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2023.11.23 『佐々木』(152m)~『村田山』(239m)  藪の廃道林道を行く

 

 先日の「勤労感謝の日」午後、

「土方沢」下山後、

道々28号線を当別方向に走り、

青山奥で一番川に沿って伸びる、

林道「青月線」に入った。

この林道は広く立派な舗装道路で、

奥には「一番川オートキャンプ場」や、

更にその奥に『ピンネシリ山』(1,100m)の登山口がある。

 

「青月」とは、

当別町青山と月形町を結ぶと言う意味だ。

 「青月線」に入って1kmほど進むと、

左手に古く頼りない林道が見え、

入口は古タイヤで車止めされている。

2年前に単独でこの林道を歩いたことがある。

ここでHiromiが未踏の三角点ピーク、

2つを結んでみることにした。

 車止めのある林道入口には駐車しにくいが、

すぐ近くに十分な駐車スペースがあった。

スタートすると間もなく、

「車止め」の意味を理解することとなった。

不法投棄だ。

そこには大量の家電やタイヤが捨てられていた。

林道を開放すると、

すぐこんなことを平気でしでかす輩に狙われる。

  不法投棄現場から先に進むと、

林道はびっしりと笹に覆われ、

進行が難しい状況となり、

脇の牧草地に逃げた。

ただ牧草地は面積が狭く、

すぐに抜けて藪の林道へ。

そしてここで一つ三角点に立ちよる。

短い距離だが、

結構濃い笹をかき分けて、

四等三角点「佐々木」。

前回より確実に笹が濃くなっている中で、

あっさりと標石が見つかり、

自分でも驚いた次第だ。

 再び藪の林道に戻って、

笹をかき分けながら先へと進む。

しかしこの林道も確実に笹が濃くなった。

進行を中止してリタイアしたいところだったが、

耐えて進めばその先に、

3年前に整備された林道に出ることを記憶していたので、

じっとこらえて進む。

そして目指す林道に合流して「ホッ」。

ところがホッとしたのもつかの間。

この新たに砕石を敷いて整備された林道も、

笹に覆われだしており、

それらがひどく煩わしい。

すると前を行くHiromiが、

進行方向左手のトドマツ林に入って行き、

「こっちの方が歩きやすいわ!」

それに従って、

その後は利用できるところまで、

トドマツ林の中を歩いた。

そして再び林道に戻ると、

左前方に目指すピークが見えてきた。

しかし藪が濃く、

取り付きやすいところがなかなか見当たらない。

そこで意を決して藪突入!

笹はそう濃いわけではないが、

前回よりはるかに濃くなったことは間違いない。

当時三角点にたどり着くのに、

苦労したという記憶が全くない。

 三角点を探す方向を異にしたHiromiを呼び寄せて、

四等三角点「村田山」

ここから下山するが、

あのびっしりと笹に覆われた林道を、

再び歩く気にはなれず、

「村田山」のピークそばまで続く林道と、

この地点ではほぼ並行して走っている、

「青月線」に下ることにした。

ただ笹が濃いところなので、

極力薄めの尾根を狙う。

しかし一旦笹の中に身を投じてしまうと、

もうどこもここも同じこと。

深い笹をかき分けて、

ひたすら下るのみ。

下りの場合は、

笹の先が下り方向に向いているのが救いだ。

そして広く立派な「青月線」へ。

ホッ・・・

 「青月線」に下った後は、

快適な舗装道路を2kmほど歩いて駐車地へ。

もうこの時期になると、

この辺りを訪れる人はなく、

舗装道路を歩く間に、

一台の車も通らなかった。

 

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2023.11.23 『土方沢』(ヒジカタサワ・271m)~『小袋」(182m)  送電線に沿って目指すピーク

 

 先日の勤労感謝の日は樺戸山地へ出かけた。

もう雪が降り出すので、

樺戸山地は年内最後かな?

