テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。

■ YouTube Selection (予告編)


マイケル・アプテッドの最新作だそうです。まぁまぁ楽しめそう。

「♪ケ・セラ・セラ」 Song by 山田家の人々&藤原先生とクラスメート

2018-04-12 | 音楽
 「♪Que Sera Sera」といえば、ヒッチコックの「知りすぎていた男(1956)」ですが、高畑勲監督がスタジオジブリで作った「ホーホケキョ となりの山田くん (1999)」の挿入歌でもあるんですよね。なんと今作の日本語訳は高畑監督自らが行ったとのことです。
 興行成績でいえば平成以降に作られたジブリアニメでは最も低い作品らしく、また(東宝との提携が多い)ジブリとしては唯一松竹によって配給された作品らしいです。「ホーホケキョ」と頭に付けたのが間違いだったと僕は思ってるけど、地上波で一回だけ観た僕の印象はほんわかとして面白くて好きだったです。
 地上波は期待できないので一度レンタルしよっかなぁ。

 メインで唄っているのはお母さん役の朝丘雪路とお父さんの益岡徹ですね。
 『♪ケ~セラ~セラ~ なるように~なる~・・・』




 
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♪いつでも誰かが / 上々颱風

2018-04-10 | 音楽
 高畑 勲監督が4月5日に亡くなりました。
 子供の頃に観たTVアニメ「狼少年ケン」、娘が生まれた後に親子で楽しんだ「パンダコパンダ」、そして娘以上にのめりこんだ「アルプスの少女ハイジ」。
 ありがとうございました。




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007じゃなくて77です 【Portrait Q -№135】

2018-04-01 | Who is・・・?
 ポートレイト問題第135弾。





 このクイズをぼんやりとお布団の中で考えていて思い出すのは、やっぱり昔のTVドラマなんですよねぇ。
 1932年カリフォルニア生まれ。allcinemaのデータには書いてなかったけど、昨年6月に84歳で亡くなってました。
 奥さんの方が明らかにセレブですが、ずっとオシドリ夫婦と呼ばれておりましたね。
 なにしろこの方が30代前半に病気の為に俳優を引退し、その直後に夫婦となったらしいですから。スター女優を裏方として支えたんでしょうなぁ。



▼(ネタバレ注意)
[2018.04.02 追記]
 オカピーさんのコメントで主題歌について言及があったので、youtubeを探してきました。
 オープニングの変遷も分かって懐かしかったのでのっけます。


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ネタバレ備忘録 ~ 「アーティスト」

2018-03-25 | コメディ



 トーキー時代に作られたサイレント映画ならではの音に関するチャレンジがあると「アーティスト」の記事に書きました。
 それはトーキーで作られた映画の試写を見た後の、ジョージの楽屋での一コマでした。
 ドレッサーの前でコップをテーブルに置くと「コツン」と音がするんですね。これは字幕ではなく実際音がするんです。で、びっくりした彼が鏡の前の化粧道具をテーブルに倒してみると、やはり「カタコト」と音がする。しかし、自分の声は聞こえないんですね。部屋の中の椅子を動かすとやはり音がするけど自分の叫び声は聞こえない。ドアを開けて外に出ると、歩いている撮影所の人々の話し声も聞こえてくる。えーっ!とジョージが天を仰いだところで・・・ベッドの上の冷や汗をかいた彼の顔。
 つまり、楽屋のシーンは彼の悪夢だったというオチ。
 トーキーをせせら笑うほど馬鹿にしていた彼だったけど、内心はどこかで怯えていたということでしょうか。それにしちゃ、トーキーへのチャレンジが遅かったなぁ。

*

 序盤の新作映画の上映シーンで、ルビッチを参考にしたテクニックが披露されていると書いた部分について。
 敵の組織に捕らわれの身になっているヒーロー役のジョージの所に愛犬のジャックが助けに来るシーンでした。
 主人公が自由の身になるには見張りの男の目を欺き、縛られている縄も外さなければならないけれど、如何に対処しているかは見せないままに、スクリーンを観ている大勢の観客の反応を見せながら彼の脱出が上手くいっているのを表現し、次のカットでは彼が捕らわれていた部屋の外に出てドアを閉めている。
 ルビッチの「ニノチカ (1939)」に、同じようにストーリーの対象を直接写さずに登場人物のリアクションで内容を表現するシーンがあったことを思い出しました。

