テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

■ YouTube Selection (songs & music)


予告編 「すべてうまくいきますように」

2023-02-19 | 予告編
 なにかと話題を提供してくれるフランソワ・オゾン監督の2021年の作品だけど、日本公開は今月の初めだったらしい。
 脳卒中で倒れて自由に身体を動かせなくなった老人が安楽死を求めて二人の愛娘に協力をお願いするが・・・というような話。
 フランスでは「安楽死」の選択は出来ないのでスイスに行かなければいけないが、その手続きを娘に頼むも彼女たちは父親の絶望が理解できない。それでも老人の気持ちは変わらず、しかたなく手続きについて調べ出すが、そうこうしている間に病状は快方に向かっていき、というような展開になるらしい。シリアスなテーマですがユーモアを交えた語り口との事です。
 姉妹の姉の方が書いた小説が原作。
 その姉に扮するのが、懐かしやソフィー・マルソー。撮影当時55歳ですが、美しく歳をとった感じですな。
 そして、老人の奥さんをシャーロット・ランプリングが“怪演”しているそうです。

 「ロング,ロングバケーション」という認知症の安楽死を扱った米国作品もあったけど、こちらのフランス映画はどんな結末かな。「見事なハッピーエンド」って映画評も紹介されてるけど、ナレーションでは『父と娘たちの最期の日々を描く』って言ってるしな。
 いずれにしても、親子の愛情がにじみ出ている作品だろうと期待はしております。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「あのこと」 予告編

2022-11-30 | 予告編


「パラレル・マザーズ」と同じ日にTVで紹介されていた作品だ。
60年代のフランスが舞台で、この時代には堕胎は違法だったとの事。
アメリカじゃ今も問題になってるからタイムリーだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「パラレル・マザーズ」予告編

2022-11-24 | 予告編


 先日テレビで紹介されてた。
 ペドロ・アルモドバル監督らしい赤色が印象的な映画みたい。
 主演はお馴染みのペネロペ・クルス。
 赤ちゃんの取り違え問題だけど、さぁ、どう解決していくのか?
 アルモドバルだから、それだけに終始はしないんだろうけどネ・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「夜が明けるまで (2017)」 予告編

2020-02-19 | 予告編
 偶然見つけました。こんな新作があったとは!
 というか、もう3年も前の作品ですが、残念ながら劇場公開はしていなくてNetflixによる配信公開らしいです。

 主演がジェーン・フォンダとロバート・レッドフォード。
 アーサー・ペンの「逃亡地帯 (1966)」、ジーン・サックスの「裸足で散歩 (1967)」、シドニー・ポラックの「出逢い (1979)」に続いての4度目の共演であり、前回からは38年ぶりなんですねぇ。
 どれも夫婦だったり、恋人同士に発展する男女の役だったりしましたが、今回の80歳同士の二人も老いらくの恋と言いましょうか、微笑ましくて、切なくて、ハート・ウォーミングな関係になるお話らしいです。

 映画.comによるあらすじは
<妻に先立たれ1人で暮らしている男性ルイスのもとに、隣人女性アディが訪ねてくる。同じくパートナーに先立たれ孤独を抱える彼女は、ルイスにある提案をする。それは、寂しい夜に肉体関係なしでベッドをともにし、語り合いながら一緒に眠りにつこうというものだった。ルイスは戸惑いながらもアディの提案を受けることにするが……>

 監督はインド出身のリテーシュ・バトラ。
 プロデューサーがレッドフォードですから、期待しちゃうなぁ。
 お願いだからDVDにしてくれ!

 尚、ケント・ハルフが2015年に発表した小説「Our Souls at Night (邦題:夜のふたりの魂)」が原作との事です。





 ついでにこんな(↓)youtubeもありました。二人の過去の共演作を懐かしんで下さい。



 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予告編:「ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー」 (2015)

2017-05-26 | 予告編
 予告編では記事は作らないと先日ツイッターで宣言したばかりなのに、このyoutubeを観たら、動画を紹介するだけじゃもったいない気がしてきたッス。
 絵コンテ作家っているんだね。黒沢とかフェリーニとかレッドフォードとか、一流の映画監督は自ら描くもんだと思ってたけど、やっぱ忙しい時とか外注するんだね。でも、外注ったって監督の想いを理解できる人じゃないと任せられない。で、このハロルドさんのように、監督の想いをしっかりと受け取れる人は御贔屓にされるってことだ。

