日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

読書記録

2018-01-07 22:00:27 | 
北村薫 著『八月の六日間』 30.1.7読了

これまで読んだ北村薫と違い現代味溢れる本である。
高山への登山をする女性の数年を描く。
女性が強引すぎず自分にあるように他人との境をはっきりし、他人の親切をしみじみ想う辺りがいいな、と思った。
自分は山菜茸採りの登山はしていたが、高山に数日かけて登るような意気込みも忍耐も持ち合わせていないから、このような本を読む醍醐味で充分である。
それにしても、目に浮かんだ蒼い槍ヶ岳は、登山したこともないのに雄大で畏怖の念が浮かぶ描写だった。



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