若葉の美しい五月、宝満山に山伏たちが帰ってきます。
昭和五十七年、この山の開山心蓮上人の千三百年遠忌を期に、竈門神社、旧山伏の子孫、今も宝満山を修行の場としている修験者たちといつたメンバ-で宝満山修験会が結成され、神仏分離令(廃仏毀釈)で明治初年以来途絶えていた入峰と採燈護摩供が復活しました。
毎年五月の第二日曜には石楠花の美しい宝満山山頂へ山伏も一般の人々と共に入峰、最終日曜には竈門神社下宮御広場において護摩が焚かれます。
(護摩供奉納奉告祭)
奉告祭での琵琶歌「竈門山」の冒頭の句
「千早振る竈門の山は筑紫路を 統ぶる霊峰雲曳きて 大宰府守護の大神ぞ」
参考文献
森 弘子著 「宝満山歴史散歩」
八田嘉明
入山する山伏
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