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ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

飼い猫の診察

2005年05月10日 13時21分10秒 | 日常
今日、飼い猫を近所の動物病院に電話してから連れて行きました。
「大丈夫ですよね?」と聞いたのですが、実際には、私が入る前に一人、犬を連れて入っていましたし、中には犬と飼い主がいました。
うーーん、犬もかわいいけれど、うちの猫は、警戒するな・・、と心配しました(ストレスになるので)。
けっこう、待たされたのです、たかが爪きりでしたが。
うちの猫は、(メスなのに)臆病で気が荒くて、飼い主が爪を切るのは、ほとんど不可能。こちらが血だらけになってしまいます。
それで、前足親指の巻き爪ということもあって、爪が伸びると連れて行って、ついでに健康チェックをしてもらっていたのです。
後からきたのは、透明のペットキャリーに入っている雉猫。待合室には犬が2匹いるものだから、警戒して、ふぁーふぁー威嚇しはじめてしまいました。うちの猫は、意外と大人しかったです。
雉猫君のほうが、緊急ではあったはずですが、一秒差で先に入った犬の診察が終わり、ようやくうちの番になって診察室に向い、まずは体重測定ということで、嫌がる猫を台に乗せると、意外にも、4ヶ月前よりも体重が気になるほど減っていました。ずっと、高齢のせいにしていたのですが、ちょっと心配。
結局、今年はまだ健康診断がまだだからと、大暴れの爪きり(夫の血を引いているのか??)のあと、奥の部屋に連れて行かれ、検査のための採血をしてもらいました。
奥から聞こえる、わが猫の抵抗の鳴き声・・・、ちょっと気の毒。

高齢ペットの体重減少は、腎臓が弱っている場合が多いようで、検査結果によっては、今までと同じような生活はできなくなるかも、と気になりますが、何とか、自宅での自由な生活が出来るよう、努力していきたいです。

実は、以前は父の飼っていた猫を父の死後、私が世話をしていましたが、目の際のおできが結局ガンになってしまい、高齢を押して手術しましたが、その後、長生きして22歳の長寿で亡くなりました。最後は、脳にガンが転移していたようで、たまに発作を起こし、ちょっと痴呆もあったのですが、ぎりぎりまで自分で排泄し、がんばっていました。

その猫にいじめられていたわが猫、やっと自分の天下になったのだから、もう少し、元気で生きていてほしいものです。

犬は、きちんとしつけられていると、全くの他人に対してもかなり友好的に接しますが、猫は違いますね。自宅ではどんな人にも興味を持って喜んで寄って行くけれど、外では臆病になって逆に気が荒くなってしまいます。つまり、小心者なんです。夫も私も、猫派なので、そのとおりの性格なのかもしれないですね。
ちなみに、今日は、お母さんとは呼ばれませんでした。

舘野泉

2005年05月10日 07時49分27秒 | 音楽

先日NHKで、左手のピアニスト、舘野泉さんのドキュメンタリーを夫と見ました。名前だけは、ニュースなどで聞いていたのですが、彼の姿をみるのは初めてでした。
フィンランドに長く住み、3年前にコンサート本番のステージで脳梗塞で倒れ、右半身に後遺症が残り、今は左手だけで演奏をしているピアニストです。
最初は、半年もすれば、右手も元に戻るだろうと思っていたそうですが、普通の生活と、演奏とは全然違うんですよね。弾けることと、弾くことは違う。自分の表現として、ニュアンスを伝えられないとしたら、それは演奏ではないのですから。
でも、人間とは本当に強いものです。
使えなくなることで、その価値がわかることが多いですが、残ったもので、最大限の努力をすること、これが彼のすごさだと思います。
そして、見つけた楽譜の素晴らしいこと!
ブラームスの編曲で、バッハの無伴奏ヴァイオリンの名曲、シャコンヌのピアノ、それも左手だけの編曲。
両手では原曲の素晴らしさを表現できないから、あえて左手だけにしたというブラームスの才能に、惚れ惚れしてしまいます。
私は、ヴァイオリンから転向したヴィオラ弾きですから、シャコンヌはとても人前では弾けません。
でも、多分、ヴァイオリン演奏の最高傑作でしょう。
これに憧れて、多くの人が、オーケストラ版、弦楽合奏版など、いろいろ編曲してきました。
私自身も、所属の弦楽合奏団で練習しました。ヴィオラの能力を超えている譜面でしたよ・・。
あの曲を演奏する喜び、これは何にも変えがたい至福です。

