とにかく天気が良く、
午前中「月形」(二等三角点)で素晴らしい風景を堪能した後、
週一休みしかないし、
もったいないのでもう一座へ!
月形町から再び「ふくろう湖」に戻り、
当別町青山地区へと移動した。
そして当別川に架かる、
「青山橋」のたもとを駐車地とした。
ちょうどよい具合に雪が融けて、
ほどよい駐車スペースができていた。
ここから「東阿蘇岩」(四等三角点)を目指すことにした。
「東阿蘇岩」には、
無積雪期に藪漕ぎで数回登っている。
直近では昨秋Hiromiと登った。
そんな「東阿蘇岩」には、
積雪期に登ったことがなかったので、
以前から興味があった。
ただ厳冬期は駐車するところが見当たらず、
融雪が進む時期を待つしかなかった。
駐車地から「青山橋」を渡り、
渡りきったところで、
当別川の右岸に沿って進んだ。
ここはツボ足だ。
川の上流方向に「ふくろう山」が見えている。
右岸に沿って歩いて行くと、
間もなく山の斜面に到達するので、
小沢を越えて斜面に取り付いた。
融雪が進み笹がむき出しになっている部分がある。
無積雪期だと、
かつてここに存在した作業道に沿って西進し、
極力短い距離の藪漕ぎを狙う。
ただその作業道も、
今では作業道なんだか、
ただの笹薮なんだか見分けがつかなくなってしまった。
露出した笹交じりの斜面を登って行くと、
Hiromiがいつものように元気いっぱいで、
どんどん先へと離れて行ってしまう。
しかし周囲は足元の雪の白と、
トドマツの若々しい緑とのコントラストが素晴らしく、
私はそんな美しさに魅了されながら、
ゆっくり登って行く。
笹の濃さに振り回されず、
どこでも自由に歩ける貴重な時期を、
もっともっと楽しみたいのだが、
この季節はあまりにも短い。
広い樹林帯の中を、
ほぼ西に進路をとって歩き、
目指すピークに続く尾根にのって、
90度方向を変えた。
すると日当たりの良い細い尾根は、
笹がむき出しになって、
短い距離ではあったが、
笹を漕いで登った。
そして再び雪の上へ。
すると前方に目指すピークが見えてきて、
四等三角点「東阿蘇岩」。
融雪が進み三角点標石が露出していた。
また、西側には木の間越しに、
航空自衛隊のレーダー基地を備えた『阿蘇岩山』(一等三角点・418m)が、
間近に見えている。
下山はルートを変えて、
無積雪期に利用する、
作業道跡をたどってみることにした。
藪尾根を下って作業道跡にのると、
ほんのうっすらとではあるが、
作業道と確認できた。
しかしそれは私がそこにあつた作業道のことを知っているからであり、
そんな予備知識がなかったなら、
絶対にわからないくらいの面影だった。
また白と緑の美しいコントラストを楽しみながら下り、
気温が高くて気持ちの良い中を歩いて駐車地へ。
この後一旦帰宅し、
久しぶりにいつものところで「反省会」。
週一の貴重な休みを満喫できたことに感謝!
また一週間頑張りましょう!
2024.3.7 『月形』(305m) 毎年外せない山へ
昨日の朝Hiromiの車を我が家に置き、
増毛山地の南端へと向かった。
ところがこの朝は、
天気予報で「晴れ」という割には、
空全体が灰色の雲に覆われ、
車を走らせる前方は低山さえガスに覆われて、
その姿がさっぱり見えなかった。
それで当別町の「ふくろう湖」の湖岸を走っているとき、
ふと思い出した「月形」(二等三角点)に変更することにした。
そこですぐ月形町に通じる道々に乗り換えて、
月形町豊ヶ丘地区へと向かった。
そして「豊ヶ丘貯水池」下部の、
農道脇に駐車。
ここは一日に数台程度しか車が走らない。
「豊ヶ丘貯水池」を起点に、
「月形」を目指すルートは、
昨春初めて歩いてみたが、
なかなか景色の良いルートで、
Hiromiにも歩かせたいと思っていた。
駐車地手前の「豊新橋」を渡って、
「豊ヶ丘貯水池」に向かった。
もうツボ足で大丈夫かな?
