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::: テアトル十瑠 :::

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

■ YouTube Selection (songs & music)


♪IMAGINE / JOHN LENNON

2009-05-13 | 音楽
 デヴィッド・パットナム製作、ローランド・ジョフィ監督の傑作、「キリング・フィールド (1984)」のラストで使われたジョン・レノンの名曲。

 ポルポト時代のカンボジア内線を描いたこの映画は、狂人でさえも一国を支配することが出来る、つまり、如何に異常な思想であっても、やり方によっては一般大衆の賛同を得ることが出来るという怖さも間接的に描いている。ひいては人間の愚かさも。
 反戦映画にピッタリのメッセージがこの曲を選ばせたのでしょう。
 ラストの再会シーンには何度観ても感動させられます。

 『ウィキペディア(Wikipedia)』の解説はコチラ

 今回は訳詞付きです。




♪今日までそして明日から / 吉田拓郎

2009-04-15 | 音楽
 1972年の斎藤耕一監督作品、「旅の重さ」に使われた曲で、拓郎が発表したのは前の年。「旅の重さ」では音楽の担当として、「よしだたくろう」名でクレジットされている。
 「♪結婚しようよ」、「♪旅の宿」が大ヒットしたのも72年だった。

 youtubeでは色々な年代の映像があったので、どれを紹介しようか迷ったが、まずは映画の予告編から。




 そして、比較的新しい2006年のつま恋コンサートから。アコースティックなオリジナルとはひと味違うバージョンはいかがでしょうか?




♪ルージュの伝言 / 荒井由美

2009-03-27 | 音楽
 1989年のジブリ映画、「魔女の宅急便」のオープニング・タイトルロールに流れた曲ですね。1975年、ユーミンが松任谷正隆と結婚する前、荒井由美の頃に出した曲で、当時からアメリカン・ポップスのような洒落た雰囲気の歌詞やメロディーが印象強く残ってました。

 「魔女の宅急便」で流れた時には、内容とは無関係な歌詞なので違和感があったし、今でもそれは変わらないんですが、ジジがポータブルラジオのスイッチを入れて、軽快なピアノの伴奏と共に始まり、満月の夜空をバックにキキがホーキに乗って飛んでいるシーンはやはりウキウキします。
 好きな曲です。嬉しい映画です。





♪動物と子供たちの詩 / カーペンターズ

2009-03-14 | 音楽
 「手錠のまゝの脱獄 (1958)」、「ニュールンベルグ裁判 (1961)」、「招かれざる客 (1967)」などの社会派ドラマでお馴染みの監督、スタンリー・クレイマーが1971年に作った「動物と子供たちの詩」の主題歌です。
 原題は【♪Bless the Beasts and the Children】。映画の原題も同じタイトルですね。

 1971年はカーペンターズの人気がまさに沸騰していた年で、私の好きな「♪雨の日と月曜日は(Rainy Days and Mondays)」が発表されたのもこの年でした。
 グラミー賞で最優秀ボーカル・グループ賞を受賞し日本でも大ヒットした「♪スーパースター(Superstar)」のB面に収録された曲で、作詞・作曲のバリー・デ・ヴォーゾンペリー・ボトキン・Jrはアカデミー賞の歌曲賞にノミネートされたそうです。日本のヒットチャートでは85位までしか上がらなかったとのことですが、当時、私は結構ラジオで聴いた覚えがあります。

 映画の方は観てません。双葉さんの採点で☆☆☆★★★(75点=秀作)だったので観たかったのですが、多分田舎町には来なかったように思います。残念。NHKさん、お願いしまッす!



♪Windmills of Your Mind / Noel Harrision

2009-02-15 | 音楽
 1968年のスティーヴ・マックィーン、フェイ・ダナウェイ主演の傑作映画、「華麗なる賭け」の主題歌ですね。監督はノーマン・ジュイソン。
 日本語タイトルは「♪風のささやき」。2005年に映画の紹介記事を書いた時に歌手名が思い出せなくて、文中に“help”を出して教えてもらいました。とても好きな歌です。珍しくノエル本人が唄っている動画を見つけました。
 作曲はフランスのミッシェル・ルグラン(「シェルブールの雨傘」、「おもいでの夏」)。同年のアカデミー賞で歌曲賞を受賞したそうです。