雪がしっかり根付いてしまえば別の話しだが。

 Hiromiと久しぶりに「土方沢」に登ってみた。

Hiromiは初登だと言うが、

以前一緒に登ったことがあると思うんだが・・・

 「土方沢」については、

当ブログで何度か公開したことがあり、

その都度ご覧いただく方が多数おられる。

それは歴史上の人物であり、

幕末の戦士「土方歳三」と関連付けてのことだと思われる。

しかしこの点名がどのような経緯で付けられたのかは不明だが、

「土方歳三」とは全く無関係であろう。

 この日の朝当別町から道々を走って、

「道民の森南牧場地区」へ。

その入口が三叉路となっており、

十分な駐車スペースがある。

ここから徒歩でスタートした。

この三叉路を左に進むと道民の森の施設に至る。

また右が「土方の沢川」に沿って伸びる、

「土方林道」だ。

そして我々は真ん中の林道に入った。

この林道は上空を走る送電線に沿って伸びて行く。

従ってルート中おおよその部分で、

送電線やそれを支える鉄塔が目に入る。

ただ、そういった人工建造物がある割には、

大変静かな山歩きを楽しめる。

もちろん人っ子一人いない。

 歩き出して2kmほどで、

古い舗装道路と交差する。

これは道民の森「牧場南地区」と、

「神居尻地区」を結ぶ自転車専用道路なのだが、

もう荒れて自転車が走れるのか、

またこの先でどんな状態になっているのかは不明だ。

 自転車専用道路をまたぐようにして、

先へと進むが、

ここから先は林道が笹に覆われて、

廃道になっている部分や、

倒木が横たわる箇所も出てくる。

林道を歩くのが困難なところは、

送電線の作業道を歩く。

またこのころになると、

作業道から遠くの景色を眺められる箇所も出てくる。

 最後はスタート地点から何基目の鉄塔だろうか?

その基部から藪に入った。

少々濃い藪ではあるが、

短い距離で、

四等三角点「土方沢」。

何度目かのピークだが、

今夏も暑い中を登ったっけなあ。

まるで展望の効かないピークに長居はせず、

すぐ復路に入った。

 登路のルートを忠実に辿り、

駐車地が近くなったころ、

林道を離れて送電線の作業道に入って下る。

笹の中の刈りわけ道を進んで行くと、

突然前が開けて伐採地に飛び出す。

私はここの風景が好きでねえ。

って、伐採地の広い風景なら、

もうどこでも好きなんだけどねえ・・・

 広い伐採地の中を歩いて、

少々戸惑ったが、

四等三角点「小袋」

そうそう、ここの標石はひどく欠けて、

斜めになっていたっけ!

なんだか急になつかしくなった。

そして広い風景を眺めながら、

いつもの簡単な昼食とした。

 駐車地に戻るとまだ11時半。

移動してもう一つ!

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2023.11.18 『望来山』(モウライヤマ・327m)  二座目は直近の山へ!

 

 週末の土曜日午前中、

「湯ノ沢」への林道歩きを、

気持ちの良い小春日和の中で終え、

直近の山へと移動した。

 「古潭越林道」入口から、

道々11号線を当別町側に戻るように走り、

間もなく現れる広い駐車帯を過ぎてすぐ、

左手に林道入口が現れるので、

ここを駐車地とした。

この林道は「南部の沢林道」か?

