北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.10.14 『無名山』(804m)~『沖里河山』(802m) 音江連山で紅葉を楽しむ
月曜の朝、深川市の「音江連山」麓で目覚めると、
外気温は2℃だった。
先週は北大雪の標高700mほどのところで、
早朝2℃だったが、既にそんな低温が標高300mまで下りてきた。
5時に起床したものの、
もう夜明けが遅くてまだ真っ暗だ。
日が短くなっていくのは実に淋しい限りだ。
5時55分、旧「鳩の湯温泉」そばの駐車地をスタートした。
そのころになると、もう明るくなっている。
登り慣れた音江連山へいつものルートをたどる。
『音江山』登山口を入ると、
木々は黄色く色づきいい感じだ。
そしていきなり急登が始まる。
この急登は529mの「剣山」まで続き、
一気に200mの高度を稼ぐ。
傾斜がきついので地面がよく滑る。
しかしこの日は落ち葉が地面を広く覆っていたので、
それがない時よりは滑らずに済んだ。
Hiromiは相変わらず元気で、
スタスタ登って行き、すぐに見えなくなってしまう。
周りの木々の葉は高度を上げるほどに、
緑中心から黄色や赤へと変わって行く。
それは「剣山」を過ぎると益々美しくなり、
次から次へとカメラのシャッターを切る。
紅葉は「剣山」と稜線までの間が最も美しい。
ただ稜線の「音江山分岐」までがまたきつく、
「剣山」からまた200m高度を稼ぐことになる。
7時ちょうど、稜線上の「音江山分岐」。
いつもはここで振り返って稼いだ獲得標高に満足する。
そしてこの山に近い深川市の人々は、
身近に素晴らしいトレーニングコースがあって羨ましくなる。
ところがこの日はHiromiが既に、
『無名山』に続く登山道を行ってしまっていた。
フツー稜線の分岐で休むべやあ!
いつかHiromiに殺される・・・
ここの登山道を歩いていつも思うのだが、
常に草刈りがなされ、よく整備されている。
深川山岳会の方々のご尽力によるものと推察するが、
誠にありがたく、心より感謝申し上げたい。
整備された登山道歩きなものだから、
稜線に出てから草が濡れているのに、
ズボンの裾にまとわりつく草がなくて濡らさないで済む。
アップダウンが続く登山道を進んで行くが、
空は快晴、空気は凛として張り詰めて、
とにかく気持ちが良くて快適だ。
7時30分、『無名山』。
名がないことをこのように誇る山が他にあろうか?
頂上は360度視界を遮るものがないので、
すこぶる展望がいい。
表大雪や十勝連峰、それに天塩山地まで見えている。
その方角には前日登った『常磐山』も近くに見えている。
そして次に目指す『沖里河山』が目の前にある。
この後『沖里河山』までは小さなアップダウンを繰り返だけで、
大変楽な行程となる。
8時ちょうど、『沖里河山』。
こちらも展望がよく、頂上は展望台となっている。
無料の望遠鏡が備え付けられている。
この望遠鏡はその昔有料だったことを思い出し、
改めて本体を見てみて驚いた。
今は塞がれているが、10円の投入口の名残があった。
望遠鏡を覗くのにたった10円!?
いったいいつの頃のことだったのか・・・
『沖里河山』からはイルムケップスカイラインを下る。
名前はかっこいいが、ただの林道だ。
この林道、前回訪れたときには通行止めのバリケードが設置されていたが、
今回は解除になっていた。
また、この林道の下りで見る紅葉が素晴らしい。
木々の葉だけではなく下草も色を染め、
まるで絵の具を流したよう。
そんな美しい風景の中を楽しく歩き、
9時10分、駐車地。
これで歩行距離がちょうど10km。
何度歩いてもいいルートだわあ。
Hiromiと二人、満たされた気持ちで帰途に着き、
帰宅が早かったので、いつもの「サイゼリヤ」も早い時間にGO!
※この日歩いたルートは、
10月19日(9~13時)にトレランの大会が行われると、
案内板が立てられていました。
2019.10.13 『常磐山』(593m) NTT管理道路を登る
日曜の朝、私が住む江別市では雨が降ることもなく、
台風の影響がないいつもの朝がきた。
しかし、テレビのニュースでは関東、中部地方の大災害を伝えている。
北海道はこれから風雨が強まると言うものの、
台風のコースが若干南に傾いたので、
北に向かえば心配ないと、
8時近くに家を出てHiromi を迎えに行った。
そして深川市納内へ。
空知平野の北の端に、
もうずいぶん昔から気になっている山があった。
緩やかな隆起の頂上部にアンテナが建っている。
それを最近地形図で調べてみると、
『常磐山』とあり、車道があるようだった。
台風一過で落ち着かないなか、
そんな山に登ってみることにした。
目指す山に向かう林道の入口付近には、
大変ありがたい駐車スペースがあった。
そこで車中泊したいくらい気持ちのよいロケーション。
10時45分、駐車地をスタート。
そしてすぐにエゾシカやヒグマの食害防止用の電気柵で遮られる。
しかし、それは端っこの絶縁体を握って一旦ケーブルを外して侵入する。
舗装された道路を歩いて行くと、
10分ほどで立派なゲートが現れた。
そこで理解した。
ここもNTT の管理道路なのだと。
ところが字が違うことに気付いた。
地形図でこの山は「常磐山」と記されているのに、
実際そこに行ってみると、
橋の名前もNTTの看板に表記された文字も、
全て「常盤」となっていた。
う~ん・・・?