 「卒業 (1967」の序盤でロビンソン夫人がベンジャミンを誘惑する夜のシーン、ミニスカートから露わになった夫人のおみ足越しに狼狽えてるベンが見えてるってあの構図がコンテ作家のアイデアだったとはねぇ。
 色々と懐かしい映画も出てくるみたいで、オールドファンには嬉しい裏話も聞けそうですな。

<セシル・B・デミル監督の「十戒」やアルフレッド・ヒッチコック監督の「」、あるいはマイク・ニコルズ監督の「卒業」をはじめ、ハリウッドの名作映画の数々に携わった絵コンテ作家のハロルド・マイケルソンと、その妻で映画リサーチャーのリリアン。2人とも一般には知られた存在ではないが、ハリウッドの名だたる大物監督たちが頼りにする業界最強の秘密兵器だった。本作はそんなハロルドとリリアンが、いくつもの歴史的名画にいかに貢献してきたか、その知られざる偉大な功績を明らかにしていくとともに、2人の波瀾万丈の愛の軌跡を辿る感動の人物ドキュメンタリー>(allcinema解説より)





オフィシャル・サイトはこちら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予告編:「メッセージ」(2016)

2017-05-12 | 予告編
 テッド・チャンという作家の『あなたの人生の物語』というのが原作のSF映画ですが、ウィキで原作本を調べてもとっても難しそうで、さて映画はどんな風に作られてるんだろうかとか、僕に理解できるんだろうかと心配になるような内容です。

 予告編映像は、まさに「未知との遭遇 (1977)」のようなSF作品らしさ満載の様なのに、原作のタイトルからも想像できるように、ヒロインの過去とか未来とかも関係してくるみたいで、哲学的な匂いもしてきます。

 とりあえずallcinemaの解説によるストーリーは
<ある日、宇宙から飛来した巨大な楕円形の飛行体が地球の12ヵ所に突如姿を現わし、そのまま上空に静止し続ける。その目的が判然とせず、世界中に動揺と不安が広がる。やがて、最愛の娘ハンナを亡くした孤独な言語学者ルイーズ・バンクスのもとに、アメリカ軍のウェバー大佐が協力要請に訪れる。こうして同じく軍の依頼を受けた物理学者のイアンとともに、アメリカに飛来した飛行体の内部へと足を踏み入れたルイーズ。7本脚の異星人との接触を試み、飛来の目的を探るべく彼らが使う言語の解読に没頭していくのだったが…>

 アカデミー賞で作品賞他7部門でノミネートされ、そのうち音響賞(編集)というのでオスカーを受賞したそうです。
 これは観らねば。





オフィシャル・サイトはこちら。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予告編:「パリが愛した写真家/ロベール・ドアノー<永遠の3秒>」(2016)

2017-04-29 | 予告編
 『書を捨てよ町へ出よう』と言ったのは寺山修二ですが、この(↓)映画の予告編を観ていたら、『書を捨てよ町へ出よう、カメラを持って』と言いたくなりますな。

<1950年にアメリカの雑誌『LIFE』の依頼で撮影され、後に愛の国フランスを象徴する写真の1枚として世界的に知られるようになった“パリ市庁舎前のキス”。本作は、それを撮影したフランスの写真家ロベール・ドアノーの人生と写真哲学を、生前のインタビュー映像やゆかりの著名人の証言を通して明らかにしていくドキュメンタリー。監督はドアノーの孫娘クレマンチヌ・ドゥルディル>(allcinema解説より)





 youtubeには、彼の写真集を繋いだモノもありました。
 写真はステキ♪





映画のオフィシャル・サイトはこちら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予告編:「わたしは、ダニエル・ブレイク」(2016)

2017-04-24 | 予告編
 先日の読売TV番組「そこまで言って委員会NP」で紹介されていて面白そう、と思ったこの映画。
 「わたしは、ダニエル・ブレイク」
 ケン・ローチ監督がカンヌ国際映画祭で「麦の穂をゆらす風」に続く2度目のパルム・ドールを受賞した感動のヒューマン・ドラマ、だそうです。
 TV番組では、キャメロン首相になってかの国では弱者切り捨ての政策が目立っていて、映画はそこに切り込んだものらしいです。
 ケン・ローチといえば、昔はケネス・ローチともいって、僕の好きだったキャロル・ホワイトが主演した「夜空に星のあるように(1968)」が映画監督デビュー作なんだよね。

