北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2017.8.14 『神居山』(799m) 《盆休山旅④ー③》
山旅3日目の朝、北大雪スキー場駐車場で目覚めるも、
辺りは前日同様すっぽりとガスの中。
空からはいつ雨が落ちてくるかわからない状況だ。
即、そこを離れる決断をした。
高速自動車道を利用して深川へ。
高速自動車道から見るカムイリンクススキー場は、緑美しく広がっていた。
そこで『神居山』(カムイリンクススキー場)に登ることにした。
深川インターで下車して、カムイリンクススキー場へ。
通常オフシーズンはスキー場へのゲートが閉じられている。
ところがこの日は両開きのゲートの片方が開いていた。
そして「第三リフト改修工事」の案内板が。
中に入ってみると、どうもいつもと様子が違う。
いつもはゲートが閉じられているので、別のところから入り込んで登っていた。
センターハウス横には車が数台駐車していた。
降りて登る準備をしようとすると、私よりちょっと年配と思われる男性が近付いてきた。
どうもそこの管理者のようなので、「山に登りたいんですが」と言ってみた。
すると「そうですか。どうぞ登って下さい」とのこと。
そして広いスキー場の登路について色々説明してくれようとしたので、
「いえ、何度も登っていますから」と、遮った。
状況から察したが、どうやら「グラススキー」なるものの営業を始めたようだ。
9時ちょうど、センターハウス横をスタート。
ここはスキー場であるから、どこでも登れる。
しかし連日の雨で、スキー斜面の草は大量の雨水を含んでいる。
登りで足を濡らしたくないので、作業道を登ることにした。
ただこの作業道がなかなか複雑だ。
過去の登行である程度は把握していたので、この日は遠回りを覚悟して未知の作業道を登ることにした。
そして作業道は、私が描いていた通りに刻まれており、やがてゴンドラ終着駅へ。
10時20分、ゴンドラ終着駅。
頂上はまだ先なので、そのまま作業道を進む。
高層アンテナ2本を過ぎて進むと、反射板が現れ、その奥に頂上がある。
10時25分、頂上基部。
頂上は濃いブッシュの中にあるのでスルー。
ゴンドラ終着駅まで戻って、今度はスキー斜面を下る。
この日は盆休みで人の姿が見られなかったが、スキーリフトのかけかえ工事の最中だった。
重機が入り、草が剥ぎ取られた地面が登山靴を泥んこにする。
300mほど下った地点のリフト降り場で早めの昼食とした。
昼食後はスキー斜面を下る。
なかなか斜度のある斜面を下っていくと、泥んこの登山靴はみるみるきれいになった。
そして斜面から見る景色は雄大で美しい。
北大雪のじめじめした山間部を抜けてきて、本当によかった。
11時45分、駐車地。
この山の頂上付近で、少々雨に降られたので、3日間の山行全てで雨に当たったことになる。
長い山歴の中でこんなことは初めてではなかろうか?
下山後、最寄りの「まあぶの湯」で汗を流し、
私の故郷滝川市に移動して諸々の行動をして『神居尻山』麓に向かって、「カンパーイッ!」。
ようやく雨のない外での夕暮れを楽しむことができた。
この日の『神居山』で、今年の山登りが100回となった。
2001年に初めて年間100回登山を達成してから毎年それを続け、これで17年連続となった。
この先どこまで続けられるかなあ・・・
20017.7.30 『無名山』(805m)~『沖里河山』(802m) 久々に音江連山へ
今日はずいぶん久しぶりにMocchanと山へ出かけた。
『ミニ山の会』のシステムとして、毎週末の山行参加について、
参加を希望するメンバーは、水曜の夜までに私まで申し出てもらうことにしている。
今週はMocchanから参加の申し出があった。
普段はほとんどがHiromiしか意思表示がないので、
二人で出かけることが極端に多い。
しかし私の仕事が相変わらず忙しいため、
Hiromiはこの週末も単独行動だ。
そしてさっぱりモチベーションが上がらない私にとって、
今回のMocchan参加はありがたかった。
Mocchanの参加がなければ、今週も札幌市内の山を登り歩くつもりだった。
今回は山登りをコツコツ始めて2年になり、
近場の山は多くを登ってしまったMocchanが、
まだ未踏の音江連山へ連れ出すことにした。
今朝早く我が家で合流して出発。
6時50分、音江連山登山口を「音江山分岐」に向かってスタートした。
間もなく登山道は雨上がりや、晩秋の湿った時なら登るのが大変な急傾斜を行く。
ただ今日はよく乾いており、大変歩きやすかった。
そして下草に着いた朝露で足を濡らすだろうとの予測を覆された。
下草や笹が広い幅で刈り取られている。
おそらく深川山岳会の方々にご尽力頂いたものだろうが、
大変ありがたく、心から感謝を申し上げたい。
そうした手入れの行き届いた登山道を快適に歩いて、
7時45分、「音江山分岐」。
ここから二度だけだが『音江山』に登ったことがある。
さっぱり見通しのきかない頂上に落胆し、その後は登る気がなくなってしまった。
そんな『音江山』をスルーして先へ進む。
時間の経過とともに気温が上がるので、なるべく涼しいうちに先へ進みたい。
稜線上に刻まれた登山道を歩くのは楽しい。
時折見え隠れする風景を楽しみながら歩いて、
8時20分、『無名山』。
そのピークに立つ表示版にはっきり『無名山』と書かれている。
「無名」であることをここまで強調する山が他にあろうか?
見事な笹でいっぱいなので、『笹が岳』とでもつけてやりたいようだ。
その後小さなアップダウンを繰り返し、
8時40分、『沖里河山』。
頂上展望台から見る空知平野は低いガスに包まれていた。
朝食とも昼食とも言えない食事を摂り、下山開始。
下山はイルムケップスカイラインとカッコイイ名が付いた車道を下る。
ただこのイルムケップスカイラインはただの林道で、
車が走ったのを見たのは一度だけだ。
そして今日は最近そこを走った車の痕跡なぞなかった。
4kmの林道を下って、
10時05分、旧「鳩の湯温泉」前駐車地。
気温はそれほど上がらず、下山路は誠に涼しい限りだった。
下山後直近の「まあぶの湯」で汗を流し、
最寄りの「深川インター」から高速自動車道を利用して帰途に着いた。
するとちょうど正午に帰宅。
さて、今日も「サイゼリヤ」だ!
2017.6.26 『徳舜瞥山』(1,309m)~『ホロホロ山』(1,322m) 濃いガスを抜けると大雲海!
三連休最終日の月曜は5時に起きると辺りは前夜同様、
スッポリと濃いガスの中。
しかしこの低く立ち込めたガスを前夜のうちから見て直感していた。
これは『徳舜瞥山』頂上が雲海の上に突き出るだろうと。
そのことはHiromiにも話していた。
そしてその予想が的中した。
5時50分、登山口をスタート。
湿気を帯びたガスがうっとうしい。
しかし気温が低く、途中で半袖になると寒くてまた長袖のシャツを着た。
また、この山の登山道はいつもドロドロ、ツルツルで、とにかく汚い。