それからは歩く道路の雰囲気が、
過去に歩いた同じくNTT 管理道路の、
『紋別岳』や『上真谷地』、
あるいは『落合岳』などとよく似た場面が次々に現れた。
そして高度を上げるほどに、
辺りの広葉樹がその葉の色を濃く染めていく。
そんな美しい風景が広がっていくのに、
Hiromi はこの日も変わらず猪突猛進・・・
いったい何がHiromiを急がせるのか?
ただ、私も夏場の不調を脱したようなので追撃し、
離れずシャッターチャンスを逃さない。
登るほどに木の間越しに見える風景が新鮮だ。
管理道路はNTTの巨大アンテナを目の前にして行き止まりとなった。
そしてその奧にこんもりとした塊が見え、
どうやらそこが最高標高点と思われるので、
多少の草木をかきわけて三角点を見つけた。
11時55分、『常磐山』。
辺りは樹木が覆っているため、
木の間越しにしか展望は効かないが、
初登の山に満足し、用意してきたバームクーヘンをかざす。
いやいや、すっかり「シケ」のトレードマークにはまってしまったぜ!
ラーメンタイムをとって下山。
多少荒れてはいるが、
舗装された道路の下りは楽だぁ。
淡々と下って、
13時35分、駐車地。
う~ん、おもしろかった。
今度は木々の葉が全て落ちた11月に登ってみたい。
木の間越しの風景が楽しめるだろう。
まだ時間が早かったので、
気持ちの良い駐車地でゆっくり昼寝。
15時過ぎに起きて、深川市音江の「まあぶの湯」に行って汗を流した。
入館の際料金を尋ねると「500円ですが、
65歳以上の方は400円です」と言う。
それで支払った500円から100円を返してくれた。
歳取るのも悪いことばかりじゃねえもんだあ~
2019.8.24 『神威岳』(かもいだけ・467m) 懐かしき山を訪ねる
週末金~土曜日の雨模様が、
4週連続だと昨日ラジオで、
ある気象予報士が言っていたら。
であればと、行ってみたかった山に向かった。
土曜日の朝Hiromi を迎えに行き、
国道12号線を砂川市から歌志内市に向かう。
そして旧「かもいだけスキー場」へ。
私はこの歌志内市に近い滝川市の出身で、
昔このスキー場には何度も足を運んで、
スキーを楽しんだものだ。
それは友人たちとであったり、
結婚して家族とだったり。
その「かもいだけスキー場」が、
今年の2月に閉鎖が決まったことを新聞紙上で知った。
すると懐かしい思いが込み上げ、
自分の足で登ってみたいと思うようになった。
ただ滑走斜面が短いので、
わざわざ出かける機会がなく、
この度の天候不順を利用することにした。
「かもいだけスキー場」に到着してみて驚いた。
周辺の風景が記憶とはまるで違う。
ずいぶん拓けた。
そしてスキー場のセンターハウスの隣には、
立派な温泉施設が建っていた。
「かもいだけ温泉」と看板が付けられていたが、
残念なことにこの施設も閉鎖されていた。
スキー場を訪れた客を当て込んでの施設だったのだろう。
8時45分、スキー場のセンターハウス駐車場をスタート。
スキー場最下部はパークゴルフ場になっている。
それを過ぎると中央に細い作業道が現れたので、
しばらくはそれを利用したが、やがて雑草にうもれてしまった。
あとは草地の中の歩きやすいところを選んで登る。
スキー場が閉鎖になって初めての夏なので、
まだ草がうるさくない。
生い茂った雑草を漕いで登るつもりだったので、
レインスーツを着用でスタートしたが、
必要ないのでまもなく上を脱いで涼を求めた。
背後の風景はやがて辺りを覆うガスに飲み込まれた。
ゆっくり登って9時20分、『神威岳』。
頂上にはNHKの中継アンテナが立っていた。
濃いガスで何も見えないので、草々に下山を開始。
ほぼ同じところを下って、
9時50分、駐車地。
駐車地に下り着くと同時に雨が降りだした。
その中を移動して隣町の赤平市へ。
そして今度はやはり昔懐かしい「赤平スキー場」に登るつもりだったのだが、
こちらはスキー場が閉鎖されてから30年は経過していると思われ、
スキー場の下部に向かう道さえ通行不能となっていた。
ただ、車で上がれないなら歩いて行けばよいわけだが、
折り悪く雨の降り方が強まり、
もうこの日の山はそこで打ち切ることにした。
