A.別に、『BURRN!』なんて雑誌がBABYMETALをほとんど黙殺しようが、どうでもいいじゃないか。
そんな考え方も、確かにありうる。
あるいは、
B.『BURRN!』という一雑誌がBABYMETALを扱うかどうかは、編集長をトップとする編集部(あるいは経営陣?)の判断であって、外からどうのこうの言う筋合いのものではない。結果として、例えば売り上げとか雑誌の評判とかの責を負うのは彼ら自身なのだから。
これも、まさに、その通りであろう。
さらには、
C.BABYMETALを取り上げれば、雑誌の売り上げが(爆発的に)伸びることは明らかなのに、あえてそれをせず、自らの「ポリシー」を頑なに守る『BURRN!』誌の姿勢は、まさに男気、メタルではないか。こんな頑固な雑誌があってもいいではないか。
同じシンコーミュージックにBABYMETAL超シンパの『ヘドバン』誌があるのだから、『BURRN!』とうまく棲み分けをすればいいんじゃないかな。
否!これは全く間違っている!とんでもない!
A.B.の見解は、はなから『BURRN!』誌に期待しないものだ。
確かに、『BURRN!』誌が単なる一雑誌、一音楽誌に過ぎないのならば、A.B.は全くその通りだ。
実際、毎日、毎週、毎月・・・発刊される無数の雑誌が、BABYMETALを載せていないからといって、僕はそれを不満に思ったりはしない。TVの報道で、例えば先日のダウンロードフェスについての報道がないことに憤懣を抱いたりはしない(・・・報道するはずがない・・・)。
(もちろん、掲載・報道されれば、喜び勇んでチェックするのだ!『日経エンタテインメント』の最新号には、表紙に名前と、東京ドーム・ライヴの記事が小さな写真つきで載っていた!それを、書店の店頭で発見した喜び!)
しかし、『BURRN!』誌は、例えば『日経エンタテインメント』とは全く異なる、特別な雑誌だ。
これは、僕だけではなく、とりわけ中年以上のメタルヘッズおっさんには、かなりの割合で共通する”感慨”だろう。
1984年9月5日、日本初のヘヴィメタル専門誌、BURRN!創刊!!!
以来、数年間(はっきり覚えていないが、6~7年ほどか?)は毎月発売日には書店へ行き、棚の平積みの、上から何番目かを取ってレジに向かう、というのが日課ならぬ月課になっていた。
大学を卒業し、就職した会社が、今でいえばブラックなところで、早朝から深夜までとんでもなく過酷な日々を過ごしたのだが、そのときの心の支えになったのが、『BURRN!』誌とそこから得た情報を基に購入したヘヴィ・メタルの数々のディスクだったのだ。
例えば、DREAM THEATERのデビュー・アルバム『When Dream and Day Unite』は、『BURRN!』誌の輸入盤のディスク・レビューに惹かれて、タワー・レコードで購入したものだ。
驚愕し、カーCDに入れ、聴きまくった。
以来、DREAM THEATERの新譜は、必ずすべて購入している。
これも、いわば『BURRN!!』効果である。
当時、僕にこんなバンド、アルバムを紹介してくれるメディアは、『BURRN!』誌だけだったし、本当に、お世話になった、僕にとっては特別な雑誌なのである。
(今でも、購入することはほとんどなくなったが、毎月立ち読みはして、新譜購入等の情報を得ている。)
『BURRN!』とは、そんな雑誌だ。
廃刊になるまでは、僕にとって毎月必ずチェックする、特別な雑誌であり続けるだろう(買えよ!)。
そんな『BURRN!』誌だからこそ、BABYMETALに対する態度は、本当に本当に歯がゆい。
口惜しい。
情けない。
さらには、吐き気がするほど、卑劣だ、とさえ思ってしまうこともある。
C.に挙げたような、「男気」「メタル」「頑固」など、とんでもない。
今後、2度と出てくることなどありえない、日本からヘヴィメタル界に降臨したBABYMETALというこんな怪物を、日本初の、そしてほとんど唯一のヘヴィメタル専門誌として”君臨”してきた『BURRN!』誌が扱わない、このことの理不尽さよ!!
