久商68回 くつろぎの部屋

昭和41年3月3日卒業式 諏訪野町校舎から巣立って
58年!我々68回生も喜寿を迎えます。

宝満山登山口の歌碑

2017-10-22 | 近況報告

竈門神社の夢野権之助(黒田家の家臣)社の左手の坂を下り、渓流に沿って少し登ると登山口です。

この右手の川が潮井川である。潮井川の鳥居の左にかなり大きな自然石に刻した歌碑があります。

       「筑紫へまかりける時

      かまと山のもとに宿りて侍りける

      道つらにはへりける木にふるく

      書きつけてはへりける」

      「春はもえ秋はこかるるかまとやま」 ←上の句 

      「かすみも霧もけふりとそ見る」 ←下の句

 この歌の下の句の作者 清原元輔は、平安時代の歌人。というよりも『枕草子』を書いた清少納言の父といった方がわかりやすいだろうか.寛和二年(986年)、肥後守として九州に下っている。

元輔が竈門山のほとりに宿したとき、道端の木に古く書き付けた句があった。元輔はこの句に和して下の句をつけた。

 『解説』

『春に対しては霞、秋に対しては霧、こがるるからは煙を引き出しまた全体としては、「もえる」や「こがるる」や「煙」などカマドの縁語を駆使し、しかも春の若葉、秋の紅葉、霞や霧の多い山の気象までも、この山の自然を存分に詠いあげている。この山を代表する和歌である。』

 参考文献 宝満山歴史散歩(著者:森 弘子)

     歌碑写真 (苔むして刻んだ文字は見えません。)     

                                   八田嘉明                                        

     

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