そして赤平市の隣町の滝川市に移動して、我が家の墓をチェック。
昨年いたずらされ、一部が壊されたので気になった。
結果は問題なし。
このあと滝川市で昼食をとり、
私の古き良き友を訪ねた。
そして久しぶりの会話に花が咲いた。
もうお互いに孫の話しが多くなった。
そんな会話のそばには、おとなしく猫をかぶり続けるHiromiがいた。
2019.8.15 『868m峰』(ルスツ高原) 盆休山旅⑥ー⑤
15日(木)の朝は暑くて目覚めた。
ルスツリゾートのスキー場麓だが、
なかなか快適に寝られ、
目覚めたのが7時半だった。
しかし車中泊も5泊を終えると、
快適だと思っても知らず知らず疲労が蓄積している。
スキー場の麓から『貫気別山』(994m)に登るつもりだったが、
突発的に思いついて登るので、
手がかりがスキー場の斜面しかない。
しかしこのスキー場は最下部で草刈りが始まったばかりで、
少し高度を上げると背の高い雑草に覆われていることが伺い知れる。
そこで今回はスキー場滑走斜面の作業道から、
『貫気別山』西隣りの『868m峰』まで登ってみることにした。
とにかく暑い上、午後からはこの地も雨が降り出す予報だ。
8時25分、スキー場麓をスタート。
すぐ作業道にのるが、この作業道はかなり荒れていた。
歩き出してすぐ、背後に『橇負山』(そりおいやま・715m)から、
『尻別岳』(1,107m)への山並みが広がる。
そしてその手前にはルスツリゾート遊園地が古くから営業を続けている。
そんな風景を目にしながら、
ふと夕張のことを思い出した。
ルスツにはルスツスキー場と遊園地があり、
通年で観光客を呼び込んでいる。
かつては夕張にも「石炭の歴史村遊園地」があり、
「マウントレースイスキー場」が古くから営業していた。
ところが遊園地は30年も前に廃園となり、
スキー場も経営が困難で、
幾度か本州資本に譲渡されてきた。
そして現在は中国資本に譲渡されている。
同じようなことをしているのに、
何故集客力が違うのか?
そんなことを考えながら歩き、
頭や顔からは吹き出した汗が滴り落ちる。
一旦『868m峰』から北に伸びる斜面にのりかえると、
東隣に『貫気別山』へ続く斜面が見えた。
そこでルートが確認できた。
次回はここから一旦下って斜面をのりかえて『貫気別山』を目指そう。
『868m峰』に続く斜面で汗をかきかき登り、
9時25分、『868m峰』。
但し、実際のピークは更に一段上の藪の中にある。
リフトの終点で珍しくまったりとした時を過ごした。
その場ではさわやかな風が吹き付けてきて、
何とも言えない気持ちよさに包まれたからだ。
その後同一ルートを下って、
10時45分、駐車地。
この後途中で昼食を摂りその夜から翌日までの天候をチェックすると、
もう台風の影響を受けて広い範囲で雨予報。
但し、念の為にチェックした夕張市が曇り予報で通したため、
迷うことなく夕張へGO!
夕張に向かう途中の美笛峠から雨模様となり、
その夜の食事を調達した千歳市も雨の中にあった。
そして雨から逃れられたのは、
もう南夕張に入ってからのことだった。
「レースイの湯」で汗を流して車中泊地へ。
夕張はやはり落ち着く。
ただ、この夜もまた外気温が24℃から下がらず・・・
2019.6.30 『イルムケップ山』(864m) 思いがけない一座へ!
土曜の午後赤平に移動して「エルムの湯」で汗を流した。
そして赤平市百戸から林道に入るのだが、雨が降り出した。
強くはないが止むことはなかった。
北の深川市と南の赤平市の間には、
独自の山塊が形成されている。
その最高峰が『イルムケップ山』である。
標高こそ低山の域を出ないが、
特徴のあるその姿は遠く札幌方面からも確認することができる。
この山には積雪期にスキーやスノーシューで登ってきた。
しかし無積雪期には登ったことがなかった。
と言うのも、この頂上に立つためには、
深川市の音江連山、『無名山』の頂上より続く登山道を利用しなければならず、
いつ見てもすっぽりと笹が覆っているので、
とても足を踏み入れる気にはなれなかった。
ところが土曜の『神居尻山』登山道を歩いていてふと思い出した。
赤平側にも登山道があるじゃないか!