*

 さて、ネタバレついでに後半の展開についても書いておこうと思いましたが、ウィキに適当な記述があったので必要部分をコピペします。

<妻も出て行き、落ちぶれたジョージは執事を解雇し、家財道具などの全てをオークションで売り払う。それらを密かに買い取ったのはペピーだった。彼女は愛するジョージを助けたい一心で陰ながら彼を見守っていたのだ。執事も自分の家で働かせていた。
 酒に溺れ、荒んだ生活を送るジョージは、ある日、酔った勢いで自分が出演した映画のフィルムに部屋の中で火を放つ。煙にまかれ、焼け死ぬところを寸前で救ったのは愛犬ジャックだった。 かつてのスターが火事を起こして焼け死ぬ寸前だったという事件は新聞紙上を飾る。その記事をたまたま目にしたペピーは撮影を放り出して病院に駆けつける。そして、火事の中でもジョージが抱きしめて決して放そうとしなかったというフィルムが、かつてペピーがエキストラとして出演したジョージの主演映画のものであることを知ったペピーはジョージを引き取って自宅で療養させることにする。
 ペピーの屋敷で穏やかな療養生活を送り始めていたジョージだったが、自分がオークションで売り払った家財道具などを買い取っていたのがペピーであることを知ってしまう。プライドを傷つけられたジョージは火事の後片付けも済んでいない自宅に戻り、拳銃で自殺をしようとする。一方、ジョージが全てを知って屋敷を出て行ってしまったことを知ったペピーは自ら慣れない運転でジョージの下に向う。ジョージが拳銃の引き金を引く。“BANG!”その瞬間、ペピーの運転する車がジョージの自宅前の立ち木に激突して止まる。ジョージの下に駆けつけるペピー。ジョージを傷つけるつもりは毛頭なく、ただ助けたかっただけだったと涙ながらに謝罪するペピーをジョージは抱きしめる。
 ペピーはジョージを俳優として映画界に復帰させるアイデアがあると言う。 映画会社の社長の前でペアダンスを披露するジョージとペピー。社長は感激し、2人の主演でミュージカル映画を撮ることになる>

 オークションでペピーが競り落としていたのは直後に観客に明かされるので、終盤のジョージのショックは観客には伝わらない。ここは、観客にも内緒にしていた方が良かったでしょうね。

 そうそう、ラストシーンはトーキーのミュージカルの撮影に入るところで、そこにも撮影所内の音がスクリーンから聞こえていました、サイレントではなく。ここは、いよいよ本格的にトーキーの時代に入ったという表現なんでしょうね。



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アーティスト

2018-03-24 | コメディ
(2011/ミシェル・アザナヴィシウス監督・脚本・共同編集/ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、エド・ローター、マルコム・マクダウェル/101分)


 ご存じ、2011年の米国アカデミー賞で作品賞他4部門でオスカーを受賞した作品であります。フランス製なんですけど、ハリウッドを舞台にしたからか、英語圏向けのバージョンがスタンダードだったせいなのか知りませんが・・。
 最大の話題はその創作スタイル。サイレント時代のハリウッドを描くという事で、モノクロ・スタンダードサイズで、しかも無声映画なのでした。1971年に50年代を舞台にした「ラスト・ショー」がモノクロ画面で作られ話題になりましたが、ストーリー当時の雰囲気を出す為に採用するにしても21世紀にサイレントで作るってと、びっくりしたもんです。「アーティスト」は大凡一世紀前のムードを持ってこようとしたわけですネ。

*

 時は1927年のハリウッド。
 無声映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンが、愛犬ジャックと共に新作の舞台挨拶に登場するのがオープニング。共演女優とは仲がよろしくないようで、ジョージが彼女の観客への紹介を遅らせたりと意地悪をする所がユーモラスに描写されるのが、かつてのサイレント映画らしい雰囲気であります。
 その後劇場の外で記者やカメラマンに囲まれてインタビューを受けるのも恒例だが、大勢のファンの中には女優の卵であるペピー・ミラーもいて、群衆に押されたペピーはジョージとぶつかってしまう。一瞬記者たちも凍り付くが、ジョージは怒ることもせずに笑顔で対応してくれた。

