南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

南野イントラ危機一髪!

2007-08-15 12:10:50 | ダイバー南野の冒険
 ダイビングはルールさえ守ってれば、基本的にそれほど危険な遊びではないんですが、それでも危ない目に合うこともごくまれにはあります。
 きょうは、南野自身、ちょっとヤバかったという話を。

 その日、南野はガイドとしてお客さんをふたり連れて、伊豆の某ポイントに潜りました。
 このポイントはボートで沖まで行って、そこから一気にロープごしに深場まで行くポイントです。
 透明度は特別良くも悪くもなかったと思います。まあ、10メートル先が見えるくらい?
 流れもなく、お客さんも慣れた人で、普通なら事故なんか起こりようもありません。
 水深25メートルくらいのところでしょうか?
 南野のレギュレーターからいきなりエアがこなくなりました。
 一応、残圧チェックを忘れて、エア切れになるようなまぬけなインストラクターではないつもりです。
 ちょっと前に、残圧を見たときはまだ余裕があったはず。
 そうです。タンクに空気はまだあるはずです。
 とはいえ、南野としても、原因を深く考えている余裕はありませんでした。
 とりあえず、エアを確保しなくてはなりません。
 ええ、お客さんのオクト(予備のレギュレーター)をうばいましたよ。
 一応、講習などでは、手順として、ジェスチャーでエア切れであることを示して、相手が差し出すのを待って、もらうことになってるんですが、そんなしちめんどくさいことはしません。なにげなく近づいて、気づかれないほど自然にさらっとうばってました。
 このときほど、今のダイビング界にオクトが普及していたことに感謝したことはありません。
 オクトがなければバディブリージングをするしかないんですが(交互にひとつのレギュレーターを吸う)、そこまで気の利いたことをしてくれたかどうか?
 ましてや、いきなり相手のレギュレーターをうばうわけにはいきません(パニックになっちゃいますよ)。
 で、一息ついて、ようやく余裕が生まれました。
 そこではじめて残圧のチェックです。やはりエアはまだ残ってました。
 ではなぜいきなりエアが止まったのか?
 自分のレギュレーターを調べてみましたよ。
 フェイスガードが外れてました。
 ダイビングを知らない人のために、説明しておくと、レギュレーターの正面にはプラスティックのカバーが付いているのですが(ねじ込み式になっている)、これがないと息を吸ってもエアがこないのです。
 知らない間にねじが緩んでいて、潜っている間に外れたらしいです。

 教訓、潜る前には、レギュレーターのフェイスガードが緩んでいないか確かめよう。

 と言うことであれば、オクトの方は問題ないはず。案の定、普通に吸えました。
 こうして、南野はお客さんのオクトから自分のオクトにエアを切り替えて、ダイビング続行。普通に浮上できました。

 ええ、初心者ダイバーのみなさん。なにかトラブルがあったときでも、ひとりで潜ってるんじゃない限り、ほとんどの場合はなんとかなります。
 慌ててパニックになるのが最悪。
 落ち着いて行動しましょう。

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コメント
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