そのことが長い間頭から消えていた。
私は昭和52年、大学を卒業と同時に「札幌トヨタ自動車㈱」に入社し、
新車課のセールスとして滝川支店に配属された。
そこで2年間赤平市を担当したことがあった。
そのときに周辺の林道を車で走り回り、
『イルムケップ山』の登山口までも行ったことがあったのだ。
当時はまだ林道ゲートが普及しておらず、
どこでも好きに走り回ることができた。
もう40年も前の話しだ。
登山口の約5km手前に鎖のゲートがあり、
「進入禁止」と書かれていた。
しかしその鎖は地面に落ち、出入りが自由な状態だ。
だがそれ以上奥に入ってしまうと、
歩行距離があまりにも短くなってしまうので、
ゲート近くで車中泊し、
翌日はゲートから徒歩でスタートすることにした。
日曜の朝6時55分、地面に落ちた鎖のゲートをスタート。
空はどういうわけか青空だ。
前夜に二人で話していた、
翌朝になっても雨が降り続いていたなら、
馬追丘陵に戻ってトレーニングするべと。
天気予報も雨だと言っていたものだ。
相変わらず精度の低い予報だが、
晴れたのはラッキーだった。
明るい林道を快適に歩いていく。
車が来る気配は全くない。
30分ほど歩くと伐採されたところに出た。
広く伐採されたあとに苗木が植林されていた。
広いところ大好きの私はこの伐採された風景が好きだ。
そして濃い緑が美しい!
伐採箇所はその先にもあり、
思いがけず素晴らしい風景を目にできた。
もしこの風景がなければ、
ただただ見通しのきかない樹林帯を黙々と歩くだけだった。
8時05分、CO.802で登山口に着いた。
ここで林道を離れるのだが、
正直なところ廃道では、と心配していた。
ところが笹刈りされ、登山道としてきっちり維持されている。
平坦な林道を歩いて急に斜度が増すと、
なかなかきつい登行だ。
1kmちょっとをヒーヒー言いながら、
この日もHiromiの後に続く。
頂上目前で背後に空知平野の風景が広がり出す。
8時35分、『イルムケップ山』。
頂上からは北の風景だけが背の高い笹で遮られているが、
他方面は全て見渡せる。
やはり積雪期とは全く異なった風景を目にして満足!
いやあ、天気予報が外れてくれて良かったなあ!
下山は同じ林道を戻ったが、
帰宅して地形図を確認すると、
別の林道をたどることもできたようだ。
次回は別のところから登ってみよう。
下山の途中でまた伐採地を目にするが、
広く伐採された中に、ポツンポツンと立木が残されている。
それを目にして私が、
「あれは景観を考えて残したのだろうか?」
と言うとHiromi、
「(切るのが)かわいそうだったのかなあ?」
おいっ!
いいかげんにしてくれ!!
10時05分、駐車地。
思いがけなく蘇った記憶と外れた天気予報のおかげで、
大変満足のゆく山行となった。
一旦帰宅し、ゆっくり後片付けをして、
夕方いつもより早めの「サイゼリヤ」!
2019.6.15 「濃昼山道」(ごきびるさんどう) 先人が築きし苦難路を往復する
昨日の土曜日は日本海側に出かけ、
「濃昼山道」を往復した。
この「濃昼山道」の存在は随分昔から知っていたが、
沿線に目立ったピークがないことから、
自分の中では登る対象と認識していなかった。
ところが今春Hiromiが入手した道の駅のパンフレットに、
この山道が片道11kmあることを知り、
急に興味が湧き早いうちに歩いてみようと決めた。
昨日の朝6時20分、
石狩市厚田区安瀬(やそすけ)地区の山道入口をスタートした。
入口には車が10台ほど駐車できそうなスペースがあったが、
この日は我々だけの入山となった。
スタートしていきなりの急登。
50mほど上がって海を見下ろすと、
その後は傾斜が落ちて平坦な道を北上することとなった。
初めて歩く山道はワクワクするもので、
Hiromiと二人、気持ちよく歩を進める。
地形図によるとこの片道11kmは、
北上する中で東から西の海岸に伸びる広い尾根を、
乗っ越して進むことになる。
つまり大きなアップダウンを経て行くということだ。
しかし実際に歩いてみると、
大きな山を二つ越えるという表現がふさわしいと感じた。
そしてこの道は私が生まれる100年も前に出来上がっていたという事実が、
何とも信じがたい思いで歩く。
山道は登山道と違い、
その目的から上を目指すものではないため、
ゆっくりゆっくり高度を上げ下げしながら海岸線を北上する。
そんな山道が時折並行して北上する送電線と交わる。
しかもその送電線の下はきれいに草刈りがされていた。
送電線の保守管理用に草刈りされているのだろうが、
それはそれで過酷な労働を思わせる。
送電線の刈り分け道は広くて眺望が効き、
思わずそこを歩いて行きたくなる。
しかし、山道とは違って直線的に北上するため、
アップダウンがかなりきつい。
蛇行したりジグを切ったりしながら進む山道は地形図通りだったが、
