ケルベロスの基地

三本脚で立つ~思考の経路

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BABYMETAL探究(序)

2015-02-24 22:03:43 | babymetal
WOWWOWで録ったサム・ダン監督の全11話にわたるドキュメンタリー『メタル・エヴォリューション』をひと通り視聴し終わった結果、「BABYMETALは、ヘヴィメタルの進化の最先端形態である」、という確信を得るにいたった。(もちろん、『メタル・エヴォリューション』には、“まだ”BABYMETALは登場してはいない)。

しばらく、『メタル・エヴォリューション』1話1話に即しつつ、具体的に、「BABYMETALとは何なのか」を、ヘヴィ・メタルの「進化」史のうえに載りながら、考えていこうと思う。
なお、『メタル・エヴォリューション』(以下『M・E』と略すことにする)は、DVD、BRでも販売されているので現在でも例えばAmazonで購入可能である。
筆者も、もう35年間ハード・ロック、ヘヴィ・メタルを愛聴しつづけて来たが、自分の好きなバンドを好きなように聴いてきただけであり、名前は知っていても聴いたことのないバンドや「サブジャンル(この概念については後日詳考したい)」はたくさんある。それゆえに、サム・ダン氏の広く学術的にヘヴィ・メタルを考察するこのドキュメンタリーは、たいへん刺激的かつ有益なプログラムであった。
冒頭の結論めいた感慨、「BABYMETALは、ヘヴィメタルの進化の最先端形態である」を、単なる1ファンの主観や妄想ではなく、客観的な考察として綴ってみよう、というこのブログの連載記事の主旨も、まさに『M・E』に押し出されるかたちで生れたのである。

とはいっても、あくまでも筆者の個人的な思い込みの語りであり、BABYMETALの素晴らしさに僕なりの(へ)理屈をつけてみよう、という一つのささやかな試みでしかないのだが。

はじめに、まず、言葉の定義を確認しておこう。
「エヴォリューション」とは、「進化」のことであるのだが、この「進化」という概念が誤解を招きやすい。「進化」について定評のある入門書として『進化と人間行動』東京大学出版会(長谷川寿一・長谷川真理子)があるが、そこに「進化をめぐるいくつかの誤解」として「自然淘汰に目的はない」「進化は進歩ではない」等と述べられているとおり、「進化」を、「ある目的のために、より高度な機能を持つように進歩した」(例えば、高い樹のうえの葉っぱを食べるためにキリンの首は伸びた)と考えてしまいがちであるが、これは俗な勘違いである。
そうではなく、「進化」とは、(ざっくりと言えば)①突然変異で生まれた形質が、②自然淘汰の過程で生き残る、ということに過ぎない。
だから、「BABYMETALは、ヘヴィメタルの進化の最先端形態である」とは、何も、BABYMETALこそが理想的なヘヴィメタルのかたちの究極形だ、ということではない。①突然変異②自然淘汰での生き残り、という「進化」という観点でBABYMETALを考察することによって、そのヘヴィ・メタルとしての本質が見えてくるのではないか、と考えるのである。(つづく)
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1 コメント

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メタル・エボリューション (佐原英明)
2015-09-28 14:28:50
YouTubeで公開されていることがわかり、現在視聴中です。
以前、su-metalがアメリカのROTR公演前ごろに、葉加瀬太郎と共演したいと言っていました。
林修先生の番組で葉加瀬太郎が音楽の歴史について話していたことがありましたが、YouTube の話、NHK Eテレのサブカルチャー史の話と繋げてようやく徐々にですが理解できるようになりました。

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