はさみ屋のブログ

理・美容師の使うカットシザーのメンテナンス・アドバイザー(研ぎ・調整・販売)

砥石での研ぎ

2006年01月21日 | 砥石と研磨剤

 刃研ぎは粗い砥粒で刃部を削り、順次面の状態をこまかに仕上げてゆく
研ぎは二つに分かれていて刃研ぎの前半は研削を主とし
鋼が削りおろされ鋼には砥粒で削られた溝が生ずる。

後半の作業は削られた表面の凹凸を平滑にする琢磨の作用が主となる。
刃研ぎには天然砥石と水を用いるアジア日本式や

粗研ぎは砥石と水、その後は砥石と油による法、研磨砂と油による法
天然砥石や研磨材による乾式法、ヤスリ、その他の道具による方法等
世界には各種の研ぎ方がある。

天然砥石に恵まれた地域と恵まれなかった地域が有り技術の差が見られる。
砥石の探鉱を熱心に行った地域、刃物の性能に無頓着であった地域と云った
過去の金属技術史の背景がこうした研ぎ方にも反映していると思われる。

日本は粗いものから極く徴粒の砥粒を含む砥石まで各種の天然砥石が
産出した世界でも稀な国であり、これらの砥石に支えられ
日本の刃物の性能は早くから非常に高い水準に達していた。
刃物の性能は材料の鋼、鍛冶の技・砥石・刃研ぎの技等を総合して
考えることを指摘しておきたい。

もっと砥石と金属の歴史の勉強もせなあかんのや!


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
まとめてUP (不自由人)
2006-01-22 05:52:23
またまた まとめてですね

内容が濃くて理解するのに時間がかかりそう



建築業界では、大工さんもノミやカンナを

さほど必要としなくなってきているので

砥石の消費も減っていると思います。



あと、私のブログにブックマーク貼らせて頂きましたので ヨロシコ
返信する
Unknown (Unknown)
2006-01-22 09:05:14
お早うさん



なぁにねっ 研ぎなんてさっ 簡単なんよ!

バリを出して細かくして自然にバリを取る。

砥石もバフもその為の道具でね。



それなのに・・・ これで無くては駄目とか

そんな事だから・・・ 駄目なんだと

屁理屈の多い曲者の多いのも・・・

この業界の特徴でね。



知識が偏った薄っぺらな「研ぎ屋」にね。

啓蒙活動のボランティアもしたいんだけど・・・

覗き趣味の同業者達のバイブルには

されたくないので・・・



直接の表現は避けて、抽象的な言葉での

表現に留めて内容をボカシて居るんだよね。



だから過去ログで同じ事を繰り返して

カキコしているんで特別目新しい事なんて

書いて無いんだよね。



結果が早く出る砥石は傷が深く残るし

後始末に一手間必要になるんだよね。



天然砥石の仕上げ用なんてのは

フィニッシュの前には薄い石けん水を

水代わりに使って研ぐと良い刃が付くよ。

本山に油を使いたく無い時に便利。



ブックマークとは光栄です。

今日は新潟市のお客様からお座敷が入り

お仕事と相成りました。
返信する

コメントを投稿