入口に車一台を停められるスペースがあった。

 林道入口から徒歩でスタート。

「望来山」までのも距離は短いが、

今夏ひどく暑い中を辛い思いをして登ったことが、

今ではなつかしく思い出される。

天候を心配した週末だったが、

午後になると更に青空の面積が広がった。

日が燦々と降り注ぐ中を歩いて行くと、

広い土場が現れる。

夏の間はここに林業用の重機が集められていた。

それがきれいになくなっていると言うことは、

作業を終えたのだろう。

ただ木材の集積が見られないので、

伐採作業ではなく、

作業道の造成だけで終わったようだ。

 広い土場で簡単な昼食を摂り、

先へと進んで行く。

新しく広い林道は間もなく切れ、

元の廃道林道が続く。

そして高度を上げて行く。

するともう融けかかった雪の上に、

ヒグマの足跡が現れた。

 「望来山」の三角点ピークは、

林道のすぐ脇にあるのだが、

一旦それを通り越して、

林道を奥へと進んでみることにした。

と言うのも、

林道の先に伐採地らしい風景を、

もう葉が落ちてしまった木々の間から視認したためだ。

新たな伐採地ができたのなら、

ぜひその風景を眺めたい、

と言うのが我々だ。

 廃道の荒れた林道の上には、

ヒグマの足跡が続く。

しかも1頭ではなく、

3頭ほどが藪から出たり入ったりを繰り返す。

なかなかヒグマの影が濃いところだ。

 林道はいくらも進まぬうちに、

いよいよ荒れ果てて、

雑草に覆われるようになったので、

そこで打ち切って引き返すことにした。

その地点の樹木が切れたところから、

南に「望来山」が確認できた。

そして新たな伐採地は幻に・・・

 三角点ピークのそばまで引き返し、

針葉樹林の藪に入った。

ほんの短い距離だが笹が結構うるさい。

それを泳ぐようにかき分けて、

三等三角点「望来山」

無積雪期にHiromiが訪れたのは初めてだ。

 下山は廃道林道を下った後、

登路とは別の作業道に入り、

距離を縮めた。

そして広い土場に下り、

林道入口へ。

思いがけない晴天に恵まれ、

小春日和の一日を楽しめたことに感謝して帰途に着いた。

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23023.11.18 『湯ノ沢』(264m)  小春日和の中で林道歩き

 

 晩秋から初冬へと時が流れゆく今、

仕事が繁忙期に入り、

既に土曜日は出勤となっている。

年に250日前後の休日があった、

新型コロナウィルス禍の3年間がなつかしい。

そんな繁忙期を迎えたが、

まだ11月中の18、25日の土曜日は、

有給休暇を申請した。

ほぼ自由に休みを入れられるところが、

今の職場の良いところ。

仕事がきついわけではないし、

辛いわけでもなく、

ただ居れば小遣い稼ぎになる。

 週末の土曜日は、

Hiromiと樺戸山地へと出かけた。

前週向かおうとしたところだが、

大雪に驚いて引き返した。

 当別町青山から道々11号線にのり、

石狩市厚田区方面に向かう。

すると標高が上がって行き、

当別町と石狩市の境界線を越えると、

緩やかに下りだす。

そこで間もなく現れる、

左手の「古潭越林道林道」入口を駐車地とした。

 ゲートを越えて歩き出す。

前週この辺りでは、

雪がかなり積もったであろう。

しかしそれもほとんど融けてしまっている。

残った雪の上にはヒグマの足跡が続く。

雪が積もったからわかる足跡だが、

雪がなければ全く分からない。

つまりいつでも林道上を我が物顔で歩く、

北海道における百獣の王!

 先日来この週末は雨にたたられる予報が続いていた。

それが直前の前日夜になって、

この辺りは降らない予報に変わった。

それで今年暑かった時期に、

辛さをこらえて歩いたこの林道を、

気持ちよく歩いてみたくなった。

それが今回ここに決めた理由だった。

 道々を走っているときは、

ちょうどこの辺りの上空を、

真っ黒い雲が覆い、

「雨に当たるかなあ?」、

と心配したが、

林道入口に着くころには、

次第に晴れて青空の面積が広がった。

雲が切れて太陽が顔を出すと、

気温は一気に上がる。

そして大変気持ちの良い小春日和となった。

陽射しが柔らかく、

風もないのでうっとりするほど心地よい。

 ゲートから3km近く歩くと、

分岐となり広い土場が現れる。

昨年はこの土場に切り出された木材が、

山と積み上げられていた。

それが今は全て搬出され、

広々としている。

 ここまでけっこうなアップダウンを繰り返してきた林道は、

この土場から登り一辺倒になる。

そして500mほど歩いて藪に入った。

もうピークはすぐ上で、

薄い藪を抜けて、

二等三角点「湯ノ沢」

何度目のピークだろうか?