 イギリス映画だから辛口なんだろうけど、そんな中にもヒューマニズムが感じられるらしい、この映画が気になりまする。

<イギリス北東部ニューカッスル。59歳のダニエル・ブレイクは、長年大工として働き、妻に先立たれた後も、一人できちんとした生活を送り、真っ当な人生を歩んでいた。ところがある日、心臓病を患い、医者から仕事を止められる。仕方なく国の援助を受けるべく手続きをしようとすると、頑迷なお役所仕事に次々と阻まれ、ひたすら右往左往するハメに。すっかり途方に暮れてしまうダニエルだったが、そんな時、助けを求める若い女性に対する職員の心ない対応を目の当たりにして、ついに彼の堪忍袋の緒が切れる。彼女は、幼い2人の子どもを抱えたシングルマザーのケイティ。これをきっかけに、ケイティ親子との思いがけない交流が始まるダニエルだったが…>(allcinema解説より)





オフィシャル・サイトはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予告編:「マイ ビューティフル ガーデン」(2016)

2017-04-04 | 予告編
 人生50年も60年も生きてきて、様々な映画を観てきた人間からすると、この作品のヒロインの葛藤も既視感ありありなのですが、ヒロインと同世代以下の方々には共感できる方も多いでしょうネ。
 花々が咲き始める春間近の今日この頃。カップルでも、おひとり様でも、花粉から逃れてゆったりと鑑賞するには絶好の映画かも知れないですね。

<図書館で働くベラ・ブラウンは、極端に几帳面な性格で、予測不能なことが大の苦手。とくに無秩序に伸びる植物に対して恐れを抱いていた。おかげで借りているアパートの庭は荒れ放題で、ついに家主から1ヵ月以内に庭を元通りにしなければ退去してもらうと最後通牒を突きつけられてしまう。しかし、どこから手を付けたらいいのか途方に暮れるベラ。手を差しのべてくれたのは隣の偏屈な老人アルフィーだった。実は、彼は一流の庭師だったのだ。そんなアルフィーにガーデニングの基礎から学び、初めての庭づくりに挑戦するベラだったが…。>(allcinema解説より)





オフィシャル・サイトはこちら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

予告編:「ラビング 愛という名前のふたり」(2016)

2017-03-11 | 予告編
 エチオピア出身でアイルランド人とのハーフである主演女優ルース・ネッガがアカデミー賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞では相手役のオーストラリア俳優ジョエル・エドガートン共々ノミネートされたそうです。

<アメリカでいまだ異人種間の結婚を犯罪とする州が存在した1950年代から60年代を舞台に、純粋に愛を貫き、最後には理不尽な法律を変えることに成功した一組の夫婦の感動の実話を映画化>したのだそうです。(allcinema解説より)

 半世紀前の話なんですね。50年後には、異人種だけじゃなく同性間の結婚もあるなんて、誰が想像したでしょう。
 “ラビング”なんて甘っちょろいタイトルに見えますが、この夫婦の名前が“ラビング”なんだとか。なるほど。




 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

■ YouTube Selection (予告編)


■ Information&Addition

※gooさんからの告知です:<「トラックバック機能」について、ご利用者数の減少およびスパム利用が多いことから、送受信ともに2017年11月27日(月)にて機能の提供を終了させていただきます>[2017.11.12]
*
●映画の紹介、感想、関連コラム、その他諸々綴っています。
●2007年10月にブログ名を「SCREEN」から「テアトル十瑠」に変えました。
●2021年8月にブログ名を「テアトル十瑠」から「テアトル十瑠 neo」に変えました。姉妹ブログ「つれづる十瑠」に綴っていた日々の雑感をこちらで継続することにしたからです。
●コメントは大歓迎。但し、記事に関係ないモノ、不適切と判断したモノは予告無しに削除させていただきます。
*
◆【管理人について】  HNの十瑠(ジュール)は、あるサイトに登録したペンネーム「鈴木十瑠」の名前部分をとったもの。由来は少年時代に沢山の愛読書を提供してくれたフランスの作家「ジュール・ヴェルヌ」を捩ったものです。
◆【著作権について】  当ブログにおける私の著作権の範囲はテキスト部分についてのみで、また他サイト等からの引用については原則< >で囲んでおります。
*
テアトル十瑠★ バナー作りました。リンク用に御使用下さい。時々色が変わります。(2009.02.15)