よく滑る岩や木の根に足を取られながらも淡々と登って行く。
そんな登山道も、8合目で急斜面に刻まれたジグに入るとドロドロはなくなる。
ただ、岩や露出した木の根が相変わらずよく滑る。
そして9合目でついに一部視界が開けた。
雲海だ!
すぐ近くに『羊蹄山』が8合目から上の頭だけを雲の上に出している。
実にいい景色だ。
Hiromiと二人、しばしたたずんでそんな風景に見入る。
7時15分、『徳舜瞥山』。
誰もいない頂上からは360度、雲海を楽しめた。
純白の雲の上に頭をもたげているのは、『羊蹄山』、『芦別岳』、『夕張岳』等。
隣の『オロフレ山』は大部分を現している。
美しい雲海を楽しんだ後は『ホロホロ山』に向かう。
一旦大きく下降して高度を下げ、
多少のアップダウンを繰り返して『ホロホロ山』下部に取り付く。
あとは急登を経て頂上に立つ。
この急登から振り返る『徳舜瞥山』の山容が見事だ。
その容姿は鋭角で、ピラミダルと言うよりはそそり立つホルンといった感じだ。
この山に何度登って、また何度ここからの写真を撮ってきただろう。
誰もが何度もシャッターを切らずにはいられない、
そんな見事な容姿をもつ『徳舜瞥山』だ。
7時50分、『ホロホロ山』。
こちらの頂上は『徳舜瞥山』より狭い。
面積は広いのだが、背の低い樹木が密生している。
山容から察すると、『徳舜瞥山』の方が頂上ははるかに狭そうなんだが。
『ホロホロ山』には長居することなく『徳舜瞥山』に引き返す。
8時20分、再び『徳舜瞥山』。
ここで遅い朝食というか、早い昼食と言うか、とにかくラーメンタイムだ。
私は毎度お馴染みの「マルちゃんダブルラーメン」だが、
Hiromiは色々で、袋麺の時があればカップ麺の時もある。
そしてカップ麺は毎回違った銘柄のラーメンを持参していたのだが、
最近はカップうどんやそばが多い。
今日はそばを食べていた。
下山に入ると登りゆく3組とすれ違った。
2組は年配の男性。
そしてもう1組は中年の主婦と思われる二人。
月曜日の山行となると、人気の山もこういう自由な人々だけが登るんだなあ。
またドロドロ、ツルツルの登山道をスタコラ下って、
9時45分、登山口。
総行程3時間55分の割には内容の濃い山旅を楽しめるのがこの二山だ。
てきぱきと後片付けをし、午後から仕事が待っているHiromiなので、
途中で入浴する時間も惜しみ、ひたすら家路を急いだ。
そんな車中でHiromi、「いやあ、楽しい3日間だったなあ・・・」。
ふと口をついたこの感想が、今回の山旅の総括となった。
2017.2.11 『音江山』(795m)
この週末は曇りが中心で、天気がパッとしない予報だったので、
近いところで楽しむことにした。
曇りであれば、高度を1,000m以下に設定して登らなければ、
ガスに見舞われて何も見えずに終わってしまう可能性が大だ。
そしてそんな判断が好結果をもたらした。
昨日(土曜日)の朝、Hiromiを拾って深川に向かった。
現地でこの日日帰りのMocchanと合流することにしていた。
当初は『イルムケップ』に登ることにしていたのだが、
現地に行ってみると駐車スペースを確保できず、
直近の『音江山』に変更したものだ。
ただ、それは最終判断で、その直前新十津川町まで戻ることにした。
しかし時間がなくなることから『音江山』に登ることにまた変更。
すんなり『音江山』に変更しなかったのにはワケがある。
それは登山者と言うか、スキーヤーが多過ぎることだ。
