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ジニ係数

2006年02月21日 | Weblog
ジニ係数の変化(毎日新聞/経済観測)

 経済活動の果実である所得がどのように分配されているかを示す
係数の一つに、「ジニ係数」がある。
これは所得分配の不公平度を表す指標の一つ。

ゼロから1までの値をとり、ゼロに近いほ
ど所得分配が均等であることを示す。

長期的にみると、日本のジニ係数は戦後から80年代初めまで
一貫して下がり続けてきた。

例えば、81年では再分配所得のジニ係数は0・33にまで下がっていた。
国際的に見ても「均質的な社会」であり、「一億総中流」の
基礎となっていた。

ところが、その後ジニ係数は横ばいに転じ、90年代には上昇し
99年には0・38に達した。
特に若い世帯の収入で、格差が目立ち始めているという。

税調では、その原因をズバリと示していないが、二つのことが考えられる。
第一は産業間、企業間の収益格差が広がり、所得面でも
不平等度が強まってきたことだ。

周囲を見渡すだけでも勝ち組、負け組の差は実感できるようになっている。
第二は、本来再分配機能を持つ所得税が、相次ぐ減税で
その機能を失っていることだ。

結論的にいえば、日本は均質で公平な社会から大きく
逸脱しようとしているのだ。

不均衡な社会にどんな病理がはびこるか、マルサスの昔から論じられてきた。
そういえば、この日の朝刊1面には昨年、自殺者が急増したことが
大きく報じられていた。 本気で議論してほしい。(邦)

まぁ、高齢化のせいだ…とか、これについては議論があるんどけども。

いずれにせよ・・・ コイズミが「格差は別に有っても良いのでは・・・」と
国会で発言した。 とんでもない事だ・・・
そもそも、官僚や閣僚・現職の政治屋・その他エトセトラの公務員ごときが
税金でまかなう予算の中から、給料をもらって飯が食える立場の人間が
経済的な「格差」を、肌で感じるとは思えない。

つまり、国民の税金の中から給料を貰う立場の代表としての純一郎が
底辺を理解できては居ない故の発言となる。 
今時、「一人二人を殺すと殺人だが、大量に殺すと英雄になる」と
信じている「バカ」が総理大臣のこの国の未来は暗い。 

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