先日、BSプレミアムで、蜜蜂と遠雷のモデルとなった浜松国際ピアノコンクールのドキュメンタリーの再放送がありました。私はそれを4月に見て感動し、恩田陸の小説を読んだだのですが、今回はさらにコンクールのその後の受賞者たちのインタビューもあるので、録画して見ました。そして今日、一駅先の映画館に行き、その映画「蜜蜂と遠雷」を見ました。映画館は10室以上の上映室があり、私は初めて入ったのですが、窓口は券売機のように画面をタッチして操作するので、高齢者が多いともたもたしていてなかなか進まない・・。対面式の窓口は、必要なんじゃないかなーと思いました。私もちょっと戸惑いました。なんたって、9時半にその映画館が開館しますが、10時前に上映が始まるのがけっこうあるんですもの。でも、10分前にならないと入れないから、焦る必要なかったのでした。それに、なんたって10以上の部屋があるんだから、窓口は混雑していたのに、上映の部屋はがらがら・・・。こんないい映画にあまり入らないのは、残念!それに、本編上映前に、ほかの映画の予告があまりに多くて、うんざりしました。今まで、こんなに予告ばかり延々と流すのにあたったことがありませんでしたよ。
松坂桃李が今度はピアニストです。以前、彼がヴァイオリニストを演じた映画を見ました。それと、ブルゾンちえみが、地方の放送局の取材班役で、それも松坂桃李演じる年齢ぎりぎりのコンクール参加者の同級生として出てきたのですが、彼女、よかったです。お笑いの人って、勘がいいのかな、俳優業にもけっこう向いてますよね。
原作もよかったし、映画もよかった。もちろんプロのピアニストの吹き替えだけれど、映画では役者もある程度、本当に弾いていたのかなあ?私は鍵盤苦手なので・・。
音楽はいいよー。人生賭けるには十分すぎる程、ものすごい世界だし。でも、プロの音楽家は、本当に「音」を「楽しんで」いるのかな?音楽って何だ!?
完璧に弾けるからといって、それは芸術にはならない。へたくそなアマチュアの私が言ってもしょうがないけど。弾けるということと、感動させるというのは別物。ただ、コンクールというものは、人間を観察するものすごく面白いケースなんだと思います。
音楽は一瞬だけれど永遠。本当に、そうです。
たまたま、子どもの頃にヴァイオリンを習い、大人になってから再開して個人レッスンで途中からヴィオラに転向し、アマチュアで弦楽オケとカルテットやってきて、亡夫は演奏はしないけれどマニアックなクラシックファンで古楽演奏のコンサートにはよく一緒に出掛けたから、私の人生の半分以上はクラシック漬けでした。いいものを聴いたけれど、アマチュアで腕が悪いから、演奏は全然ダメでした。でも、楽しめたし、これからも(肩骨折でヴィオラは断念)ヴァイオリンはたまにお遊びで練習して、それで十分。今回、思い立って映画見たのも、音楽を聴きたかったから。
亡夫のCDはほとんどを売却しました。あっても自分の残り時間で聴くことができないんじゃあ、意味ないし。今手元に残した分だけでも、すこしずつ聴くことにしましょう。いつ死んでもいいようにね。
コンサートでいい演奏を聴くと、ああ、この空間にいられて、本当に幸せと思ったものでした。