何を見ても何かを思い出す

He who laughs last laughs best

遠き日の約束 再び

2020-11-20 09:51:25 | ひとりごと
ワンコが天上界の住犬になって、4年と10カ月
16歳になった頃から少しずつ幼児帰りの様子が現れてきたワンコに、
2020年の東京オリンピックを一緒に見ようね、と話しかけていたね
でも、そのオリンピックはついにできなかったよ
(つい先日、延期したオリンピックを実行するという話もあったけど、
 これだけ世界中で感染が拡大しているのに、
 各国まっとうな選考をして、世界の真のナンバー1を決めるスポーツの世界祭典ができるわけないね  
 残念だけど)
 
ほんとにね、
今年 年が明けた時、まさかこんな一年になるとは思いもしなかったよ
 
思いもしないことが起こるのが世の常なら、後悔したくない、と思うのかもしれないし、
このコロナ禍で更に増したストレスを癒したい、という思いもあるのかもしれないけれど、
家人が、又わんこを家族に迎えようと言い出しているんだよ
 
それに対しての私の思い、
ワンコは知っているだろう?
 
今月のワンコお告げ本は、それに対するワンコからの一つの答えなのかな?
でもそれは、私には受け入れられないっていうか、
寂し過ぎるんだよ、
傍から見れば、私の思いは痛ましいのかもしれないけれどね
 
そんな思いに沈んでいると、
先月のお告げ本にあった詩の一節が、すーっと浮かんできたんだよ
 
「ザ・ロイヤルファミリー」(早見和真)
 
サラブレッドという特殊な血の継承のお話しの中にあった詩なので、
確かに特殊な お馬さんのことなんだけど、
ふと頭に降ってきた、この詩の最後の言葉がワンコからの贈り物に思えて、
上手く言えないんだけどね
今月のお告げ本の示すものと併せて、考えさせられるんだよ
 
「ザロイヤルファミリー」(早見和真)より引用
大地をしっかりと踏みしめ
大地をはっしと蹴り
風を分け 光をかすめ
何に向かって走るのか

あるいは美しさへの挑戦とも
あるいは栄光への本能とも
その真意の程を問わんとて
それはそも
遠き日の遠き約束

中略

今こそ新しき命の跳おどり
ふるさとの雪を想い
ふるさとの風を想い
何に向かって走るのか
それはそも
遠き日の遠き約束
 
引用終了
 
 
同じくサラブレットの繁殖を題材にした本「優駿」(宮本輝)に、
「馬は心で走る」という言葉があったけれど、
遠き日の遠き約束が、血統(大層ご立派だとかいうY染色体)だけのことではなく、
心を含むのなら、心をこそ受け継がれていく大切なものととらえるのなら、
ワンコ
ワンコ
 
ワンコ