昔から山スキーのメッカとして知られた山ではあるが、
それでもめったに人に出会うことはなかった。
それが近頃はゾロゾロやってくる。
私が実施しているのは山登りであり、スキーを楽しむことではないので、
冬山では極力人に接したくない。
そんな理由で近頃この山には足が向かなくなった。
山スキーやバックカントリーを楽しむ皆さん、
この山には足を向けない方がいいよ~っ!
登路も駐車地からガチガチのトレースが出来上がっていて、
冬山としての魅力に欠ける。
地形図を見ながら、誰も立ち入らないワイルドなフィールドに足を踏み入れなければ、
冬山、バックカントリーの醍醐味は味わえない。
まあ、悪いことばかりを連ねてしまったが、
私は一方、この山である人物に出会うことを楽しみにしていた。
それはP。
Pとは数年前この山で知り合った。
それからあちこちの山で7度ほど、偶然に出会ってきた。
そんな期待通り、我々が準備をしていると、やってきた。
シケが、Pが。
この二人は年間の多くをともに登っている。
私とHiromiのようなものだ。
そしてPはこの山にびっしり通いつめている、言わば『音江山』の主だ。
そのPは私と親子ほど歳がはなれているのだが、なかなか難しく、ちょっと変わった男。
写真を極端に嫌う。
絶対に顔が写らないように背を向けるし、
私のブログに載せる写真も、「1枚だけですよ!」と、強力に申し立てる。
まるで肖像権をもった有名人のようだ。
従って、写真は頂上で写した1枚だけを載せる。
また、山行云々については必要ないだろう。
とにかく、人がいっぱいでツマンネ!
この日も滑り降りる途中で、10名以上のツアーと思われるパーティーが登っいていった。
そんな光景を目にすると、もう冬のこの山には登る気がしなくなった。
2016.6.4 『沖里河山』(802m)
長く続いた土日を通しての好天に、とうとう終止符が打たれた。
しかし、毎週土日晴天の下での山歩きを楽しませてもらったので、致し方のないところ。
金曜の夕方、いつものようにHiromiを拾って深川へ。
土曜の予報が全道的に雨なので、低山歩きを予定。
今朝は予定通り雨模様の中で目覚めたが、二人して二度寝してゆっくり休んだ。
外で降りしきる雨は、強弱を繰り返すものの、全くやむ気配がない。
従ってモチベーションが上がらず、車中でグダグダしていた。
10時30分、『沖里河山』に通ずるイルムケップスカイライン入り口をスタート。
この「イルムケップスカイライン」だが、名前はかっこいいが、ただの林道。
通る車はほとんどない。
随分回を重ねて歩いた道だが、車に出合ったのは一度だけと記憶している。
ただ、頂上の『沖里河山』を経た逆側は、山菜シーズンになると、タケノコ採りを目的とした車が押し寄せる。
またこの山一帯には登山道が施設されている。
しかし雨の中では足元がきれいなところを歩きたいものだ。
新緑が実に美しい季節。
雨は決して降りやまないが、美しくみずみずしい中を歩くのは楽しい。
道路脇にはまっすぐで美味しそうなフキが沢山生えている。
そんな緑を楽しみながら歩いて、
11時35分、頂上着。
辺りをすっぽり包んだガスのため、下界はなんにも見えない。
おまけに頂上に着く頃雨足が強くなった。
即下山開始。
スタスタ歩いて、
12時40分、駐車地着。
久々の雨中登山だったが、新緑を楽しみながら歩き、まあ楽しい山歩きだった。
2015.5.24 『徳舜瞥山』(1,309m )~『ホロホロ山』(1,322m)