左手の舘野さんの演奏、素晴らしかった。ぜひ、CDを手に入れたいと思いました。

私は、両親ともにガンでなくしました。父は、生きがいが絵を描くことでした。末期になって、絵もかけなくなったことを悟ったとき、父は生きる気力を失い、急速に病状が悪化しました。
生きていくことは、希望をもちつづけることなんだと思います。

きっと、舘野さんは、これからも、人々に生きる希望を与えていくことでしょう。
希望をもつこと、これが生きる原動力。私も、ささやかな希望をかなえる努力、大切にしていきます。

芸術家つまり表現者としての挫折や苦悩をつぶさに見たことも、驚きでした。
いい番組でした。
いつか、生で演奏を聞いてみたいです。ヴァイオリニストの息子さんも、ハンサムでしたね!?


DV

2005年05月09日 10時19分33秒 | 日常
DV、いわゆるドメスティックヴァイオレンス、これは、経験者でしか理解できないことかもしれません。実は、私もこれが悩みの種なんです。ブログなら、自由に書けるかもと思い、これを作ったのです。
単純に、ダメ男とばか女の組み合わせで片付けられないいろんな問題があると思います。うちの場合は、アルコール依存症。
結婚直前に、夫の酒乱がわかり、とりやめようかと思ったのですが、夫の両親になだめられ、以来、20年、たまにDVに直面してきました。
OLのころ、いつもより濃い化粧で、あざを隠して上司に心配かけたり、いろいろありました。離婚に踏み切れない理由は、一体、なんだったんでしょうね。経済的な自立への不安と我慢することへの慣れでしょうか。それとも、今までの時間を否定したくなかったとか・・。
かつて、T市に住んでいたときは、警察に連絡しても、夫婦喧嘩に介入できないと言われたのです。でも、今は違います。DV防止法によって、警察はすぐに動いてくれるんです。
GW直前の夜、夫が飲みすぎて手がつけられなくなり、ついに警察のお世話になりました。3人来てくれて、それぞれ、話を聞き、夫も落ち着いてきて、大丈夫だろうと帰って行きましたが、私には、後で警察署の生活安全課に相談に来たほうがいいと忠告してくれました。
いざというときのシェルターを用意したほうがいいのかもしれません。
酒乱の後は、たいていは本人の反省によって、また元の生活に戻るのですが、そろそろ、人生も半分すぎてきて、さらにこの先、このままでいいのかという不安があります。ま、子どもがいなくてよかったとは思いますが。
こういった悩みは、なかなか公にできないものです。
もし、同じ悩みを抱えている方がいたら、コメントをいただけるとうれしいです。

前にもありましたが、警察官は、私たちのように、子どもがいない夫婦の場合も、それぞれ、「お父さん」とか、「お母さん」とか呼ぶんですよ。これには、かなり違和感を覚えました。とても親切にしてくださったのですが、私は誰のお母さんでもありません。そういえば、動物病院でも、そういわれますね。お母さんなわけ、ないじゃない!?