とも考えたが、
ツボ足だとそこそこ足を取られるので、
スノーシューを装着した。
貯水池に向かって登って行き、
その手前で左手の尾根に取り付いた。
そしてこの尾根を忠実に登って行く。
すると背後には木の間越しに、
空知平野の田園地帯の風景が広がって行く。
また、この朝空全体を覆っていた雲が、
いつの間にかすっかりなくなり、
とびっきりの青空が広がっていた。
気温もグングン上昇し、
アウターなんか必要ない。
最初の尾根で150mほど高度を稼ぎ、
西に向かう尾根に乗り換えた。
すると間もなく目指す「月形」の、
純白の峰が見えてきた。
美しい姿だ。
そして周りの風景も素晴らしい。
そこでHiromiが口にした、
「今日ここに登ってよかったね!」。
そうなのよ、
毎シーズンここは外せないなあ!
大変良い風景の中で、
尾根筋を快適に歩いて行く。
そして250で林道に合流した。
これは「分監山」麓から続く「樺戸林道」で、
無積雪期にはこの林道入口から入って、
「月形」を目指すことになる。
しばらく明るく開けた林道を歩いて行くと、
左手に尾根の末端が突き出しているので、
この尾根にのって登って行く。
尾根は左手に樹木がほとんどないので、
素晴らしい風景を眺めながらの登行だ。
樺戸山地の核心部がそっくり眺められる、
正に極上の景色を堪能!
そしてなだらかな山頂へ。
二等三角点「月形」。
無積雪期にも数回登って、
三角点標石は確認している。
また、そばの立ち木に、
私製標識が付けられていた。
昨年まではなかったものだ。
私製標識の作者は、
栗山町の「天狗山」(四等三角点・330m)や、
当別町の「金沢」(二等三角点・126m)に付けられている私製標識と同じだ。
小さな木切れにマジックインキで点名を書き、
木にコイル状の針金でくくりつけている。
ピークから少し東に移動すると、
空知平野が丸々望めるところに出る。
なんとものどかで広い風景を、
しばしうっとりと眺めた。
下山は一旦林道に下った後、
ピークから見えていた、
地形図にはない林道に入ってみることにした。
ところがこの林道は、
既に廃道となって久しく、
崩壊箇所が次々に現れて、
一旦沢床に下って登り返す場面もあり、
なかなか苦労させられた。
そして最後は沢筋を下った後、
登路の尾根に登り返して貯水池へ。
沢筋に下って登り返すというノルマは抱えたものの、
そう言った意外性があるから面白い。
終わってみると、
このルートはやはり毎シーズン楽しみたいルートの一つであると痛感した。
2024.3.31 『東望来山』(269m)~『ふくろう山』(291m) ふくろう湖畔で三角点Pを結ぶ
私は真面目に働いています。
月~土曜日の週6日、
朝から晩まで一生懸命働いています。
貧乏暇なしだ~
観光菓子の製造工場で、
アルバイト社員として勤務して、
もう8年が過ぎて9年目に入った。
時の流れの早いこと。
大変気楽に勤めてこられた会社だが、
3~4月のこの時期は、
GWの需要を控えて繁忙期となり、
休日が週一の日曜日だけとなる。
残雪期のいい時期に、
土日山に登れないのは辛く、
当初はやめようと思った。
しかし、4月を乗り越えると、
GWの長い休日が続くことを知り、
続けてみるかな?
