かまたさとるの今日のぶつくさ

1日の出来事や日常生活で感じることを「ちょっとだけ」ぶつくさとつぶやきます。

障害児のお母さんたちの切実な声

2006年11月02日 | Weblog
 障害者自立支援法施行によって利用者負担が増大した障害児施設の利用料の軽減措置を行なうことを今日の定例記者会見で知事が公表した。ちょうどその後の時間に、事務所で障害児のお母さんたちから自立支援法の改正や利用料負担の軽減についての要望と切実な生の声を聞かせてもらった。県がどのくらいの軽減措置をとるのかはまだ具体的には明らかにされていないが、障害児の保護者のみなさんの切実な声に応えられる内容であってほしいし、そのような内容になるように意見提起をしていきたい。
 自立支援法の施行によって、所得によって利用料が定められていたのが所得に関係なしに1割負担になっている。あわせて給食代も実費負担となる。これまで一般世帯で月4500円だった利用料が、施設利用料(1日887円で22日)が19,514円、給食費(1日650円で22日)14,300円の計33,814円と8倍近くに負担が跳ね上がる。
 利用料は健常者の保育料よりも大きくなる。給食もたしかに手はかかるだろうけど、量はほとんど食べないのに650円はどうか・・・普通のランチでもその金額を出せばいいのが食べられるし、学校給食も1食260円くらいなのでそれと比べても高い。でもそれだけの給食費を払わなければ施設側も成り立たないのであろう。これから障害児の療育を手控える保護者がでてくることが懸念される。
 なんで、国はこのような弱い者いじめの法律を作ってしまったのだろうか。法は3年後に見直しをするようになっているが3年も待てない方がほとんどだ。早急に改正できるように地方からも声をあげていきたい。このような法律がまかりとおるようでは、とても美しい国にはなれない。

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