Hiromiも一度連れて立ったピークだと思うのだが、

当のHiromiは「初めてのピーク!」

と言い張るんだわぁ・・・

また、季節がら樹木の葉が落ち、

西側の風景を望むことができた。

その中に先日歩いて目にした風車二基が見えていた。

この「湯ノ沢」はそこから、

ほぼ真東に位置していることがわかった。

遠く二基の風車を目にしたHiromiが、

「あそこもいいとこだったねえ」

とつぶやいた。

 下山は同ルートを引き返した。

そしてまた小春日和の中の、

気持ち良い林道歩きを楽しんだ。

そして駐車地に着くと、

まだ午前中!

直近のもう一座に登りましょう!

 

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2023.11.12 『伊達山』(101m)~『金沢』(126m)  子連れ熊接近遭遇

 

 先日の日曜日午前中、

「上春別」への行程で、

風車のある風景を楽しんだ後、

当別町に戻った。

そして北海道医療大学の前を通って金沢地区へ。

今この北海道医療大学が、

北広島市への移転を決めたため、

当別町が大きく揺れている。

 北海道医療大学の裏手に、

地理院地図に記された「伊達山」がある。

「山」とは言っても、

ほんの丘程度の高みだが、

今夏やはり北海道医療大学裏手の、

「ハッピーバレーGC」側から登ってみると、

きっちり笹刈りされた登山道のような小道ができており、

それがピークの先へと続いていた。

それでこれはどこかに別の登山口があるのでは?

と気になっていた。

この度はちょうどよい機会を得て、

それを検証してみることにした。

 北海道医療大学の前を通り、

舗装された農道をゆっくり走って行く。

そして山側に山道の入口はないかと探す。

すると医療大から1kmほど走った地点に、

山へと登り行く小道が見えた。

位置を地形図で確認すると、

それは「伊達山」から南東に伸びる尾根の末端だった。

間違いない、これだ。

 前日降り積もった雪が、

わずかばかり残る中をスタート。

はっきりと笹刈りされたことがわかる小道を登って行く。

倒木が二か所あったが問題ない。

きれいに手入れされた小道は歩きやすく、

間もなく私製標識のある「伊達山」に到着。

そしてそのまま先へと進み、

伐採地から一旦林道に下った。

この林道は「ハッピーバレーGC」前から北に向かって伸び、

「中小屋」(三等三角点)そばを通って「ふくろう湖」に下る。

 林道にのって歩き出すと、

前方に木材の集積箇所が現れた。

伐採した木材をきれいに積み上げて、

搬出時期を待つものだ。

出来上がった木材の回廊を行く。

この木材の集積箇所を抜けると、

すぐ左手の藪に入った。

藪は薄く短く、

二等三角点「金沢」。

コイル状のバネで、

木にくくりつけられた私製標識がある。

栗山の「天狗山」他で見かけたスタイルだ。


 林道に戻って木材の集積箇所へ。

と、ここで先を行くHiromiが、

「ヒグマの足跡だ! さっきはなかった」、

と言った。

Hiromiの言う通りでまだ付けられたばかりの足跡は、

子熊を二頭連れていた。

まずいっ!

一瞬緊張が走った。

と言うのも、

ここを通って「金沢」に立ち、

戻るまでの間が10分ほどしかなかったからだ。

子連れの母熊は出遭うと必ず襲ってくるだろう。

先へ進もうとするHiromiを制止し、

しばし待機することにした。

その間も緊張は解けない。

5分ほど様子をみて歩き出した。

すると足跡は木材の集積箇所を、

一旦抜けたところで藪中へと消えて行った。

「ホッ・・・」

雪があったため確認できた足跡で、

雪がなかったらどうなっていたことか?

うっかり近付いて事故になったかもしれない。

 林道をゴルフ場そばまで戻り、

伐採地から「伊達山」経由で、

駐車地に下った。

いい登山道じゃないの!

いったいどなたが維持管理されているものか?

誠にありがたい。

ありがとうございます。

感謝申し上げます。

 一旦帰宅し、

その後改めてHiromiといつもの「反省会」。

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2023.11.12 『上春別』(カミシュンベツ・179m)  雪の季節がやってきた!