と思い直してここまで来た。
そして今はあきらめて、
土曜出勤にもストレスを感じなくなった。
それでも休めるなら休みたいよねえ・・・
週一休みだと、
日帰りで遠出する気にもなれず、
近場の山で楽しむ。
今回はこれまでそれぞれ別に登ってきた西の「東望来山」と、
その東の「ふくろう山」を、
林道、尾根筋、稜線を歩いて結んでみることにした。
昨日の朝Hiromiと当別町の「ふくろう湖」に向かった。
「ふくろう湖」の湖岸に続く道々を走って行くと、
湖を横断する「望郷橋」の手前に、
「小松の沢橋」があり、
そのすぐ手前が駐車帯となっている。
この駐車帯も歩道も、
冬季間は全て雪の下だ。
それがこの時期になると除雪車で開けられる。
広い駐車帯の端に駐車。
スノーシューを手に、
「小松の沢橋」を渡った。
そして橋を渡るとすぐに現れる、
左手の林道入口でスノーシューを装着し、
「小松の沢林道」に入った。
この林道名が「小松の沢林道」かどうかはわからないが、
たぶんそんな名称だろう。
林道の雪面は表面が融けており、
スノーシューが多少沈む。
ただ歩行を困難にするものではなく、
まあおおむね良好と言ったところだ。
沢形に沿って蛇行する林道を1kmほど歩くと、
上空を走る送電線の下をくぐる。
林道はこの後左にカーブし、
高度を上げながら南進する。
そこでこちらは林道を外れ、
ほぼ西に向かう沢に下り、
沢筋を進んで行く。
そして沢筋を500mほど進んだ地点で、
右岸に突き出した尾根に取り付いた。
尾根筋はトドマツの林が続き、
薄暗い感じだ。
薄暗いと言えば、
天候がこの日の天気予報でいうほど良くはなく、
上空は大部分が雲に覆われていた。
尾根筋を1kmほど登って行くと、
前方に南北に走る稜線が見えてきた。
そしてひと登りで、
三等三角点「東望来山」。
日当たりの良いピークなので、
三角点標石が既に露出していた。
ここから樺戸山地の眺めが素晴らしいのだが、
この日は雲が多くて暗い中にあった。
また、Hiromiが指さす方向に、
次に目指す「ふくろう山」が、
くっきりと見えている。
「東望来山」からは、
進路を南に変えて稜線上を行く。
この稜線の眺めが素晴らしく、
アップダウンがきついものの、
楽しく進んで行く。
これで青空が広がっていたなら、
もっと素晴らしい景色を楽しめただろう。
「東望来山」から直線距離で1kmほど歩き、
稜線を離れて下降尾根にのった。
ここで一旦東側の沢床まで下り、
登り返して「ふくろう山」に続く尾根にのることにした。
そしてこの沢床からの急登に消耗させられた。
前を行くHiromiは、
いつも通り元気いっぱいでグイグイ登って行った。
急登に耐えて登りきると、
すぐそはに送電線が現れた。
これは登路の林道でくぐった送電線の延長だ。
空腹感いっぱいだったので、
送電線の下で昼食とした。
昼食の後は送電線の上部鉄塔まで登り、
尾根をつないで「ふくろう山」へと向かった。
もうかなり消耗しており、
「ふくろう山」への最後の急登がきつかったあ!
そして「ふくろう山」(三等三角点:十万坪)。
このピークの東端からは、
「ふくろう湖」を中心とした、
素晴らしい風景が広がるのだが、
この日は相変わらず雲が多くてさえなかった。
「ふくろう山」からは北に下降する尾根を下った。
読みやすい尾根を快適に下り、
湖岸沿いの道々の、
「青山冬橋」に当てた。
あとは道々端の歩道を400mほど歩いて駐車地へ。
HiromiのGPSによると、
総歩行距離は10km近く。
ただアップダウンが激しかったので、
心地よい疲労を感じた。
まあ、いい周遊ルートだったけどねえ!
そしてこの後はまた1週間登れないのよねえ~
2024.3.8 『ふくろう山』(291m) いい景色だ~
先週の金曜日は前日に続いて、
また当別町の当別ダムを目指して走った。
我が家からは比較的近い距離にあり、
燃料代節約になる。
この日は起床時から天気が良かったので、
当別ダム西側の「ふくろう山」に登ることにした。
天気が良いときの「ふくろう山」は、
大変素晴らしい風景を楽しめる。
「ふくろう山」に登るときは、
「ふくろう湖」に架かる「望郷橋」付近から、
周遊ルートで登ることにしている。
ところが今年はいつまでも低温が続いたため、
3月に入ってもさっぱり雪融けが進まなかった。
それで現地に行ってみると、
駐車できそうな場所が見当たらず断念。
当別ダムまで戻って、
ダムの管理施設横に駐車した。
しかしそこには「駐車禁止」の貼り紙が・・・
先日ここを通った時、
かなりの台数が、
この狭い駐車スペースに押しかけていた。
ダムの管理者側はそれを嫌ったか?