例えば、先日の、ダウンロード・フェス(UK、フランス)のBABYMETALのステージの「意味」「価値」は、『BURRN!!』誌だからこそ、きちんと検証できるのではないだろうか。
一般雑誌、TVニュースはもちろん、他の音楽誌でも<意味不明・取扱不可能>のできごとを、国内できちんと報道できるのは(絶対的シンパの『ヘドバン』以外には)『BURRN!』誌しかないし、また『BURRN!』誌がきちんと扱ってくれれば、他に要らない。必要十分である。
(『ヘドバン』誌とは違った、冷静な筆致で、報道できるのではないのか?)
ところが、これまでの『BURRN!』誌のBABYMETALに対する態度は、もはやネグレクト・虐待と言いたくなるほど、不当な無視、が続いている。
この4月の、新譜発表、ウェンブリー公演、を前に、多くの音楽誌や一般誌、はては週刊誌さえもとりあげたにも関わらず、『BURRN!』誌は相変わらず「ほとんどガン無視」を続けている。
いまの、BABYMETALの快進撃の「凄さ」「とんでもなさ」を、いちばん認識しているのが、『BURRN!』誌であるはずなのに!
というか、記者の後記などを読んで仄聞されるのが、「俺たちが無視しているBABYMETALよ、はやく失敗しろ!化けの皮はがれろ!」と念じているかのような、呪詛のような思いである。
これは、ほんとうに、気持ち悪い。
吐き気がする。
何なんだよ、こいつら。
これが『BURRN!』のなれの果て、なのか?
晩節を汚す、という言葉があるが、『BURRN!』って、(お家騒動を乗り越えた後も)結局、こんな雑誌だったのか?
そんな虚しさがわいてくる。
『BURRN!』誌がBABYMETALを取り扱わない「理由」は、大別すれば、次の3点になるのだろうか。
① ヘヴィ・メタルじゃないから。
② 日本のバンドだから。
③ プロモート依頼・要請がないから(つまり、金をくれないから)。
しかし、これらは、全く破綻している。
BABYMETALを扱わない理由になりえない。
(つづく)
そんな考え方も、確かにありうる。
あるいは、
B.『BURRN!』という一雑誌がBABYMETALを扱うかどうかは、編集長をトップとする編集部(あるいは経営陣?)の判断であって、外からどうのこうの言う筋合いのものではない。結果として、例えば売り上げとか雑誌の評判とかの責を負うのは彼ら自身なのだから。
これも、まさに、その通りであろう。
さらには、
C.BABYMETALを取り上げれば、雑誌の売り上げが(爆発的に)伸びることは明らかなのに、あえてそれをせず、自らの「ポリシー」を頑なに守る『BURRN!』誌の姿勢は、まさに男気、メタルではないか。こんな頑固な雑誌があってもいいではないか。
同じシンコーミュージックにBABYMETAL超シンパの『ヘドバン』誌があるのだから、『BURRN!』とうまく棲み分けをすればいいんじゃないかな。
否!これは全く間違っている!とんでもない!
A.B.の見解は、はなから『BURRN!』誌に期待しないものだ。
確かに、『BURRN!』誌が単なる一雑誌、一音楽誌に過ぎないのならば、A.B.は全くその通りだ。
実際、毎日、毎週、毎月・・・発刊される無数の雑誌が、BABYMETALを載せていないからといって、僕はそれを不満に思ったりはしない。TVの報道で、例えば先日のダウンロードフェスについての報道がないことに憤懣を抱いたりはしない(・・・報道するはずがない・・・)。
(もちろん、掲載・報道されれば、喜び勇んでチェックするのだ!『日経エンタテインメント』の最新号には、表紙に名前と、東京ドーム・ライヴの記事が小さな写真つきで載っていた!それを、書店の店頭で発見した喜び!)
しかし、『BURRN!』誌は、例えば『日経エンタテインメント』とは全く異なる、特別な雑誌だ。
これは、僕だけではなく、とりわけ中年以上のメタルヘッズおっさんには、かなりの割合で共通する”感慨”だろう。
1984年9月5日、日本初のヘヴィメタル専門誌、BURRN!創刊!!!