 先週末の土曜日は出勤だったため、

日曜日だけの山行となった。

年末年始に向けての繁忙期となり、

この後クリスマスのころまで、

土曜日は全て出勤となる。

週に休みが日曜日だけ、

となるのはひじょうに辛い。

しかしそれも今年が最後と思えば、

まあ我慢しましょ!

ただ、そんな中でも今週末と来週末の土曜日は、

有給休暇を取得する。

まるっきりの土曜出勤にはお付き合いしきれない。

 日曜日は前日の初雪の後で、

林道を歩きながら雪がかぶった風景を眺めることとし、

Hiromiと当別町から青山方面に向かった。

ところが当別町弁華別で、

積雪量が急に増えだした。

除雪車がまだ出動しておらず、

道路にはわだちができている。

そのまま先へと進むと、

積雪量はまだまだ増えることになる。

タイヤもまだスタッドレスに交換していないため、

危険を避けるべく引き返した。

但し、私の車のタイヤはオールシーズン用なので、

アイスバーンにならない限り問題はない。

 引き返して当別町から石狩市厚田区望来に向かった。

そして道々527号線の、

峠付近で脇道に入った。

そばに巨大風車が建つ。

作業道の入口を駐車地として、

雪を踏みしめながらスタート。

この丘の上には風車が2基建っている。

その一方に向かって歩く。

広い大地の中に、

巨大なプロペラをもつ風車が建つ。

なんとも見事な風景だ。

ただ降り出した雪がうっとうしい。

そして歩くほどに降り方が強まり、

ただただ黙々と歩いて行く。

風車横から廃道の作業道へ。

作業道はその先で地形図にない林道に出る。

今年の初め単独でここを訪れた時は、

除雪されて林業が活動していた。

しかしその後は車両の通行も少なく、

ひっそりとしていた趣だ。

 雪景色の林道を2kmほど歩くと、

「上春別」の基部に到達。

藪に突入した。

距離は短いが、

雪をかぶった笹が結構濃い。

ようやくピークに達して、

三角点標石を探すも見つからない。

しばらく粘ったが、

やはり見つけることができずあきらめた。

今度は雪のないときに探してみよう。

 林道に戻って復路に入ると晴れてきた。

青空の下で雪をかぶったトドマツが美しい。

そしてまた風車のある風景へ。

風力発電の風車は、

自治体により景観が損なわれる、

としばしば問題になるが、

私は逆に美しいと思う。

この風車を見ていると、

「風の谷のナウシカ」を思い浮かべる。

風車のある景観については、

Hiromiも同じく「美しい」と言う。

 駐車地近くの紅葉したカラマツ前で早めの昼食とした。

簡単な昼食を摂って駐車地へ。

この直前で東側に5基の風車を目にした。

これは先月「高岡山」に登った際、

西側に見えていた新たな風車だ。

しかもその時は4基だったのだが、

今は5基が建っている。

ただ、プロペラは回っておらず、

まだ稼働していないようだ。

風力発電が先へと進んで行く。

 

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2023.10.16 『高岡山』(137m)  雨予報から逃れて

 もう一週間前の話しになるが、

16日の月曜日は、

あらかじめ休みを取っていた。

ところが天気予報は、

一日雨が降ったり止んだりと言う。

それだけでもモチベーションが全く上がらない。

そこでできるだけ近くで、

広い風景を眺められるところ、

と考えて当別町弁華別に向かった。

そして弁華別地区で「パンケチュウベシナイ川」に沿って、

西に伸びる農道に入った。

この農道は田園地帯を離れると林道となるが、

舗装されており大変走りやすい。

林道は高度を上げて行き、

150で最高標高となる。

この林道の最高標高点から先は、

「五の沢林道」として下って行き、

当別町八幡町五の沢地区で道々に至る。

 林道の最高標高辺りを駐車地としたが、

雨が降り出したので、

雨雲が去るのを待つことにした。

そこで目を閉じると寝入ってしまい、

1時間ほども眠っただろうか?

