goo blog サービス終了のお知らせ 

ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

今日が東京大空襲、明日は東日本大震災

2014年03月10日 08時39分16秒 | 日常

 母が経験した東京大空襲は、69年前の今日の午前0時過ぎから起こったことでした。ちょうど私が、寝ようかと思いながら、猫のドキュメンタリーをやっていてついつい見ていた時刻でした。

 アメリカのじゅうたん爆撃は、軍の施設でもなく、標的は市街地、女性高齢者子ども、明らかに民間人の殺りくを狙ったものです。生きながらに焼かれた人たち。母はおそらくその時、初めて死人を見たんだと思います。あちこちに懸命に避難するうち、そういう光景には慣れてしまったと言いました。

 戦争中、生理はあったの?と昔、聞いたことがありました。覚えていないというのです。当時は、「女性」であることを封印しなくてはならないため、女性はさらしを巻いて胸を小さくしていたそうです。おそらく、栄養も取れないままの戦時中、母は生理がとまってしまったのでしょう。

 戦時中は国家権力で統制していた反動で、戦後は狂気じみた混乱期があったはずです。生きるためには罪をもろともしない人たちが大勢いたでしょう。その混乱期、ヒロシマとナガサキは、十分な検証もないまま、放射能を浴びながら人々は必死で生きてきたんです。

 津波の跡と原発事故、それは終戦のヒロシマやナガサキに似ていませんか?

 この状況で、まだまだ復興もほど遠いのに、原発再稼働はありえません。何かあれば、「想定外」と言い逃れするおえらいさんたち。政治家って、本当に日本の未来を、私たちのことを考えているのでしょうか?

 戦争で死んでいった人たちは、兵隊だけじゃない。民間人がどれだけ犠牲になったか、わかっているのでしょうか?津波は、自然災害だけれど、戦争は、回避する努力ができたはず。

 今、ウクライナが大変なことになっています。戦争へと進まないための努力を、紛争を起こさせない努力をお願いします。

 民族が違っていても、みな同じ人間です。同じ命の重さです。

 サッカーの試合で、浦和のサポーター席に「JAPANESE ONLY」という横断幕が掲げられていたそうです。よそで反日の動きがあっても、私たちはそういうことをしてはいけません。かつては、日韓合同でW杯を開催したじゃあないですか!サッカーでは、韓国が兄貴分ですよね。どんなに嫌われても相手を敬うことが大切です。いつかわかってもらえる、その努力こそが大事です。いろんな国の人と手を取ることこそ、大事じゃないですか、あんな横断幕を掲げる日本に、オリンピックを開催する資格はありません。

 東北を忘れないこと、そのために私たちができることを少しでもやらなくては。

 原発事故で彼らがどういうことになって、今もまだ状況は変わっていないその現実を知る義務があるのです。この国がおかしい方向に向かわないよう、私たちができることをしなくては。

 昨日、本を注文しました。気になっていたけれど読めなかった本。原発事故周辺の、動物たちの本です。

 日本は、唯一の原爆被災国。そして、大地震での原発事故を起こした国。だからこそ、原発再稼働は許してはいけないことじゃないですか。政治家が、ただ被災地に行くことならどんなバカでもできますよ!ああ、はらわた煮えくり返る!!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする