日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

それは言えるな。

2020-05-18 21:01:14 | 日記
この歳になって合点がいったことがある。
自分が小さい頃から無意識に相手に求め期待する気持ちからしていた行動も裏付けるものだ。

人は、本当に愛するひとなら、その人が嫌がる行為はしないということ。
そう何かの言葉で見た。愛にはいろいろあると思うが、言うなれば愛情。
ふとしたことで近しくなった ある人間に裏切られ、1年以上前から失望と絶望に苛まれた日々を送っていたわけだが、その人物は私を大事にしたいと言った上で、結果、私がもっとも嫌がることをした。
ずっと思っていたが、『自分にとって都合がいいから大事にしたい』って存在なだけだろう。
人間関係とは、少しの違和感がものを言う。

自分の意見が通る相手なら、人間、その相手をなるべく傍に置いておきたくなるものだ。
それはそうだろう。思うままに気持ちが通るのだから。
こちらが支障ない場合の了承は幅が広いのを知らないのだろうか?
『どうでもいいこと』『どっちでもいいこと』そんなことにまで いちいち反論しないというのに。
それで話が通る相手と位置づけて思いのままに振る舞うようでは井の中の蛙であろうな。

今頃能天気に生活しているかと思うと腹が立つ感情しか沸いてこないので話題にもしたくないのだが、そいつに再三伝えていたのは、私はこういうことが嫌いだ、という具体例だ。
何度伝えても明確な返事はなく、努力してるという言い方だけだった。
そして態度からは理解した感触は感じられなかった。
薄々感じてはいたが、相手はこちらの気持ちなど つゆも心にかけない人物だった訳だ。
いさかいがあれば、それを宥めるだけのこと。何も進展してはいなかったと思う。

自分の目線で考えればよく理解できるが、確かに、本来大事に思うひとには例え自分が貧乏くじを引いたようになっても我慢して状況を譲る。
日頃、そう大事に思っていないつもりでも、時々こういうとこ嫌だなと思っても、判断が必要な場合は思い直して嫌なことをしないような方法を考え妥協しているし、相手が気づかなくても悪くなかった対応に満足する。

そうか...、と思った。
やはり自分の選択は間違っていないのだ。
自分が嫌なことをしないで、と一生懸命伝える人ほど、自分にとって大事に思う人だろう。
そして、自分が伝えたことを蔑ろにする人間ほど、私にとって不必要な存在であること。

合点がいった。
そうだったのだ。
もう少し成長できると思っていたのに。
残念なことだ。


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