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BABYMETAL探究(番外編~「GQ JAPAN」2016年1月号 賛!)

2015-11-24 19:05:29 | babymetal
本日発売の『GQ JAPAN』1月号。
BABYMETALの掲載ページは、2見開き、4頁ぶんだけだが、
(僕にとっては)600円払って購入する値打ちの十分あるものだった。

仕事の移動中に、電車の中で鞄から取り出し、記事を読んで、
(いつものことではあるが、でもいつも以上に)涙が滲んできた。

写真もカッコいい。
2015年の暮れのBABYMETALの「いま」を体現する、勇ましく、上品で、カッコよく、可愛く、メタルな写真だ。

で、電車から降りて、改札口を出たところの書店で、もう1冊購入してしまった。
こんなことは、初めてである。

以下、賛の寸感を少しだけ。
(今回は、短文です)。

『ヘドバン』誌の熱い記事には、毎回エネルギーをもらっていて、感涙してしまうことも多いのだが、独特の「いつもの臭み」がある。
(もちろん、それも大好きだからこそ、毎号、発売日前日に、フラゲしているのだが)。
その「臭み」とは、主に「(俺たちの)BABYMETALは、(俺たちの)メタルなんだ!」という「力み」からくるものだろう。
『ヘドバン』はメタル雑誌(あるいは、ベビーメタル雑誌)だからそれでよいのである。

僕の、このブログも、そうした「力み」=「臭み」がぷんぷんしているはずだ。
メタルを愛するブログ主が書くからそうなるのである。
今後もそれは変わらない。

また、この1年でも、『ヘドバン』以外の音楽誌にもいくつかBABYMETALの記事が掲載されたが、記事の執筆者は、ヘドバン関係者(?)で、率直に言って、文面は食傷気味のものが多かった。いつかどこかで見た、個人的な熱い思いの吐露。もちろん、共感はするのだが、正直、「またか」という印象も否めなかった。

音楽誌以外の経済誌とかでは、「なぜヒットしたのか?」というピントのずれたものが多く、(個人的には)噴飯ものでしかなかった。(「成功」考 で述べたことがある)

今回の『GQ JAPAN』の記事は、それらとは全く異なるトーンが基調になっていて、「ああ、とうとう、(正当に)こういう捉え方・書き方がされるようになったんだな」と感慨深かった、のである。

記事執筆者の「三井三奈子」氏については、存じ上げない(ググったけれど、よくわからなかった)が、記事全体が、「世界規模で活躍している」ということを既定の事実として冷静に捉えたうえで、「これから、この3人の少女たちは、どのように活動していくのか?」を本人たちに語らせるという、「実」のあるものだ。

いわば、『Number』誌に掲載される、アスリートのインタビュー記事、のトーンである。

それほど長い記事でもないし、それをここに引用するのは、商業妨害になるかもしれないし、このブログをご覧になっている皆さんならば、もうすでに、あるいはこれからすぐに、購入されるだろうから、詳しい引用はしない。

冒頭のプロフィールも、『GQ』誌を読む、BABYMETALを知らない人には、簡にして要を得ている。ファンにとっては、「今さらレディー・ガガかよ」と感じるかもしれないが、「一般」の人にはこれはやはり必要な紹介だと思う。

MOAMETALの語りから始まっているのもよい。このファミレスの話は、僕は初見であった。SU-METALの語りは、やはりいちばんのお姉さんぶりであるし、YUIMETALは、彼女の一面である「プロデュース委員長」的な硬派な語りであって、三人の個性が滲み出ている。

何より、プロフィールを含めて記事中に「アイドル」という単語がひと言もない、のだ。
これは、『GQ』誌がBABYMETALをどのような存在として捉えているかの端的な証しである。

もちろん、この号はBABYMETAL効果でそれなりに売れるだろう(僕ですら2冊買ってしまったのだから)が、売るために載せたのではなく(もちろん、そうした判断もあるには決まっているが)、「MEN OF THE YEAR」の6人よりも前のページに、こうした「正しい」扱いで載っている、という姿勢に、大人が認めたBABYMETAL、が登場している、という印象を受けるのだ。

引用はしないと言ったが、2箇所だけ、どうしても引用したくなってしまった。
(皆さん、買いますよね?)

「目の前にちょこんと座っているこぎつねの姉妹のような少女たちと話していると、大人なんだか子どもなんだか、強面なんだかかわいらしいんだかわからなくなる。でも、それこそが彼女たちの魅力なのだろう。正体不明、変幻自在。だからこそ、その一挙手一投足が気になり、彼女たちが進んでいく道を見ていたいと思ってしまう。」

素晴らしい文章だと思う。
考察中のMOAMETALの「笑顔」にも関わる、BABYMETALの魅力を、実に的確に(しかも僕のように「臭く」ならずに)表現している。

記事は、こう結ばれる。
「…きっと彼女たちは、3人で前を向いて、”その先”へと突き進んでいくだろう。これまで日本人アーティストが辿りつけなかった場所に、彼女たちなら行けるかもしれない。」

これも、素晴らしい。
こうして書き写しているだけで、感激の涙がこぼれそうになる。
本当にその通りで、こうした「まともなBABYMETAL評」が、一般男性誌に掲載された、ことは、2015年の特記すべきトピックのひとつだと、(こんなブログを書き続けているからこそ、余計に)思うのである。

…もう一冊買おうかな…?





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