急に広島行きを思い立って、航空券の予約などをしていて、懐かしいみやげ物を思い出しました。そう、先日の喧嘩の翌日、もうみやげ物の下調べでした。戦後60年の節目に、一度は行って見たいと思っていた広島に行くことにしたのです。でも、夫はその目的が、正義を振りかざして嫌味だというのです。そういうわけではないのですが・・・。彼は、宮島でボーっとしていた昔を思い出して、再度訪れたいという思いがあったようです。でも、時間的に無理なので、彼が行かなくてよかったのかも。
その広島県の銘菓で、庄原の「乳団子」というものがあります。この強烈なネーミングに、大学時代の私はぶったまげたものでした。ちょうど、夏の恋をしていた相手が、庄原出身だったので、お土産にもらったのでした。結局、3ヶ月しか交際は続かず、卒業当時は別のBFに変っていました。ま、私が振られたのです。そして、卒業旅行では別の同級生たちと男女混合でグループ旅行。出雲と秋吉台など回り、私ともう一人の同級生(女性)が九州まで足を伸ばしたのです。そのとき、そのかつてのBFの実家に、みなで泊まったのでした。そりゃ、切なかったですね。別れた人の家に大勢で泊まるなんて。地方の名家なのでしょう、ばっちゃんが農業、じっちゃんが畜産、おやじさんが公務員みたいな大きな家でした。牛小屋を覗くと、私と誕生日が同じ牛がいました。でも、あれは、種付けの日付だったのかな?そんな、なつかしい庄原の銘菓「乳団子」は、大昔食べたけれど、とてもおいしかったです。広島市内でも買えるようなので、土産に買って帰ります。夫は、私が「乳団子」にこだわっている理由もわからないでしょうね・・・。
昨日の朝、夫と大喧嘩をしてしまいました。とにかく、カーっと来て、しまおうとしていた新聞紙を床に叩きつけてしまい、猫は一目散に逃げていきました(彼女にあててはいませんが)。夫は、私がすぐ怒って物を投げるというのですが、DV本舗は彼の方なんです。私は垂直に物を強く置いたといえないこともないですが、夫の場合、最短距離ではなく、長い距離に物を飛ばします。床は傷だらけ・・・。怒鳴るのは、女性よりも男性のほうが数段迫力があります。
なぜ、喧嘩になったのかといえば、前の晩、夫が飲みながら料理を作って、結局のみすぎて食べられなかったことと、広島に一緒に行くというのを急にやめたと言い出したこと。こちらは、予約をしてしまったので、ドタキャンに近い・・・。そういえばと、思い出しました。結婚前に、一緒に夏に海に行く計画があったけれど、直前、前の晩に行かないと言い出し、ついに別れたのでした。それなのに、結婚してしまった私はバカですよね。そんなことを思いながら、なんでも直前でトラブルを起こすという彼のやり方に非常に腹を立て、こんな奴とはもう一緒に暮らせないという話に発展してしまいました。一事が万事です。私も、よくこんな男に20年も我慢してきたものだと、自分で嫌になりました。でも、実際、こういう思いは、お互い様なんですよね。
最後は、旅行に行かないのは、老猫を預けるのがかわいそうだとか、微妙に違う論旨になってきて、お互いに怒りもピークがすぎていったのです。
多分、結婚なんて、類は友を呼ぶみたいなもので、どこか共通点があったり、永年一緒に暮らすうちに似て来てしまうものなのでしょう。大喧嘩も、いつもの恒例行事みたいになってしまうものです。
人間なんて、ラララ・・・、と歌ったのは、吉田拓郎。そうです、人間なんて、そうそう大差がないものです。相手が嫌になれば、きっと自分にもそういう嫌なところがあるはず。孤独死しないですむよう、小さな喧嘩に納めて、残り少ない人生を穏やかに暮らしたいですね。でも、頭に来たときは、かなりアドレナリンが出るのでしょう、ものすごく熱くなりました。こういうとき、度がすぎれば殺意が芽生えるのでしょうね。気をつけましょう・・・。