同時に周囲の植生によっては、
随分ショートカットできる箇所があった。
そんな部分を目にしながら、
往路は山道にしたかって歩き、
復路でショートカット出来るところはすると決めた。
山道入口から7km歩いて、
8時40分、CO.350で「濃昼峠」。
ここがこのルート中の最高標高点となる。
周りの樹木のせいで見通しは効かないが、
少しずれると送電線が走っており、
そこは素晴らしい展望台となっていた。
「濃昼峠」からはどんどん下る。
こちらは厚田側よりはるかに傾斜がきつい。
海側が崖状地形で少々緊張しながらも、
海岸線の美しく雄大な風景を楽しむ。
そして再び樹林帯に入り、
眺望のない中を下って行くと、
ひとりの男性が登ってきた。
肩には草刈機を担いでいる。
すれ違うとき送電線下の草刈りかと尋ねてみると、
その通りで2名ペアとのこと。
しかも遠く離れた当別町から、
ひたすら送電線下の草刈りを続けてきたというから驚いた。
10日間の作業予定だそうだが、
とにかく過酷な作業であるということが想像できる。
このあと二人ペアのもうひと方とすれ違ったが、
こちらは少々年配のせいか、
同じく草刈機を担いでかなり辛そうに登っていた。
9時25分、濃昼入口。
昔車で訪れたことのある濃昼漁港だ。
滞在時間は僅かで、「さて、復路に入るぞ」と私が言うと、
「袋???」と、いつものようにボケるHiromiであった。
濃昼からの登りはやはり斜度があってきつい。
つらくておっせージジイを置いてどんどん先を行くHiromi。
そのスピードに対抗できるのはショートカットしかない。
ところどころでショートカットしてHiromiの前に出る。
そんなことを繰り返しながら淡々と歩を進め、
10時20分、再び「濃昼峠」。
その後見晴らしの良いところで昼食。
更に歩き続けて13時20分、駐車地。
帰宅後に送ってくれたHiromiのGPSデータによると、
往復21km、累積獲得標高1,041mであった。
復路で歩行距離が1km少ないのは、
何度もショートカットしたためだ。
この後車中泊を経て翌日他の山に登る予定だったが、
夜間確実に雨が降るという予報に、一旦帰宅して「サイゼリヤ」で一杯やることにした。
そして久しぶりの土曜日「サイゼリヤ」なのでToshiにも連絡。
三人で楽しい夜を過ごして満足。
2019.5.19 『無名山』(805m)~『沖里河山』(802m) 新緑の音江連山を楽しむ
日曜日の朝は深川市の「音江連山」麓で目覚めた。
もう夜明けがかなり早くなったが、
6時半まで目覚めなかった。
この朝もいい天気だぁ~
今年は本当に天候に恵まれてきた。
こりゃあ7月の蝦夷梅雨の時期には、
けっこう雨に降られるのではなかろうか・・・
7時15分、登山口をスタート。
いつものように『音江山』への登山道を登り、
「音江山分岐」から『音江山』には向かわず、
『無名山』~『沖里河山』を廻って、
「イルムケップスカイライン」を下る。
入山と同時に辺りは新緑の世界が広がる。
ついこの間まで純白の世界を歩いていたと思ったら、
もう周りは緑、緑、緑・・・
この若々しい新緑が美しい。
そんな気持ちがよく美しい新緑の世界を愛でることもなく、
猛牛は相変わらずガンガン先を行く。
汗が吹き出るって言うのによう・・・
対して私は夏のいでたちに切り替えた。
やはり暑い日は短パンで登るのが一番だ。
急登を経て7時40分、『剣山』。
ここからしばらくは平坦な尾根歩きとなる。
そしてまた急登。
また平坦地。
更に急登と繰り返し、
8時15分、「音江山分岐」。
ここまで登るとホッとする。
ここからは見通しの効く稜線歩きとなる。
そして進行方向に目指す『無名山』が見え隠れする。
暑いのだが風があって気持ちがいい。
登山道脇にはギョウジャニンニクが自生する。
今は採ることもなくなったギョウジャニンニクだが、
ジンギスカンに入れて腹いっぱい食べたいねえ・・・
アップダウンを繰り返して、
8時55分、『無名山』。
全国の「無名山」の中で、
この山ほど「無名」を強調し、
立派な山名標識が備えられている山は他にないだろう。
この辺りになると残雪が現れる。
熱い手を雪で冷やすと実に気持ちがいい。
楽しく歩いて、
9時20分、『沖里河山』。
この『沖里河山』に立つと、
この日の行程の全てが見渡せる。
登り口からの尾根を目で追い、
更に『音江山』と『無名山』の稜線を追い続ける。
自らが歩いてきた行程を、
これほどまでにはっきり視認できる山はなかなかない。
『沖里河山』から約4km下るイルムケップスカイライン。
名前はかっこいいが、実態はただの林道。
その林道にはまだ雪が残り、車では通れない部分があった。
前日増毛山地まで出かけて、
我々が歩いた林道には何も雪が残っていなかったのに、
ここにきて残雪って、なんかおかしくねぇ~!?