とりあえず管理者がおらず、
ウィークデーで他の車もないことから、
そこに駐車してスタート。
駐車地向かい側の尾根に取り付いた。
この山はヤマッパーに人気とあって、
しっかりとスノーシューのトレースが刻まれていた。
尾根筋は反時計回りで、
弧を描くように伸びて行く。
そして右手に「ふくろう湖」の、
純白の湖面が見えるようになる。
傾斜が一旦緩むものの、
再び斜度を増して登りきると、
背後に「ふくろう湖」の風景が広がる。
そこから更にもう一段急登に耐えると、
「ふくろう山」の一つ手前のピークで、
360度遮るもののない世界が広がる。
南には当別町弁華別の田園地帯。
東から北にかけては、
南北に長い「ふくろう湖」と、
その向こうに雄大な樺戸山地の風景が広がる。
この日は晴天の下で、
この風景が見たくてここに登ることに決めた。
素晴らしい風景を眺めた後は、
目指すピークとのコルに下り、
登り返して「ふくろう山」。
三角点があるこの山は、
私製標識の少し東側に標石が埋められている。
それは2年前の4月下旬、
藪を漕いで登って確認している。
三等三角点「十万坪」。
下山は同ルートをたどるが、
見晴らしの良いピークに戻って昼食とした。
それにしても素晴らしい景色だなあ!
大満足で下降し、
駐車地に下ってみると、
ダム施設の関係者と思われる男性が、
除雪機で除雪をしていた。
こりゃぁまずかったな、
と思いつつこちらから詫びた。
するとその男性は、
両手を合わせて合掌するように、
「ここに置かないでくださいね」。
皆さん駐車禁止ですからぁ・・・
いやあ、いい天気に恵まれて、
楽しかったね~
2024.3.7 『中小屋』(ナカゴヤ・309m) ふくろう湖を眺めながら尾根歩き
先週は一週間休みだったが、
車の燃料費節約につき、
ウィークデーの山行日を火、木曜日の二日と決めていた。
それで木曜日だが、
近場へということで、
当別町の「当別ダム」へと向かった。
ダムのすぐ手前に、
「みどりヶ丘葬苑」という火葬場があるので、
そこの駐車場に車を停めさせていただいた。
この施設は管理人が常駐しているわけではないので、
無断で駐車させていただいた。
「中小屋」へは無積雪期だと、
東側の国道274号線付近から登るのだが、
積雪期は駐車場所が見つからないため、
逆側の当別ダム付近から登ることになる。
こちらだと他にも駐車場所は確保できる。
また、適当な尾根歩きを楽しめるのも魅力だ。
駐車場からそのまま東側の樹林に入った。
そして少し足を伸ばすと、
「ふくろう湖」を見下ろすことができる。
この日は石狩に大雪注意報が出ており、
空が少々暗くて風景が冴えない。
樹林は長く続かず、
突然開けた林道に出る。
これをしばらく登って行くと、
林道はこちらの意図とは違う方へと伸びて行くので、
それを離れて尾根筋を進むことにする。
これがまたいい尾根で、
周囲の風景を楽しみながら誘ってくれる。
尾根上からは時折航空自衛隊のレーダー基地がある、
「阿蘇岩山」(一等三角点・418m)の姿が見える。
しかし天気予報通り、
日本海から押し寄せる雪雲に隠れてしまった。
尾根はその性質上アップダウンが激しく、
時には細尾根となる。
変化のある尾根歩きは楽しい。
そして目的の「中小屋」のピークが見えてくる。
すると尾根歩きは終了となり、
広い林道に出る。
これは無積雪期に歩いている林道だ。
林道を少し歩いたところで、
トドマツの林に入った。
ここまで来ると目指すピークはもう目の前で、
東側がスッパリと切れ落ちた縁から、
空知平野の田園地帯が眺められる。
実に良い風景を楽しみながら詰め、
三等三角点「中小屋」。
何度登ってもいいピークだ。
下山は登路のルートを忠実に引き返した。
この時点まで「大雪注意報」の影響は全くない。
しかし西側の「阿蘇岩山」は雪雲に覆われて、
その姿が見えないままだ。
恐らくこの辺りでは標高の高い「阿蘇岩山」が、
西の日本海から入ってくる雪雲を、
完全にブロックしてくれているのだろう。
なんだか不思議な経験をした感じだ。
途中純白の「ふくろう湖」が見えるところで、
ちょっと早めの昼食とした。
その後駐車地へ。
火葬場にはやはり誰も来ていなかった。
「駐車させていただいてありがとうございました」、
と心の中でつぶやいて帰途に着いた。
2024.3.3 『石油沢』(171m)~『金沢』(126m) 美しい景色の林道歩き
先日の日曜日は、
我が家にHiromiの車を置き、
樺戸山地へと向かった。
月形で活動する予定だったのだが、
私が住む江別市を抜けると、
目指す北の空は分厚い雪雲の中にあった。
こりゃダメだ~
とばかりに即変更!