以来、数年間(はっきり覚えていないが、6~7年ほどか?)は毎月発売日には書店へ行き、棚の平積みの、上から何番目かを取ってレジに向かう、というのが日課ならぬ月課になっていた。
大学を卒業し、就職した会社が、今でいえばブラックなところで、早朝から深夜までとんでもなく過酷な日々を過ごしたのだが、そのときの心の支えになったのが、『BURRN!』誌とそこから得た情報を基に購入したヘヴィ・メタルの数々のディスクだったのだ。
例えば、DREAM THEATERのデビュー・アルバム『When Dream and Day Unite』は、『BURRN!』誌の輸入盤のディスク・レビューに惹かれて、タワー・レコードで購入したものだ。
驚愕し、カーCDに入れ、聴きまくった。
以来、DREAM THEATERの新譜は、必ずすべて購入している。
これも、いわば『BURRN!!』効果である。
当時、僕にこんなバンド、アルバムを紹介してくれるメディアは、『BURRN!』誌だけだったし、本当に、お世話になった、僕にとっては特別な雑誌なのである。
(今でも、購入することはほとんどなくなったが、毎月立ち読みはして、新譜購入等の情報を得ている。)
『BURRN!』とは、そんな雑誌だ。
廃刊になるまでは、僕にとって毎月必ずチェックする、特別な雑誌であり続けるだろう(買えよ!)。
そんな『BURRN!』誌だからこそ、BABYMETALに対する態度は、本当に本当に歯がゆい。
口惜しい。
情けない。
さらには、吐き気がするほど、卑劣だ、とさえ思ってしまうこともある。
C.に挙げたような、「男気」「メタル」「頑固」など、とんでもない。
今後、2度と出てくることなどありえない、日本からヘヴィメタル界に降臨したBABYMETALというこんな怪物を、日本初の、そしてほとんど唯一のヘヴィメタル専門誌として”君臨”してきた『BURRN!』誌が扱わない、このことの理不尽さよ!!
例えば、先日の、ダウンロード・フェス(UK、フランス)のBABYMETALのステージの「意味」「価値」は、『BURRN!!』誌だからこそ、きちんと検証できるのではないだろうか。
一般雑誌、TVニュースはもちろん、他の音楽誌でも<意味不明・取扱不可能>のできごとを、国内できちんと報道できるのは(絶対的シンパの『ヘドバン』以外には)『BURRN!』誌しかないし、また『BURRN!』誌がきちんと扱ってくれれば、他に要らない。必要十分である。
(『ヘドバン』誌とは違った、冷静な筆致で、報道できるのではないのか?)
ところが、これまでの『BURRN!』誌のBABYMETALに対する態度は、もはやネグレクト・虐待と言いたくなるほど、不当な無視、が続いている。
この4月の、新譜発表、ウェンブリー公演、を前に、多くの音楽誌や一般誌、はては週刊誌さえもとりあげたにも関わらず、『BURRN!』誌は相変わらず「ほとんどガン無視」を続けている。
いまの、BABYMETALの快進撃の「凄さ」「とんでもなさ」を、いちばん認識しているのが、『BURRN!』誌であるはずなのに!
というか、記者の後記などを読んで仄聞されるのが、「俺たちが無視しているBABYMETALよ、はやく失敗しろ!化けの皮はがれろ!」と念じているかのような、呪詛のような思いである。
これは、ほんとうに、気持ち悪い。
吐き気がする。
何なんだよ、こいつら。
これが『BURRN!』のなれの果て、なのか?
晩節を汚す、という言葉があるが、『BURRN!』って、(お家騒動を乗り越えた後も)結局、こんな雑誌だったのか?
そんな虚しさがわいてくる。
『BURRN!』誌がBABYMETALを取り扱わない「理由」は、大別すれば、次の3点になるのだろうか。
① ヘヴィ・メタルじゃないから。
② 日本のバンドだから。
③ プロモート依頼・要請がないから(つまり、金をくれないから)。
しかし、これらは、全く破綻している。
BABYMETALを扱わない理由になりえない。
(つづく)
HR/HMを含めたRockの世界は、Fuji-RockのSEALDs出演の例を持ち出すまでもなく、若々しい感性から古い世代・思想への反発(反権力)という側面が大きいと思っています。
残念ながら「BURRN!」誌は、創刊以来の長い年月の中で老化し、保守化・権威化していったのではないかと思います。