日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

子どもの記憶力。

2015-06-12 12:02:59 | 子どもの思い..
(書き上げるのに3日もかかってしまった(笑))


20歳の頃のことだろうか。
両親の郷里に車で帰省したことがあった。

到着が遅くなってしまうと予想されたために、先に電話を入れることになったのである。

それも、私の入れ知恵だったのだが。

親は、実家に行くのだから、そのまま向かうと言い張る。

到着は夜中になりそうな地点なのに。

それなら、いついつ行くって言ったのか訊いたら、それもしてないって

うちの親って、そういうとこがいい加減。
よく子どもに厳しくできたもんだ。

身内だって礼儀でしょ?と強く言い続け、電話をかけさせたのだ。

そして、電話をいざかけようとしたら、電話番号がわからないと言う。
親の記憶は曖昧だった。
母は長旅で思考停止したようで、鞄を探るが全く出て来ず、父が詰るってパターン

世の中には、妻に何ごとも任せてできてないことを咎める男の多いことよ。情けない。
妻に任せた振りをして、できなきゃそっとフォローする…それが本当は株をあげるんだがな~


私が一役買ったことは、子どもの頃から繰り返し暗記していた伯母の家と伯父の家の電話番号を伝えること。

本当なら104にかけて確かめるが、母は伯母の住所すら飛んでしまって役に立たなかった。

子どもが覚えていた番号が役に立っていては、全く親の立場はないのだが、ちょこちょこそういう失態を目の当たりにし、人として自分が常に準備すべきことを体得できたのは良かったのかどうか…。


因みに、60年経っても未だに体得できていない同僚のおじさんは、失望しか浮かばない(-.-)


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