すぎてしまえば、笑い話、それで本当にいいのかどうか・・・。

ヴィオラダモーレ

2005年05月09日 00時08分08秒 | 音楽
ヴィオラダモーレという楽器は、ご存知ですか?この珍しい楽器、私は、バッハのヨハネ受難曲を聴くときくらいしか、お目にかかったことはありませんでしたが、今回、阿部千春さんのコンサートで無伴奏で演奏してくれたので、その特徴がよくわかりました。彼女の楽器は、1766年製作のかなり有名な楽器製作者の手になるもので、当時の楽器がそのまま演奏できる状態ということも、珍しいことだと言っていました。つまり、オリジナルのものは、たいていは、博物館に飾ってあるけれども演奏するのは無理、というものが多いようです。実物は、芸術品といっていいくらいの美しい姿で、ネックはヴァイオリンのような渦巻きではなくて、天使の顔の彫刻なのです。そして、彼女の楽器は、7弦の共鳴弦を持つ14弦のもので、調弦は、曲により変えているのです。バロック以降、クラシック期になると、ニ長調が多くなり、共鳴弦の調弦も、音階にしているようになったそうです。共鳴弦は細いスチール弦で、指板の下を通っています。上の弦は、ガット弦。由実は、オリジナルもあったそうですが、実物は残っていなくて、当時から、ヴァイオリン奏者の持ち替えが多く、ヴァイオリンの弓で代用可能だったそうです。
ヴィオラダモーレの形は、コントラバスの外形に近く、その先祖だそうです。一番小さいヴィオラダガンバと同じサイズで、ヴィオラダガンバはフレットがありますが、ダモーレにはありません。ガンバと違い、あごに挟みます。デモ、ヴァイオリンの倍くらいの厚みがあるので、ちょっと大変なのでは・・。
響きが素敵で、聞きほれてしまいます。
GWの最後のイベントで、至福の時を過ごしました。

阿部千春さん

2005年05月08日 23時52分48秒 | 音楽
昨夜、国分寺の泉の里コンツェルトザールという、個人宅の音楽ホールでの阿部千春さんのコンサートに行ってきました。彼女は、ミシェル・コルボのオケや、コンツェルト・ケルンその他にピリオド楽器で主にヨーロッパで活躍している演奏家です。毎年、菊地俊一先生の企画で素晴らしい演奏を聴かせてくれます。今回は、いつもと違って、無伴奏で、バロックヴァイオリン(といっても実際はクラシックヴァイオリン)とヴィオラダモーレの演奏で、間近にこの珍しい楽器を観察させてもらいました。
昨日は、午前中は雨が残っていて、午後から晴れてきたのですが、この状況は弦楽器に一番悪いのでした。やはり、ヴァイオリンの演奏中に、一番高い弦が切れてしまうというハプニングがありました。そのおかげというか、機転をきかせて先生が、楽器や作曲家の解説をしてくれたのが、とても勉強になりました。

ベーレンライターとペーター版

2005年05月07日 15時16分49秒 | 音楽
近所のおばさまたちと弦楽四重奏を練習しているのですが、モーツァルトのカルテットK.421、私はベーレンライターの楽譜で、他の人たちはペーター版で練習していました。
先日、ちょっと違いすぎるからと、それぞれ持っていない楽譜をコピーでもらい、比較してみました。すると、やっぱりというか、びっくりというか、ペーター版の余計なお世話といい加減さに、ちょっと殴られたような気がしました。
ここ数年、原典版でしかもピリオド楽器の演奏が流行っているし、私もそれが大好きなんですが、全く逆に、未だに盛んに普及しているペーター版で練習する場合も多く、編集の意図が一体なんなんだろうと、不思議に思うところがあります。
とにかく、スラーが違うのならともかく、ここまで違うと、曲の雰囲気が全く変っちゃうというところもあって、これは、次の練習のときに、熱くなってしまうかもしれないと、危惧しています。
何せ、ベーレンライターでfpのところを完全無視しているんですから・・・。
ペーターさんはよくないと、私は思う!

ブログなるもの・・・

2005年05月07日 14時50分59秒 | ジェンダー
初チャレンジです、この「ブログ」というものは。自分でHPを持っているんですが、なかなか、更新できないし、こちらのほうが、簡単かなと思い、はじめてみることにしました。
今日は、GW終盤、夫は出勤していき、こちらは自由の身です。
テンプレートも、いろいろあって、どれも「これだ!」というのは見つからなかったのですが、さわやかなレモンにしてみました。
とにかく、はじめまして。