ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

ようこそ先輩 課外授業

2008年05月04日 13時51分21秒 | 日常

 今日、ちょっと興味があったので、久しぶりにこのNHKの番組を見ました。

 田中泯(たなかみん)という舞踏家の授業でした。なんと、彼の母校は、八王子市立第九小学校ということです。そこの6年2組の生徒たち相手に、かなり厳しい指導もして、面白かったです。

 私は大昔、彼の前衛舞踏を見たことがありました(びっくりした!)。そして、たそがれ清兵衛という映画で、彼は遅咲きの俳優デビューをしたのですが、その役がものすごかったのです。

 1日目の教室での子供たちの質問の中で、小学生のとき、好きな女の子がいたかという話に、彼は、背が小さくていじめられていたから、それどころじゃなかったと答えていました。たいてい、一人でいることが多かったそうです。でも、同級生の山田氏の所有の森を二日目の授業で使わせてもらっていましたから、まったく友達がいなかったわけでもないんでしょうか・・。
 ただ、田中氏の、いまどきの小学生に対する感想は鋭かった。一人になることを嫌い、個性が育っていないとのこと。この二日間の授業で、目隠しすることによって眠っていた五感を働かせ、自然と共にいる感覚を呼び起こしたのは、すごいです。貴重な経験をしたと思います。

 一人ぼっちになることの大切さ。一人でいることを極端に嫌う今の状況のおかしさ。まさに、今の教育の問題を浮き彫りにしているような気がしました。

 八王子は、自然が一杯だから、東京といっても、あれだけのいい授業ができるのでしょう。子供たちは幸せです。森に親しんで人間が元来もっている才能を呼び起こすこと、それはすごく大事なことかもしれません。

 時には子供たちをしかりつけ、罵声を浴びせる、そういう教師って、いいなーーー。

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