雪雲の下に入る手前で活動することにした。
当別町金沢で「北海道医療大学」の前を通ったが、
この大学は数年先に、
北広島市へと移転することが決まっている。
当別町にとってはあまりにも大きな存在が、
この地から去ってしまう。
そうなると当別町は、
いったいどうなるのだろう?
またここに建つ巨大な校舎群は、
何かに利用されることになるのだろうか?
北海道医療大学から町道を2kmほど走ると、
左手に神社が現れる。
そしてその前に「当別消防団第四分団」の建物がある。
そこが広く除雪されており、
一応駐車場となったているようなので、
その隅に駐車させていただいた。
この日の前夜から結構な降雪があったので、
大型のスノーシューを装着してスタート。
すぐに神社の鳥居を越えて、
神社脇の斜面に取り付いた。
斜度のあるカリカリ斜面に、
スノーシューのアイゼンを突き立てて登った。
すぐに登りきると、
トドマツの中に作業道が続く。
なかなか良い雰囲気の作業道だ。
これを登って行くと、
いやあ、素晴らしい青空じゃないか!
真っ青な空に白樺が映える。
そして傾斜が落ち、
緩やかな尾根歩きに変わる。
木の間から空知平野の田園地帯が見下ろせる。
尾根筋を歩いて行くと、
やがて広い林道に合流する。
これは医療大の裏手から入り、
北に向かって伸びる林道だ。
無積雪期には何度も歩き、
この沿線の三角点を訪ね歩いて来た。
合流点の目の前には二等三角点「金沢」があるのだが、
それは帰りに寄ることとし、
まずはここから北に向かう。
そして3kmちょっと先の「石油沢」を目指す。
広い林道の周辺はトドマツの林が多く、
大変景色が良い。
空は意外なほど晴れ上がり、
美しい景色を一層引き立てる。
またところどころの木の切れ間から、
田園風景が眺められる。
そんな美しい世界を、
直線的な林道にのって歩くのは楽しい。
林道との合流点から歩いて、
ほぼ中間地点で林道ケートを越えた。
そこには車両だけではなく、
人が歩くことも禁止する旨が記されている。
これまで無視して利用してきた林道だが、
何も人が歩くことまで禁止しなくてもいいじゃないの・・・
ゲートを越えてしばらく歩いたところで、
極度の空腹感に昼食とすることにした。
Hiromiはこの日も果物ばかり食べていた。
空腹を満たした後は、
また直線的な林道を歩き出した。
そして予定の距離を稼ぎ、
林道を離れて尾根に取り付いた。
しかし目的のピークまでは距離が短く、
ほんのひと登りで、
三等三角点「石油沢」。
私製標識の取り付け位置が非常に高い。
それだけ今年は積雪が少ないと言うことか?
