東京臨海副都心は東京都7番目の副都心で特別区だった。
「お台場」は石原氏がそう呼んだのが一般に広がった。
1989年 バブル期に臨海副都心開発が始まった。
1995年 都知事が鈴木氏から青島氏に変わり
青島氏は臨海副都心地区で開催予定だった
臨海開発の目玉 「世界都市博覧会」を中止にした。
その後バブル崩壊
1999年 石原慎太郎氏が都知事になると
凍結されていた、公共事業が次々に再開され
東京湾岸地区は開発が進み今の姿になってゆく
この頃カジノ計画も浮上する
フジTVのFCGビルが建った当時の風景を覚えていますか
ゆりかもめからの見晴の良かったことを
2002年 都市再生特別措置法によって「都市再生緊急整備地域」に
東京都心・臨海地区が定められた
私はこの当時から石原氏には
この地で五輪開催の野望があったのではと思う
他の指定地区の場所を見ると
またまた、文句を言いたくなるがとりあえず置いといて
2006年 から本格的に2016年開催の五輪招致活動が始まる
国立競技場は改修し新たに、臨海に陸上競技場を建設する予定だった。
IOCはその競技場が海風の影響があるからと難色をしめしたらしい
2009年 結果はブラジル・リオに決定
招致活動に使った多額の公費は多方面で叩かれた
笑えるのが2010年になってなお
東京中央区晴海のオリンピック施設予定地に常設飛行船発着場を整備している
結局、鈴木都知事時代からの世界万博の目論見がスポーツに姿を変え
ズーット出番を待っていた訳ですね
石原氏の相棒、安藤忠雄氏の
2016年五輪の青写真がまたすごい
代々木の森から東京湾まで元の地形と既存の競技場を生かしつつ
人工の緑地帯と道を作りつなげてしまうという代物
さすがに実現出来るとは思っていなかったとしても
総工費は想像出来ない?
今も、安藤氏は諦めていない「海の森」プロジェクトをただ今展開中
埋め立て地を緑の森に変えるそうだ、募金で木を植えている
それだけ聞くといい事しているみたいだが
全体像は私には断念した五輪のコンセプトの、縮小版に思える。
どうしても、東京を作り直したいらしい
悪評の東急渋谷駅も安藤さん作
さて、やっと2020五輪招致、当所石原氏は乗り気ではなかったらしいが
2011年 再選された石原氏は4月12日五輪招致に立候補した。
なんと言うことでしょう~~
3.11からずっと 日本は喪中だったのに
この頃の記憶が私には無いTVを見るのも辛かった
五輪で日本を元気にってか?
2012年 猪瀬氏が都知事になる あとは皆さんご存知の展開
これは私の妄想だが、石原氏は今回の五輪招致は本気じゃ無かったと思う
震災後の建設バブルを見越して、
東北だけでなく公共事業を都内にも回すのが目的だったのでは?
本気になったのは猪瀬さん、なに本気出しているのっと
あっという間に、降ろされた。
隙を見て、森登場、実権も利権も森の思いのまま
猪瀬氏はコンパクト五輪を歌い文句に招致したが実際は怪しい
2014年 舛添氏が都知事になってから
フジのカジノ計画もなりをひそめ
スタジアムの建設費問題が表面化
「都の税金をムダに出来ない」といい人発言まさかね~
要するに親分が変わったのよね、親ガメコケればみなコケる!
私は正直言えば、東京五輪に反対だった。お偉方も騒いでいたが実際招致しようとは思ってなくて、
騒ぐことで、土地の値段をあげ、お金を動かすのが目的だろうぐらいに。
IOCもまさか汚染の日本に決めないよねって・・・
でも、決まったからには5年後本当に安心できる日本・東京で
東北の地域にも何らかの、景気の恩恵がある事を願っていた。
それなのに、フタを開ければこのていたらく、
一つ思い出したことがある、むかし美術館で有名建築家達の企画展があって安藤氏の模型があった。
東京湾に巨大な橋が架けられ、横浜から千葉沖までを結んでいた。
レインボーブリッジやアクアラインなんて規模じゃない巨大水上都市が出来上がっていた。
その衝撃は鮮明に覚えている。その資料を探したが見つからない、バブル期、それ本気だったのかも
今は地に足つけて考える時代ですよね、東京を作り変える意味ってあるのかな、
そりゃあキチンとした選手村や練習場、プレスステーション勿論スタジアムも必要だけれど
今渋谷の大開発をやっているし、都内の駅あっちもこっちも工事中だと思うのは私だけ?
税金が打ち水みたいに消えずに、使われるべき所に使われる様に
もう、あとは祈るだけ・・・
下は安藤氏の2016年五輪都市計画モデル