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ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

「するす」

2016年04月08日 10時26分32秒 | 古文書

 応用コースの第1回の課題の添削が先日、戻ってきました。やっぱり、やっちゃいましたね、大きな勘違い。いくつになっても、間違えるのは悔しいものです。

 2回目の課題に没頭しています。今度は江戸時代の「官刻孝義録」。領主が教化政策のため、孝行者、忠義者、貞節女性などに褒美を与えたその名簿と内容で、漢字が少なく、かなが多い。

 テキストに倣って課題文を読み進めてみると、かなが「る」なんだか「か」なんだか区別がつかなくて、文意がわからなくなるものがあって、困りました。こんな言葉、しらなーい!とためしに検索してみたら、あったんですね。「するす」という言葉、「磨る」と「臼」の合成した言葉で、臼ですりつぶすというような意味でした。すると、文意が自然になったのです。「さん」という女性が貧しい中、高齢の母親に工夫してさまざまに「するし」て食べさせるって、いわゆる介護食を作ったということです。

 なるほど、学ぶのは楽しい!でも、それがあっているかどうかは、提出して添削してもらわないとわかりませんが。

 200~300年でも、使っている言葉はどんどん変化していくんですね。

 女性にだけ貞節を求める社会は、私は認めたくないけれど、今朝の新聞の寂聴さんのコーナーはとても面白かったです。例の乙武さん騒動について、彼は小説家になるべきだという提言でした。小説家なら、不倫しようが何しようが、誰も文句は言わないと。それがあったか!それに、小説なら、妄想でも現実でも、思うように書けますから。ただ、本当に不倫したら、配偶者はたまったもんじゃない。人気作家の奥さんを知っていますが、気の毒だと思います。気にしないのかな~。

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乞田川の桜

2016年04月08日 08時58分22秒 | 日常

 今朝も、火野正平さんの「こころ旅」短縮版を見ました。八王子は、堀之内の公園から見る多摩ニュータウンの風景だそうです。永山から堀之内に向かう道のりは、乞田川の川沿いの道路でした。

 私は永山の団地から、聖蹟桜ヶ丘までバスでよく休日に夫と出かけました。鎌倉街道からは、乞田川の桜がよく見えました。

 普段は、多摩市永山から都心の原宿まで通っていました。通勤電車の混雑は相当でした。そのころは携帯電話も何もなく、人からもらったコンパクトCDプレーヤーで通勤時間にクラシックでも聴こうと夫に相談したら、「お前は現実から逃げるのか!」と罵倒されました。あの通勤地獄に立ち向かえというのです。ま、そうしましたけど。

 今は、ほとんどの人がスマホいじっています。もしかして、通勤時間だけじゃなく、勤務中も見て中毒になっているんじゃないかと危惧します。

 リアルに生きることをしなくなったら人間はどうなるのだろうか。もしかして、認知症って、リアルに生きられなくてなる病気なんじゃないか、とふと思いました。ほんとうは、誰でも逃げたいんだよね。

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