4人の候補が争う自民党総裁選で、河野太郎氏に関連した、デマにつながるツイートがネット上で拡散しました。
■「毛沢東バッジ着用」返信ツイートでデマ広がる
21日の夜、Twitterに河野太郎氏と中国の王毅外相が並んで映った画像とともに、「2人が同じバッジを着けているように見える」「毛沢東バッジのようにも見える」などという投稿がされました。この投稿自体は「毛沢東バッジの着用」を断定するものではありませんが、「大問題、拡散を」などと着用を断定し、非難する返信ツイートが相次ぎました。
2人が同じバッジを着けている画像を載せた投稿は、2000件ほどリツイートされ、Yahoo!JAPANリアルタイム検索でも「毛沢東バッジ」が一時トレンド入りしました。
この投稿された画像は、2017年8月に当時外相だった河野氏がASEAN(=東南アジア諸国連合)+3(日中韓)外相会議に参加した時に撮影された写真の一部を切り取ったものとみられます。
日本テレビがASEAN+3外相会議の映像と写真を確認すると、河野氏と王毅氏のほか、各国の外務大臣がそろって同じバッジを着けていました。河野氏周辺も取材に「これは毛沢東のバッジではない。国際会議で配られたものだ」と否定しています。
■山口准教授「『私は騙されない』はありません」
SNS分析に詳しい山口真一国際大学GLOCOM准教授は、「『河野氏が毛沢東バッジを着けていた』という情報はデマであると考えられる」としたうえで、「SNSでデマを拡散するユーザーには、それに同意するフォロワーが集まる傾向がある。当初は疑念だったものが拡散される過程で意見や情報が極端化されることで、完全に誤情報となることがある」と指摘しました。
アメリカの研究では、自分の情報判断能力が高いと思っている人ほど、フェイクニュースに騙されやすいことが分かったということです。このため山口准教授は、「『私は騙されない』はありません。特に総裁選や国政選挙のような大きなイベントの際には、デマが多く出ることが分かっています。総裁選は通常の選挙とは異なりますが、こういったデマの流布によって影響が出ないとも限りません。情報の真偽を常に確かめることが大切です」と注意を呼びかけています。
写真:2017年8月 ASEAN+3外相会議に参加する河野氏と王毅氏(代表撮影/ロイター/アフロ)
以上、日テレニュース
国際会議で配られたバッジ?
デマはダメですね。
チャイナとはズブズブは事実ですが・・・