偽ってでも、上に行きたい
偽ってでも、オモテでいたい
偽ってでも、 偽ってでも 偽ってでも 偽ってでも!
そのうち 私たちは呆れ果て
オモテのモノ、上のモノと飾り立てたモノたちへの
根拠のない憧れから離れる
だれもかれも観ていたものを
だれも見向きもしなくなり
だれも関心を失う
上のものが下のものへ
オモテのものがウラのものへ
意識にも上らなくなる
焦点があたらなくなる
本当に必要なものはなにか
世の中で、自分たちが必要としているコトやモノは
どこにあるのか
針の穴を覗かなければ見えないところへ
影へ、
細い路地へ、
どこにも記載されていない住所へ
だれも知らせない場所へ。
だれかが「これだ」という情報は
誰かが「これだ」の方向へ誘導したい情報。
誰かが「これを」という情報は
誰かをコントロールするための情報。
誰もがそれに気付いた時に
裏のモノがオモテに
下のものがウエに
本物が 本物として
嘘ものは 嘘ものとして
認識される時代がくるのだろう。