ハッチと私の日常

20年暮らした猫も亡くなり、25年以上連れ添った夫も病死、仕事も辞めて還暦過ぎた女性が被災猫ハッチと暮らす日々

姉歯元建築士の証人喚問

2005年12月15日 00時21分02秒 | 社会
 今日は、夫が平日休みを取っていました。私は午後から、四重奏の練習。午前中、テレビで、姉歯元建築士の証人喚問を夫と見ました。
 彼は、私と同じ歳です。だから同情しているわけではないのですが、彼の話を聞いていると、なんだか、気の毒に思えるのです。彼自身、悪いと思いながら、圧力を受けて暗黙の了解のうちに、偽装を続けていたんだと思います。偽装という言葉をお互いに口にしないまま、悪事が続き、すべてが表ざたになったときは、彼一人が責任を負わされる、そういう段取りだったのでしょうか。木村建設からいわれ、空の請求書も作っていたとか。彼自身、小心者で、キッパリと断れなかったのでしょう。それが、日本の社会の姿なのでしょうか。彼個人は、どこへも逃げられないから、彼は責任を逃れられない。でも、会社は、どんどん倒産、解散、清算して、別会社を作れば、「全く関係ない」と、同じ人が社長になって、また同じことが繰り返される。ヒューザーも木村建設も、そうなんでしょう。社長個人の私財は、そのままってことで、被害者の泣き寝入り。本当に、嫌な社会ですよ。私は、姉歯さんも、ある種、被害者だと思います。
 今日の午前中の証人喚問、きっとすごい視聴率だったでしょうね。彼には、このままずっとがんばってもらいたいものです。たとえ刑務所に入っても。
 昨日の再放送の「古畑任三郎」ではないけれど、いくつになっても、人生はやり直しが出来るんです。また、ゼロからやりなおせばいい。生きることが、大事なんです。どうか、がんばって生きていってほしいです。きちんと真実を解明し、もっと悪い奴を炙り出せ!と思いますね。
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