日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

兄弟には公平に‥ ③

2011-10-07 19:59:12 | 日記
親が弟には甘いという指摘に関しては、度々私が不平を伝えるため、とうとう
『弟はお前より5年遅く生まれた。親を亡くすタイミングは同じだから、弟はお前より早く親と別れなければならないのだよ。だから、自分より甘えていても歳上なんだから我慢しなさい』と言い含められた。
ごもっともだが、だったら兄や私にあんなに厳しくしなけりゃ良かったろうに。

いらぬ事で子どもから反感を買っている。
親も親は初めてだから、迷い迷いのしつけだったんだろうかな。

年老いてようやく、厳しかった母もおばあちゃんらしくなり、若くて抑圧的だった事を悔いてくれる。

今さら『悪かったなぁー』と言われても、兄弟の明暗を大きく分けた結果は重大である。
軽うじて、少しいい思いも残ってるから勘弁してるけど、子どもの個性を無視する時代の子育てはうまくはなかった。
今頃、もう少しこうしてくれれば‥ああいう事をきちんと言葉で顕してくれたなら、きっと今の私は、もう少し機転を利かす人間になれたのに‥と思う。
人生の岐路も違っていただろう。

兄は長男の自負で保っているが、兄弟のなかでは一番貧乏くじを引いている。

せめて今くらい優しい言葉をかけてあげて欲しい‥と妹の私から、母に頼んでみているが。
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兄弟には公平に‥ ②

2011-10-07 12:42:36 | 日記
私は女だからか、とかくうるさく注意された。
今思えば、逆に、落ち着きがなかったのかもしれない。

目先の事にとらわれ、目の前にある事だけで判断してしまう。
今でも名残はあるが、それを矯正するには根気が要ったことだろう。
かといって、私が母に嫌われてたという訳じゃないようだ。
よく、男の子の母親は溺愛したり、女の子を疎んじたりすると聞く。

心は開けなかったし、叱られもしたが、折りに触れ1対1で歯医者に行ったり駅前に買い物に行った覚えがあるから、心の拠り所にはなっていた。
そんな他愛ない事が意外と子どもの心に残る。
自分だけを目にかけて欲しい‥言葉にする術はないが、いつだってそれを欲していると今になってそう思う。
下の子が生まれると、上の子が赤ちゃん返りをする‥よく聞く話だが、我が家は一人っ子。なのに赤ちゃん返りがあった。
成長の過程で、少し子どもな事ができると、親は早速かまってくれなくなる。
その感触は大人が考えるよりもっともっと、子どもの切なさを大きくしている。
繊細に感じるのに親の方が解っていない。
どんな親でも、子どもはある程度の年齢まで信用している。
4年生になるくらいまでは、存分にかまって欲しかった。
子どもは言葉に言えないだけ。
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