昼寝? いや朝寝??

なんか、疲れているのねえ・・・

 雨が止んだので、

南に伸びる林道に徒歩で入った。

この林道にゲートはないが、

見渡す限りの広い風景を楽しめる林道なので、

必ず徒歩で入る。

 歩き出すと辺りの木々は、

いくらか秋色に染まっていた。

短い樹林を抜けて広い世界に飛び出すと、

やはりここの風景は広々として気持ちいいね~

と、一瞬「あれっ!?」、驚いた。

西側の石狩湾方向に、

風力発電用の風車が建っているではないか!

しかも4基。

前回ここを訪れた今春にはなかったものだ。

いったいいつの間に?

この問いには後程答えてくれる人がいた。

 広い風景の中の一本道を歩いて行く。

風が強く上下雨具着用でちょうど良い気温だ。

もう帽子がとばされそうな強風なのだが、

常に見えている風車の巨大プロペラは、

回らずに止まったままだ。

変だなあ、

と思いつつ歩いて行くと、

今度は前方に直立するアンテナが現れた。

これも前回まではなかったものだ。

いやあ、不思議な体験ができる日だねえ!

そしてこのアンテナの件も、

この後で明らかになる。

 林道は3kmほど歩いた地点で、

藪に飲まれて終息する。

しかし西側に小規模送電線の作業道が続くので、

これを利用して草原の中を進む。

そして最後は藪に入って、

三等三角点「高岡山」

標高は低いがとにかく広い世界が広がる。

 復路に入り、

藪から作業道、林道に戻ると、

前方からオレンジ色の作業着を着た人物がやってきたので、

すれ違う時に少々話しをした。

するとその若い人物は、

今夏建立した垂直のアンテナの、

保守点検でやってきたそうで、

アンテナの高さは60mもあるそうだ。

また、この人物に例の風車のことを尋ねてみた。

するとこちらも今年8月に建設されたそうで、

プロペラが強風にもかかわらず回っていないのは、

まだ稼働していないためだと理解した。

この人物との出会いで全てが納得でき、

すっきりしてまた広い風景の中の、

一本道を歩いて引き返した。

そして駐車地へ。

はじめは雨に降られてどうなることかと心配したが、

終わってみれば雨に当たることなく、

まずまずの山行となったことに感謝!

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2023.10.9『東阿蘇岩』(ヒガシアソイワ・217m)  100%藪の山へ

 先日の三連休最終日の月曜は、

コロナ感染と前二日間の山行で衰弱した体をいたわりつつ、

朝はゆっくりと休み、

遅い時間にHiromiと出かけた。

向かったのは当別町青山地区。

当別川に架かる「青山橋」手前の小道に入る。

すると間もなく行き止まりとなるので、

その辺りを駐車地とした。

そこにはかつて人家があり、

農業を営んでいたと思われる。

しかし離農して久しく、

その人家は年々雪に押しつぶされて行き、

とうとう完全に倒壊してしまった。

 「東阿蘇岩」とは、

航空自衛隊のレーダー基地がある、

「阿蘇岩山」(一等三角点・418m)の東隣りに位置する山。

「阿蘇岩山」と比較すると、

ずいぶん小さいが、

それなりの存在感はある。

逆に418mの「阿蘇岩山」が、

やけに大きく感じられる。

 もう昼近くになった頃、

咳止めの錠剤を服用して、

なんだかぼんやりした頭を抱え、

とりあえずスタートした。

そしていきなり倒壊した家屋の上を行く。

釘を踏まぬかと注意しながら歩くが、

足もとが不安定で怖い。

それを乗り越えると藪突入だ。

最初は太いイタドリの中を行き、

一旦トドマツの林に抜ける。

しかし長くは続かず、

適当な尾根に取り付いた。

そこそこの笹をかき分けて登ると、

古い林道跡に出る。

これは地形図上に破線で記されているものの、

もうほとんど笹に埋もれて消失してしまった。

ただ、この林道跡をたどって行くと、

よりピークに近付くのだが、

どうにも笹に埋もれた先が見通せない。

そこで意を決して、

その場から藪尾根を行くことにした。

するとこれが結構な藪漕ぎで、

これまでに3度登っているこの山のルートで、

最も辛い行程となってしまった。

藪に入ると後ろに下がるHiromiの姿が、

ほとんど笹に埋もれて見えない。

たまに頭が見えると、

その姿を写真に収めた。

 尾根筋をたどってピークを目指すが、

そんなきれいごとは言っておられず、

少しでも笹が薄い部分を狙って登る。

そして山ブドウのツルが現れると、

腰に付けたハサミを出して切断する。

そんな四苦八苦を重ね、

ようやくピークに続く主尾根に上がって、

「ホッ・・・」。

この尾根に上がると、

笹が急に薄くなって、

歩きやすくなった。

木の間越しに左前方の「阿蘇岩山」を眺め、

四等三角点「東阿蘇岩」

短い距離だったが、

もがき苦しんで疲れたぁ・・・

しかしHiromiは、

「面白かった」と言う。

 下山はルートを変えた。

主尾根をたどって南下し、

消失した林道に当てることにした。

そしてそれは正解で、

林道跡に下ると、

うっすらと笹の下に踏み跡が残っていた。

これをたどって歩くと、

笹薮を歩くよりはるかに楽だった。

  最後はトドマツの林に下ったが、

このとき笹の中でサングラスを落としたことを、

駐車地に戻って気付いた。

探しても見つかりはしないだろうと、

即あきらめた。

この後一旦帰宅して、

夕方久しぶりに「反省会」とした。

 

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2023.9.30 『戸礼府』(トレップ・158m)  家でじっとしてはいられね~

 新型コロナウィルス感染を受けて、

発熱したのは先週の水曜日一日だけだった。

木曜の朝には平熱に戻り、

それ以降発熱することはなかった。

しかし発熱後だか感染後だか、

5日間は自宅待機と言われているので、

木~金曜日とおとなしくしていた。

木曜日に女房が発熱したので、

それ以降はほとんど寝て暮らす女房。

私のように自然の中に身を置くことが多い人間は、

ただ家にいると言うことが苦痛で、

逆に具合が悪くなってしまう。

そこで土曜日は山へと出かけた。

「5日間待機」と言う意味は、

人に感染する可能性のことを言っているのだろうが、

誰にも会わなきゃいいわけで、

私が入る山は常に無人だ。

 精神的にも肉体的にも、

どっぷりと病気に染まってしまった感の中で、

広い風景が見たくなった。

そこで当別町の「ふくろう湖」へと向かった。

「ふくろう湖」の北西に、

三等三角点をもつピークがあるので、

久しぶりにこれを目指すこととし、

ついでに「ふくろう湖」の風景を眺めることにした。

病み上がり故、

「登る」というより、

「歩く」ことを重視した選定でもある。

 

 当別町から道々を浜益方向に走り、

青山地区で「当別川」に架かる、

「開運橋」を渡ったところで、

左手の林道に入った。

これは「ふくろう湖」の湖岸に沿って伸びる林道で、

「望郷橋」まで続いている。

林道にゲートはないが、

歩くことを重視して、

林道に入ったところを駐車地として、

徒歩でスタートした。

熱は下がったものの、

咳が結構残っていた。

しかし人に会うことのない林道を、

思いっきり咳を吐き出しながら歩いた。

 2kmほど歩くと、

右手に「長谷川の沢林道」が現れるので、

これに入った。

すぐにゲートだが、

開放されていた。

ただ、この林道は雨裂やら雑草やらで、

車の走行は無理だろう。

こんな林道を開放するのは、

逆に危険ではなかろうか?