 次の日、仕事を探しに撮影所にやって来たペピーは、ジョージ主演の映画に踊りの出来る女の子の役で採用された。勿論エキストラだ。撮影所内の物陰でダンスの練習をしていると、偶然に見えた彼女の綺麗な脚元が気に入ったジョージが声を掛け、二人は再会する。主演男優とエキストラのはずなのに二人が腕を組んで踊るシーンもあり、テイクを重ねていく間に妙な親近感が湧いてくるのだった。
 出番の終わったペピーはお礼を言おうとジョージの楽屋を訪ねるも不在。つい部屋に残してあった彼の洋服に腕を通したりしているところを、帰ってきたジョージに見られ恥ずかしい思いもするが、大スターは女優の卵に優しくアドバイスをする。成功したいんなら個性を持たなきゃと、口元に付けぼくろを描いてやるのだった。

 時代はサイレントからトーキー(発声映画)に移行する頃。
 ジョージが所属する会社もこれからはサイレント映画は作らない方針となったが、トーキーに将来は無いと信じているジョージは会社を辞めて自身で無声映画を作ることにした。一方のペピーは徐々に知名度を上げ、ついにはトーキー映画の主役に躍り出るようになった。
 恐慌の嵐が吹き、ジョージの財産も危うくなり、頼みの綱は新作映画のヒットだけだったが、皮肉な事に彼の新作の公開日はペピーの新作公開と重なることになった。はたして、埋まった客席がまばらなジョージの映画に対して、ペピーのトーキー新作は映画館の表の道路上にまで切符を買い求める観客が列をなしている状態だった・・・。

*

 44歳で監督賞を獲ったミシェル・アザナヴィシウスについてウィキにこう書かれてました。

 <監督のミシェル・アザナヴィシウスはサイレント映画時代の映画製作者を賞賛し、自身も長年サイレント映画を作ろうとしていた。・・・アザナヴィシウスは、全盛期のサイレント映画の多くはメロドラマであると考え、本作をメロドラマにすることにした。彼は1920年代のハリウッドに関して詳しい調査を行い、また、大量の字幕を使わずに物語を理解させるテクニックを見つけるためにサイレント映画を勉強した>
 
 確かに少ない字幕でもストーリーはよく分かるし、字幕の入れ方もそつが無かったですね。個人的には後半の主人公の心情については、もう少し字幕なりが欲しいシーンもあったような気がしてます。
 序盤のBGMはチャップリン映画でよく聴いたメロディーだったので懐かしかったし、愛犬ジャック君の演技も最高で、これもチャップリンを思い出しました。
 序盤の劇中劇ともいえる新作映画の上映シーンで、観客の反応でストーリーを進めるテクニックが披露されていて、これはルビッチを参考にしたのかなぁとオールドファンは嬉しくなりましたね。

 実はチャップリンの「モダン・タイムス (1936)」もトーキー時代に作られたサイレント映画で、建前はサイレントなのにトーキーならではのチャレンジもしていて、例えばちょっとした音やチャップリンの唄声を聞かせるというシーンがある。あれに挑戦したんでしょうか、この映画にもちょっとした音出しのシーンがありました。どんなものかは後日ネタバレ記事があるかも。

 お薦め度は★三つ半。
 後半の悩める主人公のシークエンスが長すぎると感じました。明らかにハッピーエンドで終わるはずの物語で暗い展開がしつこくないかと。それならそれでもう少し意外性のある展開が欲しいと思いましたね。
 タイトルが「アーティスト」だからジョージが主人公だけど、予告編を観ると二人の恋物語とみるのが自然。その割にはヒロインの描写がバランス的には不足していると感じましたネ。それに個人的にはヒロインの魅力がいまいちかなと。新人さんの設定ですからね。ベレニス・ベジョは監督の奥さんだそうです。
 でもま、クラシック映画への興味を広げてくれたんではないかと、おまけして★四つです。

 脇役にも意外な人が出てて面白かったです。
 ペピーの最初のお抱え運転手にエド・ローター。
 ペピーのオーディションの時に隣に座ってた白髪のおじいさんはマルコム・マクダウェルでした。





・お薦め度【★★★★=真の映画好きの、友達にも薦めて】 テアトル十瑠
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●2007年10月にブログ名を「SCREEN」から「テアトル十瑠」に変えました。
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