 Noel Harrision(ノエル・ハリソン)はイギリスの歌手兼俳優。名前から推察できますが、父親は1964年の「マイ・フェア・レディ」でヒギンス教授を演じてアカデミー主演男優賞を獲ったレックス・ハリソンです。
 1934年1月29日生まれ。もう70歳を越えてるんですねぇ。日本公開の出演映画は少なくて、私は観たことありません。
 フィルモグラフィーを見てて懐かしかったのが、「0022アンクルの女 (1966~1967)<TV>」。「0011ナポレオン・ソロ」のスピンオフ作品で、すぐに終わったように記憶してます。モデル体型のステファニー・パワーズが主役で、ノエルが相棒の役でしたね。




・ジョージと親戚じゃないよね? テアトル十瑠

♪Thoroughly Modern Millie(モダン・ミリー) / Julie Andrews

2008-12-23 | 音楽
 今年2月に紹介したミュージカル(「モダン・ミリー」)ですが、Tubeの動画があったので好きな歌の入ってるシーンを取り上げました。

 最初はオープニングのタイトル・ロール。流れる歌は主題歌の「♪Thoroughly Modern Millie」。勿論、ジュリー・アンドリュースの唄ですね。田舎娘のミリーが段々とお洒落に変身していく様子が楽しいシーンです。




 一つだけじゃ寂しいので、もう一つ。
 ミリーとトミー(ジェームズ・フォックス)がホテルのラウンジのダンス・パーティーで初めて会うシーン。歌は「♪The Tapioca」。
 ホテルの怪しい女性支配人がドロシー(メアリー・タイラー・ムーア)に眠り薬入りのカクテルを飲ませようとするのですが、ドロシーがなかなか飲まず、そうこうするうちに他の人のカップと入り交じっちゃって、薬を入れたカップがどれだか分からなくなってしまうというユーモラスなシーンも入っています。ジャズエイジの楽しさが一杯の、大好きなダンスシーンです。



*

 弟のエドワードより明るい雰囲気のジェームズ・フォックスは「素晴らしきヒコーキ野郎 (1965)」や「裸足のイサドラ (1968)」などに出た後、宣教師になったというニュースを覚えていますが、今回『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べると、1980年に映画界に復帰していた事を知りました。
 「インドへの道 (1984)」、「パトリオット・ゲーム (1992)」は観たんだけど、彼のことは見逃しているみたい。予定リストに入ってる「日の名残り (1993)」ではちゃんと確認しなくっちゃ。「チャーリーとチョコレート工場 (2005)」にも出ているようです。

♪Minor Swing / Django Reinhardt

2008-12-16 | 音楽
 戯れ言ブログの方でMJQの動画をアップしたら、関連でコチラも聴けました。

 1973年のルイ・マル作品、「ルシアンの青春」で使われたジャンゴ・ラインハルトの「♪Minor Swing(マイナー・スイング)」。
 いつ頃発表された曲かは知りませんが、第二次世界大戦中のフランスを舞台にした「ルシアン」ですから、実際に当時流れていた音楽なのかも知れません。

 『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、<ジャンゴ・ラインハルト(Django Reinhardt 1910年1月23日 - 1953年5月16日)は、ジャズ・ミュージシャン、ギタリスト。本名ジャン・バティスト・レナール(Jean Baptiste Reinhardt)。ベルギー・リベルシーの出身。ジプシーの伝統音楽とスウィング・ジャズを融合させたジプシー・スウィング(マヌーシュ・スウィング)の創始者として知られる。>

更に・・・

<ジプシーとして、幼少の頃からヨーロッパ各地を漂流して過ごし、そこでギターやヴァイオリンの演奏を身につけて育った。
 1924年、歌手の伴奏でバンジョーを弾く。これが初のレコーディング経験となった。その後ギタリストとして活動。
 18歳のときにキャラバンの火事を消そうとして、左指2本の動きを失う大火傷を負ったが、そのハンディを奇跡的に乗り越え、独自の奏法を確立。1934年にはフランス・ホット・クラブ五重奏団を結成。映画『ギター弾きの恋』の中でも名前がでている。後世のミュージシャンに多大な影響を与える多くの傑作を、その短い生涯の中で幾つも発表した。
 1949年、フランス・ホット・クラブ五重奏団の盟友であるステファン・グラッペリ(ヴァイオリン)と共にローマに渡り、現地のミュージシャンと共にクラブで演奏していた模様を収めた『ジャンゴロジー』は、傑作として名高い。
 1953年、フランスで亡くなる。>