 草にまみれた「長谷川の沢林道」を、

1kmほど歩くと、

上空を走る送電線が見えてくる。

この送電線の下をくぐった地点で藪に入った。

はじめはトドマツ林の中で薄い藪だが、

すぐに現れるピークは深い笹の中だ。

そしてその中へ。

笹をかき分けてもがく。

三角点標石を探すが見つからない。

2年前にここを訪れた時は、

しっかり標石を確認している。

しかしこの日は「絶対に見つけるぞ」、

という気概も執念も根性もなく・・・

じきにあきらめて濃い藪から逃れた。

またいつか訪れて、

しっかり笹刈りをしてやろう。

 「長谷川の沢林道」に戻り、

「ふくろう湖」へと引き返した。

そして湖岸に下った。

すると広く美しい湖の風景が広がる。

やはりこの日はここを訪れてよかったと思う。

美しい風景を堪能して、

また湖岸林道に戻り、

秋の気配がプンプン漂う中を、

すがすがしい気分で歩いて駐車地へ。

やはり山歩きはいいね~

ただ、やはり疲れた。

帰宅してしばらく昼寝をした。

 

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2023.9.18 『中小屋』(ナカゴヤ・309m)  いまだ体調整わず・・・

 

 連休3日目の朝起きると、

ボ~ッとした頭はほぼ回復していたが、

ムカムカ感がまだ少し残っていた。

しつこい!

この前夜はいつもの酒を、

いつもの量飲んでみた。

はじめはちょっとまずく、

「飲めないかな?」とも思ったが、

そこは大好物の酒!

飲むほどにいつもの味となり、

いい夜を過ごせた。

 3日目は起きると雨がひどかった。

しかし7時を過ぎると一旦上がったので、

8時過ぎに家を出た。

雨は上がったものの、

一時的な感じで、

空を見上げると、

またいつ降り出すかわからない。

だったら「中小屋」しかない、

と当別町に向かった。

 当別町中小屋の「中小屋墓地」に着いて、

車外に出て驚いた。

なんという暑さ!

気温は28℃程度なのだが、

異常な湿気を感じる。

もう9月の中旬だぜ!

北海道よ、

どうしてこんなことになってしまった!?

失敗、短パンを用意するべきだった。

 暑さをこらえながらスタート。

NTTの管理道路を行く。

そしてすぐに気付いた。

道路がきれいになっている。

この季節はいつも雑草がはびこり、

路面も不純物でよく滑る。

それがこの日はきれいな路面に、

道路の端は草刈りされていた。

この管理道路で、

草刈りの跡を目にしたのは初めてだ。

いつも背丈の倍はありそうなイタドリも、

全部刈られた後だった。

驚いたねえ!

やればできるんでしょ!!

 

 250で分岐が現れるので、

これは右の林道に入る。

ここからは広い砂利道だ。

林道を進んで行くと、

背後にNTTの巨大アンテナが見えてくる。

「今日はあそこで昼食としよう」。

途中に東側がスッパリと切れて、

空知平野を一望できるところがある。

ここは私が気に入っているポイントだ。

 林道がこの辺りの最高標高に達する直前で、

右手の作業道に入った。

この辺りで伐採が終了した直後は、

歩きやすい作業道だったが、

今は雑草が生い茂って歩きにくい。

その中にトゲをもつ植物が多く、

それに触れるたび、

誰もいない山中で、

「いたっ!」、「痛いっ!!」、

と声をあげてしまう。

三等三角点「中小屋」の前まで行き、

そこを眺めて引き返した。

この朝までの雨で、

藪は大量の水を含んでいる。

体を濡らす気分ではない。

 林道を分岐まで戻り、

巨大アンテナが建つ方へと向かった。

そしてアンテナの真下で昼食。

全く食欲はなかったが、

食べなきゃいけないと、

いつものツナサンドを食べた。

しかし、重いツナサンドはなかなか入って行かない。

結局半分しか食べられなかった。

不調がまだ後を引いている。

「ツナサンドなんか食べなきゃいい」、

と思われるでしょうが、

これは連休の直前に作ってあったので、

食べないわけにはいかなかったのです。

カップ麺は汁気があるので食べやすい。

 昼食後淡々と林道から管理道路を下った。

そして駐車地まで雨に当たることはなかった。

体調の完全な回復には至らなかったが、

順調に回復はしている実感がした。

 

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