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日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

読書記録📖

2022-01-13 21:08:19 | 
『5分後に意外な結末』ベスト・セレクション 心震える赤の巻
講談社文庫 桃戸ハル編・著 2022.1.13 読了

ショートショート 33編が入っている。
終盤で『そういうことかー』と感じる短編の繰り返しなので、そのリズムが段々苦手意識に繋がっていった。
私は何事も同じ繰り返しが起こることに対するとヒステリーが起きる。

前に読んだ『イソップ童話集』に似ているかな。
いいお話は多いと思うので、読むリズムが短いことが苦手でなければお勧めする。
このシリーズは○○の巻という展開でいろいろ出ているので本屋で手に取ってみるといい。



読書記録📖

2022-01-10 17:41:21 | 
〈妖怪〉時代小説傑作選『あやかし』 細谷正充 編 2022.1.6頃 読了

畠中恵『四布の布団』
木内昇『こおろぎ橋』(こおろぎは、本来漢字だが、変換で出ない文字)
霜島ケイ『あやかし同心』
小松エメル『うわんと鳴く声』
折口真喜子『夜の鶴』
宮部みゆき『逃げ水』

以上の6作。どれも読みごたえがあった。
最後の宮部さんのは、この分厚い本の3分の1を占めるのだから結構な大作だろう。
『あやかし同心』は、そう来るか...と唸ってしまう一作(笑)
『夜の鶴』は切ない...。

全体的に短編んとは言えない奥深さがあった。



読書記録📖

2022-01-10 16:53:29 | 
『短編復活』 集英社文庫編集部編 2022.1.8 読了

この短編小説は、16人の作家の作品が入っている。作品名を書いていると大変なので作家だけ紹介しよう。
赤川次郎、浅田次郎、綾辻行人、伊集院静、北方謙三、椎名誠、篠田節子、志水辰夫、清水義範、高橋克彦、坂東眞砂子、東野圭吾、宮部みゆき、群ようこ、山本文緒、唯川恵。

ざっと読んで、全体の印象的に没頭できる雰囲気ではなかった。
私は単純にヒューマンストーリー的なものが好きなのかもしれない。

浅田次郎『角筈にて』は涙を誘う。身勝手な父親に腹立たしさも感じる。遠縁の親戚の人の良さはなんだろう。
綾辻行人『特別料理』は気味が悪い(;´∀`) おちはそこしか無いよなあ...って感じ。
北方謙三『岩』 なるほど、仕事で来てた男だったか。
篠田節子『38階の黄泉の国』 死ぬ間際、私は何を思い出すかなあ。確かに時が止まった狭間に長く続くと都合の悪い場面ができたら困るかもしれないね。
志水辰夫『プレーオフ』意外なるハッピーエンド。人生、こうやって悩むものかもしれない。
清水義範『苦労判官大変記』歴史上の人物の捉え方的なものかな。チンギス・ハンには繋がらないのね。
坂東眞砂子『盛夏の毒』悪い女は居たもんだ...それをそこまで愛するか?という壮絶ストーリー。

とまあ、こんな感想だけど、これでは読もうという気にはなりませんよね...
分厚い本は、入り込んで読むことができないのと、著名な作家さんも作風がぼやけてしまうとこが欠点かなあ。



読書記録📖

2022-01-02 20:24:03 | 
昭和小説アンソロジー『昭和ララバイ』 集英社オレンジ文庫 2022.1.2読了

『光子と蛍子』 ひずき優 著
『ごしょうばん』 一穂ミチ 著
『35mm未満の革命』 ゆきた志旗 著
『私はバブルに向いてない』 相羽鈴 著

以上の4話が入っている。
自分が明治~昭和初期のストーリーが割りと好きなので、この本も全体的に楽しく哀しく読んだ。
作者の皆さんのそれぞれの小説は読んだことがないが、読みやすかったと思う。
でも、どれも、どこかしら思うようにならない部分が盛り込まれている感じかな。
集中して読める本である。
短編なので、それぞれの感想は割愛。




読書記録📖

2022-01-02 20:09:48 | 
『3分で読める! 眠れない夜に読む 心ほぐれる物語』
『このミステリーがすごい!』編集部 編 宝島社文庫 2022.1.2読了

長くかかった。集中して読める時間を確保できなかったからだ。
まず、眠れない夜に読むなら、心ほぐれるなら、きっと穏やかなストーリーがてんこ盛りだと思ったのだ。
読書が好きな人間は、自分で情景を思い浮かべ、その世界に浸ることができる。
その時間が許す状態でないと、没頭できる読書ができない。
3分で読めているとは思えないのは、私が想像豊かすぎるのか、情景を思い浮かべるのに失敗する部分が随所にあるせいか?

盛り込まれた25もあるストーリーである。
作品タイトルと作者を転記するのはご勘弁いただきたい。

言っておくけど、読みごたえがあるので、3分で読めるとは全く思わないし、眠れない夜がますます眠れなくなるのは確かである (´∀`;)