10時30分、登山口。
この音江の山には私が知る主が二人いる。
ひとりは「P」、そしてもうひとりは「Shike」だ。
この二人はここでトレーニングに励む。
トレーニングには素晴らしい山域だ。
ここで鍛える二人の強さがよくわかる。
二人のどちらかに会えないかと期待していたが、
この日は二人とも現れなかった。
そんな「音江連山」も、この私にはだんだんきつくなってきた。
そしてこの日も締めくくりはもちろん「サイゼリヤ」!
2018.9.9 『無名山』(805m)~『沖里河山』(802m) ここも誰もいない・・・
昨日(日曜)の朝、深川市の豊泉で6時起床。
前夜は22時過ぎに就寝したので、7時間半は寝ている。
なのにひどく眠く、起き上がるのが辛かった。
Hiromiなんかシュラフを頭までかぶり、
なかなか起きようとはしなかった。
やはり疲れているんだなあ、仕事で、災害で。
6時50分、「音江連山」豊泉登山口をスタート。
もう回を重ねて登ってきた周遊ルートだが、
気に入った山には何度登ってもいい。
直近では7月にMikaを交えて登った。
暑かったっけなあ。
この朝は気温が低く、15℃程度。
半袖短パンでは少々寒いくらいだが、
登り始めるとすぐに暑くなる。
このルートはスタートしてすぐ急登となり、

それが「剣山」まで続く。
急登に入って間もなくHiromiもズボンの下部を取って、
半ズボン姿となる。
辺りは緑が濃くて美しい。
延々と続くいきなりの急登なので、
ゆっくりゆっくり登って身体を慣らす。
そして7時15分、「剣山」。
そこからはしばらく平坦な尾根歩きとなるが、
また急登がやって来る。
そしてまた平坦、急登を繰り返し、
7時50分、『音江山』分岐。
ここまでも、その後も一貫して言えることなのだが、
登山道がよく整備されていて、
大変気持ちよく歩ける。
幅広に草が刈り払われ、
朝露を帯びた下草に足を濡らされることがない。
地元山岳会の方々による手入れであろうか?
誠にありがたく、心よりお礼を申し上げたい。
『音江山』分岐から『無名山』を目指して、
アップダウンが激しい稜線歩きだ。
この稜線歩きがまたいい。
前方に『無名山』、『沖里河山』が見え隠れし、
後方には時折広々とした空知平野が見える。
まだ雪が豊富な春先にここを歩くのがまた格別だ。
また、この山域は落葉樹が広い面積を占めているため、
倒木がほとんど見られない。
もう少し南の針葉樹林帯では、
やはり激しい倒木の嵐なんだろうと推察する。
8時25分、『無名山』。
これまでに何度となく言ってきたが、
「無名」であることを、これほど強調する山を他に知らない。
どうしても記念撮影したくなる場面だ。
そして給水し、『沖里河山』へ。
『無名山』と『沖里河山』の標高は、
わずか3mしか違わない。
従ってその間の高低差が小さく、
美しい登山道をルンルンと歩いて、
8時45分、『沖里河山』。
朝食には遅いが、昼食には早すぎるるラーメンタイムを取って、
下山は「イルムケップスカイライン」を下る。
聞こえは素晴らしいが、ただの林道。
それも真ん中に草が生えた、全然車が走らない林道だ。
車が全く走らない、だからここを歩く気がする。
ずいぶんこを歩いたが、車に出会ったのは一回だけと記憶している。
ああ、ずいぶん歩いたと言っても、
「音江連山」の主である地元のPや、
シケの足元にも及ばないことは言うまでもないが。
ひじょーに楽に、楽しく下って、
10時15分、駐車地。
後片付けを済ませ、月形へ向かった。
月形温泉で汗を流し、カーラジオから流れるNHK「のど自慢」を聴きながら走って帰宅。
帰途を急いだのだが、それには理由があった。
我が家に置いて出かけたHiromiの車の燃料を入れなければならなかった
燃料ゲージで三分の一しか残っておらず、
何としても入れなければならない。
例の車列をを覚悟しなければならないため急いだ。
Hiromiは毎日通勤に往復60kmを走る。
しかし、我が家に戻って「とりあえず燃料入れてくるからあ」と出かけていったHiromiは、
意外にも早く戻ってきた。
並ぶことなくすぐに給油できたそうだ。
但し、20ℓしか入れてもらえなかったとのこと。
こん状態がいつまで続くのか・・・
山から帰ると「サイゼリヤ」で、
仕上げの「乾杯」をすることがパターン化した今日この頃だが、
念の為に営業状況を問い合わせると、
日~月と休業し、火曜日から再開するとのこと。
しょうがないので最寄りの大麻で新規開拓。
「サイゼリヤ」よりずうっと高級なイタリアンレストランで「かんぱーいっ!」
その店の味、Hiromiは「おいしい」(実際にはうまいと言った)と言う。
しかし、私は以前にも女房と訪れたことがあるのだが、
どうも口に合わん。
やはり安い「サイゼリヤ」の味が、
この小市民にはお似合いなのよねぇ~
思いがけなく転がり込んできた5連休。
その全ての日に山へ足を運んだ。
「時間があれば登る。チャンスがあれば登る。
とにかく登る、登る、登る」を念頭に実践して来た私だ。
悔い無き人生を送るために、災害だろうと登り続け、
今後も私なりの生き方を貫くつもりだ。
2018.7.29 『無名山』(805m)~『沖里河山』(802m) 久しぶりに音江連山を歩く
待望の盆休みまであと二週間!