この標識は積雪期に、
手が届く範囲で取り付けられたはずだ。
復路に入ると、
自らがつけたトレース上を歩くので、
往路よりは楽な歩行ができる。
しかし長い。
空も雲に覆われだして、
なんだか暗くなってきた。
登路で利用した作業道との合流点を過ぎて、
ちょっとした高みに上がり、
二等三角点「金沢」(カナサワ)。
こちらにも私製標識が付けられている。
しかも林道脇のちょっとした高みが二等三角点だ。
これは意外だ。
「金沢」から作業道との合流点に戻り、
作業道を下った。
そして神社の裏手から鳥居に下って駐車地へ。
はじめは心配した天候だったが、
入山してしまうと素晴らしい晴天に!
結局この土日は二日とも晴天に恵まれて終わった。
いい週末を過ごせたことに、
Hiromiともども満足し、
一旦帰宅してから改めて「反省会」!
2024.2.18 『望来山』(327m)~『桂沢』(470m) 楽しい稜線行!
先日の日曜日は、
全道的に好天の予報だった。
そんなとき出かけたくなる山がある。
まあ、天気が良ければ、
どこに登っても楽しいのだが、
特に歩きたい稜線へ!
朝Hiromiの車を我が家に置いて、
当別町へと向かった。
車に乗るとすぐ、
Hiromiが「コホン」と小さい咳をした。
ヤバい!
と感じた私は即マスクを着用。
去年Hiromiにコロナをもらってるからねえ。
そういった感染に対しては、
すっかり自信がなくなってしまった私。
もっと若くて元気だったころは、
風邪をひいている女性と、
キスしてもうつらない。
という自信があったものだが・・・
当別町から道々を青山へ。
青山から厚田町に抜ける道々に乗り換えた。
そしてこの道々の峠に当たる地点にある、
広い駐車帯に入った。
ここを起点に、
「望来山」~「桂沢」を縦走する。
準備を整えてスタート。
まず広い駐車帯から、
道々を少し青山方面に歩く。
すると左手に林道の入口が現れるので、
スノーシューでこの林道に入った。
雪面には10cmほど新雪が積もっているものの、
その下に固く締まった層ができているので、
なかなか快適に歩ける。
林道から尾根筋に上がり、
それを詰めて行くと、
三等三角点「望来山」。
無積雪期に何度か標石を確認している。
さて、ここから始まる、
「望来山」から「桂沢」までの稜線歩きが、
このルートの醍醐味だ。
北に向かって歩く稜線の右側に、
ほぼ樹木がないため、
一貫して麓と樺戸山地の風景を眺めながら歩く。
ただこの朝上空を覆う雲が気に入らない。
そして「望来山」まで、
いつものように前を歩いていたHiromiが、
「望来山」から少し下った辺りで後ろに下がった。
やはり風邪で体調がよくないようだ。
その後Hiromiが前に出ることはなかった。
そんなことはここ数年あり得ないことだったので、
かなり具合が悪いはずなのだが、
本人は「大丈夫」を繰り返す。
稜線はアップダウンを繰り返していく。
「桂沢」の手前で一ヶ所きつい急登となるが、
雪質がいいのでそう苦労はなかった。
この急登を終えると、
平たんになった後で少々下り、
純白の中での緩やかな登りを経て、
四等三角点「桂沢」。
このピークから望む『ピンネシリ山』(1,100m)や、
『神居尻山』(947m)が大変美しいのだが、
この日は山頂部をガスが覆って見えなかった。
風を避けられるところに移動して、
簡単な昼食とした。
そしてまた雄大な風景を眺めながら、
復路の稜線行を開始した。
もう太陽がかなり力を増してきているので、
足もとの雪が融け出した。
しかし、一気に融けて緩んだので、
そうなるとスノーシューにはつきにくく、
ほぼほぼ快適な歩行を続けて駐車地へ。
一旦我が家まで帰り着いた後で、
いつもの「反省会」。
この日だけはHiromiの体調を考慮し、
「まっすぐ帰って休め」と言ったのだが、
他にも「反省会」場所の近くに用事があったので強行!
その結果、この日の夜高熱を発し、
翌日と翌々日の二日間、
仕事を休むこととなってしまった。
しかし、忙しくてなかなか休めないんだから、
たまにはゆっくり新居で身体を休めた方がいい。
引っ越しの疲れも一気に出てきたのだろう。
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