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ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

吉田日出子の本

2015年08月20日 23時08分57秒 | 日常

 去年11月に初版が発行された吉田日出子の「私の記憶が消えないうちに デコ 最後の上海バンスキング」(講談社)を読み終えました。最後の方は涙涙で、なかなか読み進めることができませんでした。

 彼女は、認知症ではなく、飼っていた犬の散歩中に起こった事故で顔面を強打したことにより、高次脳機能障害になり、舞台の主役も降板せざるを得なくなり、世間からちょっと遠ざかってしまったのでした。でも、彼女は元気だと私は信じています。

 あまたの恋愛遍歴を経て、ついに一人で家を建て、とても変わったすてきな犬と暮らした彼女。愛犬は、彼女が発症してからそれを悔いるかのように、がんで先に亡くなってしまったのです。ペットとの生活は、とても充実して素敵な毎日だったのでした。なんだか、自分の現在とそっくりで、怖くなりました。

 愛猫ハッチはこれからも元気でいてほしい。エイズキャリアーなので、どうなるかはわかりません。ここ数日、表で猫の鳴き声が聞こえてとても気になっています。飼い猫ならいいのですが・・・。でも、うちはエイズ猫だからさらに猫を保護することができなくて。大丈夫ならいいけれど、心配です。

 ちなみに、吉田日出子が上海バンスキングで歌った歌は、戦前に一世風靡した川畑文子さんの歌い方を真似したそうです。彼女の歌唱にヒントを得て身に付けた歌い方とのことでした。とても個性的で、アンニュイで、素敵なんですよ。みなさんも、ぜひ、上海バンスキングのCDを買って、聴いてみてください。訳詩に三根徳一とあるのは、あのディック・ミネさんです。

 またお目にかかれることを願っています。吉田日出子さん、どうぞお元気でいらしてください。

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