ということで今回もロバータ・フラックです。
ロバータさんと云えば、グラミー賞で最優秀レコード賞、最優秀楽曲、最優秀女性ボーカルの三部門を受賞した「やさしく歌って(Killing Me Softly with His Song) (1973)」が有名ですけど、実はその前年に公開されたクリント・イーストウッドの初監督作品「恐怖のメロディ (1971)」で流れた「愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」から注目されてたんですね。
ロバータさんのウィキにはこう書いてありました。
<1969年6月、デビュー・アルバム『First Take』を発表。
1971年11月公開のクリント・イーストウッドの初監督映画『恐怖のメロディ』に、『First Take』に収録されていた「愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」が使用される。アトランティック・レコードは翌1972年1月に同曲をシングルカット。ビルボードの1972年年間チャートの1位を記録し、第15回グラミー賞の最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を受賞した>
ブログ仲間のオカピーさんが「リオ・ブラボー」の映画評をアップされて、コレを思い出したのでyoutube探してきました。
「赤い河」でも流れていた「♩ライフルと愛馬」
原題は、「♪My Rifle, My Pony and Me」
作曲はDimitri Tiomkin(ディミトリー・ティオムキン)、作詞はPaul Francis Webster だそうです。
唄っているのはディーン・マーティンとリッキー・ネルソン。
僕がこの映画を観たのは60年代後半のはずで、リッキー・ネルソンは(「♪ハロー・メリー・ルー」とか「♪ヤング・ワールド」とかヒット曲もありましたので)歌手という認識でした。「赤い河」のモンゴメリー・クリフトと同じくジョン・ウェインに絡む若者という立ち位置でしたけど、なんとなくガンマン姿がぎこちない感じはしましたね。
二人のデュエットのバックでハーモニカを吹いているのがウォルター・ブレナン。気の良いお爺ちゃんという風情ですが、後年観た「荒野の決闘」ではワイアット・アープと対決する悪玉のオヤジでしたからびっくりしましたね。
尚、後半の「♪シンディ シンディ~」と唄ってる歌は「♪Get Along Home Cindy Cindy」というタイトルらしいです。
さて、「♩虹の彼方に(Over the Rainbow)」は
作詞:エドガー・イップ・ハーバーグ(Yip Harburg)
作曲:ハロルド・アーレン(Harold Arlen)
ウィキペディアにはこんなエピソードも書かれていました。
<映画の編集段階になって撮影所幹部たちから、14歳の少女が歌うには大人びた歌で相応しくないと物言いがつき、「虹の彼方に」の歌唱シーンはカットされかけた。だが映画のプロデューサーであったアーサー・フリードはこの曲が気に入ってカットに猛反対し、葬られかけたこの曲は土壇場で踏み止まることができた。
結果「虹の彼方に」はアカデミー歌曲賞を受賞して大ヒットし、歌ったジュディ・ガーランドにとっても自らのトレードマーク、テーマソングとも言うべきナンバーとなって、以後の彼女の生涯を通じての持ち歌となった。
映画公開後のヒット以来、スタンダード・ナンバーとして世界的に広く親しまれ、・・・2001年に全米レコード協会等の主催で投票により選定された「20世紀の名曲」(Songs of the Century)では第1位に選ばれた>
アル・マルティーノ。
ウィキではこう書かれています。
<アル・マルティーノ(Al Martino、1927年10月7日 - 2009年10月13日)は、アメリカ合衆国の歌手・俳優。
フィラデルフィア出身。両親はイタリアアブルッツォ州出身の移民。本名は Jasper Cini。アメリカ海軍に従軍し、硫黄島の戦いで負傷した。
1952年、「Here in My Heart」がアメリカとイギリスでそれぞれチャートの1位を記録した。その他、「I Love You Because」(1963年、全米3位)、「Mary in the Morning」(1967年、ビルボード・イージーリスニング・チャート1位)などのヒット曲を持つ。
1972年、映画『ゴッドファーザー』のジョニー・フォンテーン役として女たらしの落ち目の中年の歌手を演じる。ジョニー・フォンテーンはフランク・シナトラがモデルとされるがアルの方が8歳若い。その後俳優としての目立った活動は見られなかったが、1989年に『ゴッドファーザー PARTⅢ』に再登場した。2009年10月13日、心臓発作により死去。82歳没>