昨日の午前中、今回購入した中古のハイエースを引取りに行き、帰宅して荷物の積み替え。
これまでは古いトヨタグランビアに乗っていたのだが、V6 24バルブのガソリンエンジンは、長距離でも6.5km/ℓしか走らず、60歳を超えて収入が激減した私には到底維持できなくなった。

そこでディーゼルエンジンのハイエースに乗り替えた。
音はうるさいが、燃費と荷室空間の広さにはかえられない。

元来私は車の中に衣類を含めた登山道具を全て積みっぱなしにしてきた。
そうすると忘れ物をすることがなく、いつでも山に向かえる。

それがトレーニング登山を含め、年間200数十回の山登りを繰り返す私のやり方だ。
しかし金もないのに道楽を繰り返し、その度に快く私の活動を理解して協力してくれる我が女房には本当に頭が下がり、心から感謝している。
いつもありがとう。

車の荷物を全て積み替えた昨日の午後、Hiromiと大滝に向かった。
『徳舜瞥山』が見える牧草地で車中泊。

今朝6時スタートで『徳舜瞥山』を目指した。
登山口から既に雪は融けていたが、7合目を過ぎると雪渓が現れ、9合目付近まで雪渓を登った。
スタートして1時間20分で『徳舜瞥山』頂上着。

先行者が1名いたものの、すぐに『ホロホロ山』に向かっていった。
そしてこちらも写真を撮って『ホロホロ山』へ。
途中で先行者を追い越したため、『ホロホロ山』では我々だけの頂上となった。

この二山の人気は高く、年々登山者が増えているように思う。
そして若い山ガール、山ボーイが多いことから、札幌の山で入門登山を終えた若者達が次に目指すのがこの辺なんだろうと想像する。
そんな若者達のみならず、年配の登山者達ともずいぶんすれ違いながら下山した。

総行程3時間30分の山旅を終えて登山口の駐車場に着いて車の数を数えた。
その数27台。
到底駐車場には入りきれず、路上駐車も数台。

Hiromiと二人、早くに登って本当に良かったと思える瞬間だった。
まだ時間が早かったので、支笏湖の山にでも登って帰ろうとしたが、どうもHiromiの体調が良くない。
そんなときは無理せず早い帰宅と決め、途中での入浴もせず帰ってきた。

おかげで日ハム戦をテレビ観戦できたが、大敗。
勝ち目がなさそうな今日の試合中に眠ってしまった。

たまには昼寝もいいもんだぁ・・・
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