ハマグリ刃の断面の図解ですね。
切れ刃とされる部分の長さに疑問を感じます。 すくい面を切れ刃とすれば良かったと思いますね。 個人的には。
何人かの方からメールも頂いているのですが・・・ なにしろ原本が古い資料なので
全てをこのまま読み取ると、おかしな部分に疑問が生じます。
見流してください。
カットシザーの刃形状には、ハマグリの他に段刃と呼ぶ物や剣刃と呼ぶ物も有ります。
段刃と略して呼んでいますが・・・ 正式な呼び名は一段刃ですよね。たぶん、きっと。
何故そう呼ぶのかなんて知りませんが・・・ 平峯とも呼びます。
裏一番と、すくい面の仕上げで、切れ味は激変するんです。
最近のカットシザーは構造的にも、この図の時代より進化しています。
裏スキを必要とするカットシザーは、直すより買い換えをお勧めしますね。
費用対効果を見込めないと思っています。
私をご利用するお得意様でしたら、新品と交換いたします。
もちろん、その後の研ぎ賃しか頂きません。
研ぎ師として・・・
すこし愛して・・・ 長く愛して です。
(芸能界も色々ですね、生きてて なんぼ だとおもいました。ご冥福を祈ります)
http://transport57.web.fc2.com/ment-inoura.html
ピンク色の文字を捜して下さい。 実績はもうすぐ300丁を越えそうです。
すくい面の20~30μとは髪の毛の三分の一程度で
とても小さな物です。
また、極端に言えば30~40度で#2000位で適当に砥いでなら・・・
一般的なハマグリ刃の刃先は38度とされています。
成型に#2000番は大丈夫と思います。ヘアライン仕上げかな?
この段階までの作業ならクッション材を入れての作業が楽ですね。
逃げ角とは、裏スキの凹みの径が作り出す角度の事です。
当然、メーカーによる径の違いも有り、現在では1.30度とは限りません。
ヒゾコとは、鍋の火が当たる部分の形状から来ているんですよ。
コンベックス=ハマグリの面は切れ味とは別な要素なので・・・
適当に研ぐ事も出来るとの解釈は可能ですが・・・
むしろ、一度 刃先までをハマグリの面で仕上げ、その先に20~30μ
50度の糸刃を付けるとの解釈の方が安全ですよ。
#6000~8000番のペーパーなら#8000番を勧めます。
コンプにペーパーを取り付けてから共の#8000番で表面の粗さを削り
ペーパーのカスは吹き飛ばしてからの方がハサミが余計なキズを避けられます。
送り研ぎを10回に対して裏押し(引き研ぎのみ)2回を入れる
それを2~3回繰り返し、最後は裏押しで終わらせる事。
取り切れないバリが外を向くので裏押しが最後です。
組み立てたら、オイルを刃線全体に付け、空バサミを2~30回で
刃裏に馴染みを付けて、新聞紙2枚重ねを2~3回切れば細かなバリは
取れてくれます。 これはコンプを意識しての説明となります。
コンプにはクッションゴムを使わない事とします。
ただオバカは刃裏2番と逃げ角1.30度と違いが解らないのです。
タ○ッサーの講習も受けていないので(当時の僕の給料からは無理でした)
図解で見てヤッターマンでした。有難うございました