この二週間がまた忙しく長い。
先週末は日曜しか休みがないこの身に、
日曜日だけ雨を降らせる予報。
「この俺がいったい何をした~っ!?」と思っていたら・・・
今回は4ヶ月ぶりにMikaが参加。
HiromiもMikaの参加を心待ちにしていた。
日曜日の早朝、二人を乗せて出発した時点では、
札幌市内方向を除く全ての方角が低いガスの中で、
どうにも心を揺さぶられる。
このブログで何度も言ってきたが、
雨やガスで何も見えないならどこに登っても同じ、
と言う基本的な考え方が私の中にある。
従って、そんなときは遠出することなく、
札幌市内の山か、馬追丘陵で過ごすのがいい。
無駄に燃料、労力を使う必要はない。
しかしこの朝は晴れる予感があったので車を走らせた。
気温が高くなる予報だったので、
低いガスは気温の上昇とともに消えて行く。
そして予想は的中。
久しぶりに目指す深川市の音江連山は、
滝川市を過ぎるあたりからガスが晴れ始め、
深川市豊泉の登山口に着く頃には快晴!
エアコンが効いた車から降りると暑い!
8時10分、豊泉の『音江山』登山口をスタート。
黙っていても暑い中のスタートだ。
スタートして間もなくの急登ではすぐに汗が吹き出す。
そしていくらも登らないうちに、
先頭を登るHiromiが「ひゃ~っ!」と叫んでのけぞった。
そのあとに続くMikaも体を翻す。
何事が起こったかと思ったら、蛇が現れたものだ。
もうかれこれ3,300回ほども山登りを続けてきた私だが、
登山道で蛇に遭遇したのはほんの数回だ。
それくらい希にしか現れないのだが・・・
先頭を行くHiromiはその体質からジャバジャバ汗をかく。
この「ジャバジャバ」という表現を、
みなさんは「おおげさ」と受け取るだろうが、決してその表現に誤りはない。
Hiromiの後を進むMikaも今回はそれを確認した。
そしてMikaはと言うと、あまり汗をかかないようで、
着用している衣服が濡れ色に染まることはない。
私も滴る汗をタオルで拭いながら、二人の後をやっとの思いで着いて行き、
9時10分、『音江山』分岐。

ここからは視界が開けるものの、
樹林帯を抜けるため直射日光が突き刺してくる。

暑くてきつくて二人に着いていくのがやっとの私。
その途中で先を進む二人がまた蛇に遭遇。
しかし沈着冷静な二人は感心感心・・・
二度も蛇に遭遇するということは、それだけ気温が高いということの表れだ。
二人から少々遅れて、
9時40分、『無名山』。
「無名」であることを、この山ほど強調しているピークを他に見ない。
そしてこの後は小さなアップダウンの登山道を楽しく歩いて、
10時10分、『沖里河山』。
ここで早めの昼食だが、
いつものようカップ麺を用意するHiromiと手製握り飯を頬張るMikaに対し、
私はなぁんにもいらない。
それまで口にしてきたスポーツドリンクの甘さで腹が満たされていた。
体力が減退するということは、
暑さに対する抵抗力も衰退するという現実を認識。
情けねえ~
そんな風情の中でぼんやりしていると、
我々と同コースを登り詰めてきたと思われる男性が現れた。

しかしこの男性、何度も会った記憶がある。
そんな目で見ているとその男性が、「お久しぶりです」。
だべえ~ 「Pだと思ったぜえ」。

ここでこの男を単に「P」としか表現できないのが心苦しい。
この「P」なる人物は、私よりも18歳も年下の46歳。
今回で偶然山中で出会ったのが8回目になるだろうか?