 43歳で亡くなったんですな。ジプシーにはB型が多いと聞きますが、水瓶座のB型とくれば私と同じじゃないですか! なーんちゃって^^
 左指2本の動きを失う大火傷を負いながらあんな演奏が出来るなんて、ほんにあなたは天才です。

 「♪マイナー・スイング」は「ルシアン」のテーマとしてAmazonでは売ってました。なんと中古で10,800!! 手が出ねぇ。




♪月影のナポリ / ミーナ

2008-12-11 | 音楽
 映画が観れてないので、音楽記事を連発です。

 1961年のヴァレリオ・ズルリーニ監督のイタリア映画、「鞄を持った女」で終盤に使われた当時のイタリアン・ポップスです。日本でも森山加代子が唄ってヒットしましたが、勿論コチラは本家、ミーナ(MINA)の「♪Tintarella di luna (1959)」でした。

 『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、<ミーナ(Mina, 1940年3月25日ブスト・アルシーツィオ - )は、イタリアの歌手。世界的に知られている歌手で、1960年代には日本語盤も出している。本名はアンナ・マリーア・マッツィーニ(Anna Maria Mazzini)>と素っ気ない。
 日本では弘田三枝子が唄った「♪砂に消えた涙」なんかも有名ですね。

 映画はクラウディア・カルディナーレとジャック・ペラン共演の苦いメロドラマの小品ですが、ちょっと不釣り合いな感じの陽気なアップテンポの歌です。50代以上の方々には懐かしいですよね。



♪ Downtown / Petula Clark

2008-12-04 | 音楽
 1999年の「17歳のカルテ」に主題歌のように使われた、60年代の英国ポップス。「♪Downtown(恋のダウンタウン)」は、Petula Clark(ペトゥラ・クラーク)の代表曲です。

 あるサイトでは、<「Downtown」で知られる英国Girl Popsの代表格。ビートルズとチャートを争い得た数少ない女性歌手>と紹介されておりました。若き日のF・F・コッポラ監督の「フィニアンの虹 (1968)」や、ハーバート・ロスの「チップス先生さようなら (1969)」などへの出演もある女優さんですネ。

 今回の動画は当時のものではなく、ヘアスタイルから推測すると「チップス先生」後くらいの時代でしょうか。時々、ジュリー・アンドリュースのようにも見えます^^

 落ち込んだ時でもダウンタウンに行けば元気になるよ、ってな歌らしいです。
 ハイ、私も元気になりました




♪ Our House / Crosby, Stills, Nash & Young

2008-11-24 | 音楽
 大学紛争を背景にした青春映画「いちご白書(1970)」には色んなポピュラーソングが使われたが、一番好きだったのが Crosby, Stills, Nash & Young の「♪Our House」だった。

 ノンポリのボート部の男子学生サイモン(ブルース・デービソン)がバリケードの中の女子学生リンダ(キム・ダービー)に惹かれ、やがて一緒に戦うようになる。
 「♪Our House」は二人の遊園地でのデート・シーンで流れた。

 Crosby, Stills, Nash & Young =クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングは、よくCSN&Yと表記された。
 元バーズのデヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス、元ホリーズのグラハム・ナッシュの3人で結成した「クロスビー、スティルス&ナッシュ」に、後にスティルスと同じバッファロー・スプリングフィールド出身でソロとして活動していたニール・ヤングが加わったバンドだ。それぞれ各バンドのリーダー格と言われた人達が集まったグループで、『ウィキペディア(Wikipedia)』の記述によると、<バンドという組織(及びそこから来る制約)に囚われない、あくまでも個々のミュージシャンの寄り合いという事を強調するため>にメンバーの名前を羅列した名称にしたそうである。69年、伝説のロックコンサート“ウッドストック”にも参加し、彼らの「♪Woodstock」も大ヒットした。

 「♪Our House」は彼ら(四人組)のデビューアルバム「デジャ・ヴ Deja Vu」に収録されているが、このアルバムも爆発的に売れ、同アルバムからはニール・ヤングが唄った「♪Helpless」も「いちご白書」に使われている。



テアトル十瑠

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