<リゾートトラスト レディス 3日目◇27日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇6500ヤード・パー72>
“コツコツ”と女王に食らいついた。佐久間朱莉(さくま・しゅり)が、今年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に続く自身2度目の最終日最終組入り。首位の山下美夢有に1打差のトータル16アンダー・2位から初優勝を目指していく。
ジャンボの教え!? 佐久間朱莉のスイングを徹底解説【連続写真】
気合を表に出すラウンドが続いた。5番、7番と2つのパー3でバーディを重ねると、280ヤードと短いパー4の8番では手前から10メートルのバーディパットをねじ込み、右こぶしを握った。「前半はすごくいい流れに乗って、トントンとバーティが獲れていた」。出遅れ禁物の伸ばしあいが予想されたムービングデーは、順調に進んでいった。
「後半の最初の方はあまりパットが決まらず苦しい展開だったんですけど、あのパーが大きかった」と振り返るのは13番。3メートルのパーパットを沈め、ここでもグッと力強くガッツポーズを繰り出す。「山下さんが伸ばしていたので、突き放されないようにと思っていた。しっかり入れるぞって打ちました」。この“勝負所”を決めると、17番で2メートル、18番では12メートルを沈める上がり連続バーディのご褒美もやってくる。気持ちよくクラブハウスに戻ることができた。
530ヤードの4番パー5では、同組だった山下、岩井千怜が果敢に2オンを狙うなか、ひとりレイアップし3打目勝負を選択するなど、メリハリあるゴルフを続けた。「狙いたい気持ちもあったけど、距離が出ないので。どうしても2打目がウッドなど長いクラブになる。それなら刻んで、いい位置からバーディパットを打てるようにと思いました」。周りに翻弄(ほんろう)されず、自らのプレースタイルを貫いた。
最終日も、3日目と同じ3人で回る。そして、初勝利のために逆転しないといけない相手は昨季女王だ。史上初となる2週連続での4日間大会優勝に王手をかけた強敵。厳しい戦いになるのは間違いない。ただ、この日も「(一時)2打差に離された時に、なるべく縮められるようにって思いながらプレーしていました」と気後れすることなく真っ向勝負を挑んだ。
その山下もボギーなしのラウンドで「66」をマークするなど、好調ぶりは変わらない。さらに「2週連続優勝ができたら、それはもちろんうれしいけど、まずはしっかり自分のゴルフをして。最終日にどう戦うか。ピン位置も難しいとは思うけど、しっかりマネジメントしてバーティパットにつなげられるよう頑張りたい」と、優勝争いを前にしても冷静だ。
最終日もバーディ合戦が予想される。もちろん、トータル13アンダーの岩井ら後続の追い上げも想定できる。ただ佐久間も「たくさん食べて、たくさん寝て、しっかり疲れをとりたい。(きょうの夜は)普通に過ごせると思います」とプレッシャーを感じさせない明るい声。白熱の優勝争いが期待できそうだ。(文・間宮輝憲)
以上、アルバニュース
ジャンボの佐久間に言った一言を思い出す。
「いつまで、現状の位置で戦っているんだ」と
ジャンボの目は正しいです。
佐久間朱莉には、優勝で証明してほしい。
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