体力に任せてガンガン登るやつなんだが、
昨春突然音沙汰がなくなった。
心配していたところの今回の出会い。
なんでも足の怪我から始まって、
その後病気も患ったそうだ。
結局昨シーズンは死んでいた(本人の表現)とのこと。
Hiromiも「P」との再会を喜んだ。
「P」の独壇場とも言える『沖里河山』頂上で話しを聞いていると、
日が暮れてしまいそうなので、
適当に打ち切って別れた。
我々はそこからイルムケップスカイライン(林道、4.6km)を下り、
「P」は登ってきたルートをトレーニングとして戻っていった。
長い林道を女性二人がぺちゃくちゃおしゃべりしながら下り、
11時55分、駐車地。
暑かった~
最寄りの「まあぶの湯」で汗を流した。
その時点での気温がMikaのスマホによると33℃。
ひぇ~っ!
※後で気付いてみると、Hiromiは顔だけを隠し、 Mikaは顔だけを出し・・・
なんじゃこりゃ~っ!
2018.6.3 『積丹岳』(1,255m) ルートファィンディングが難しい
土曜の午後古平で入浴し、
積丹町婦美地区の『積丹岳』登山口に向かった。
この山にも回を重ねて登ってきたが、
この日はひょんなことに気が付いた。
道々から登山口に向かう道路の入口には、
北海道中央バスのバス停があった。
そしてそのバス停の名称が、
単に「登山口」。
なんとアバウトでおおらかなぁ・・・
登山口の少し手前にいい車中泊場所が見つかった。
いつも思う、どこにでもいい車中泊地が見つかるものだと。
ありがたく感じて、冷たい‘のどごし生’をグィーッ!
「うっ、うめーっ!!」
昨日(日曜)の朝6時、
『積丹岳』夏道登山口をスタート。
麓はすっかり雪が消え、
それを待ちわびていたタケノコ採りが何組か入山していた。
その中には笹薮に入って迷わず戻れるようにであろう、
大音響をスピーカーから交響曲を流し続けている者もいる。
我々静かな山を楽しもうとする者にとっては、誠迷惑な限りだ。
そしてこのタケノコ採りを含む山菜採りはマナーが悪い。
そりゃあ全てではないが、
けっこうゴミを捨てて行く。
ビニール袋、雨合羽、長靴、昼食のゴミ等をずいぶん目にしてきた。
そうやって自分のことしか考えない輩に、
山に入る資格はないし、決して入ってはいけない。
広い尾根につけられた登山道を黙々と歩き、
ゆっくりと高度を上げて行く。
そしてCo.900付近で登山道が残雪の下に隠れた。
ここからは難しいルートファインディングとなる。
この時期特有の現象だが、登山道が残雪に埋没したり露出したりを繰り返す。
それが全て雪ならばどこを歩いても、
方向さえ間違わなければ頂上に立てる。
しかし今は何としても夏道の登山道を見つけ出して歩かなければ、
後に露出したハイマツや強靭なクマザザに飲み込まれてしまい、
結局は頂上を踏めずに敗退となる。
この日は登山道が消えたあと、
わずかに残るピンクテープに従ったが、
その上のCo.971下部の登山道に当てる地点で少々時間を要した。
ここから尾根は南西向きからほぼ西向きに変わる。
そして日当たりのいい広い尾根の頭となるので、
当然登山道が露出しているはず。
ルートファインディングが難しい。
これは尾根のどの辺りに登山道が施設されているかを記憶している熟達者か、
登山道の軌跡を表示できるGPSを持った者でなければ、
頂上に立つことはできないであろうと確信した。
その後は若干の難しい場面もあったが、
ゆっくり確実に歩を進め、
8時30分、『積丹岳』。
そこから目にする『余別岳』~『ポンネアンチシ山』側の雪融け模様が素晴らしい!
ただ強風が吹き荒れる。
Hiromiなんか吹き飛ばされそうでフラフラしている。
そして「あっ!」と声が出たと思ったら、
頭の被り物がヒューッと飛んでいってしまった。
なんでもそれは4,000円ほどしたらしい。
そんな強風に見舞われた頂上なので、
早々に下山を開始。
途中で3組のパーティーが上がってきた。
よくルートを見つけて上がってきたものだと感心したが、
我々の手がかりは貴重だったと思う。
10時50分、登山口。
そこではまだタケノコ採りの連中が屯していたので、
すぐに車中泊した場所まで戻り、
ゆっくり片付けをして帰途に着いた。
そして帰宅後はもちろん「サイゼリヤ」で カンパーイッ!!
「サイゼリヤ」から帰ってパソコンを開くと、
我々が『両古美山』に登っていたとき、
Toshiが『積丹岳』に登っていたことを知った。
ひぇ~っ!
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