ビタミン屋

気が向いた時だけ書いてます。日常や旅行、趣味の記録。

「この世界の片隅に」

2017-01-14 21:09:00 | 映画

12月17日に映画「この世界の片隅に」を観に行きました。
広島を舞台にした戦時中の物語です。
戦争を題材にした映画は悲惨なものが多くて、苦手なのですが、この映画は
絵がとても柔らかくて優しい雰囲気だったので、興味がありました。

この映画は、戦時中の庶民の日常を描いています。
毎日の家事や商い、結婚、子育て、ご近所づきあいなど、平凡な日々の中の一つとして戦争も存在しています。とりたてて、戦争だ、と騒ぐことこともなく、たんたんと生活している(悲しみや苦しみを心の底にしまって、助け合い、楽しいことも見つけながら、目の前の1日1日を生きることに専念している)姿に、驚くと同時に、ああ、本当に当時はこんな風だったんだろうな、と腑に落ちる気持ちになりました。何か、今まで戦争のことを扱った映像を見ても、歴史というか、なかなか今の自分たちとはリンクしなかったのですが、こうやって、毎日の日常を重ねていき、今日になったんだなあ、ということが理解できた気がしました。

でも、やっぱり、後半は戦争が激しくなり、登場人物の一人が亡くなってしまいます。
すごく、ショックで、やりきれない気持ちになりました。

映画館の帰り道も、ずっとこの映画のことを考えながら歩いていました。
どうやったら、あそこで死なないで済んだのかなあ、とか。
色々なことがぐるぐる頭を回りました。

後日、夫が原作本の漫画を買ってきてくれ、それを読むことで、また自分の中で消化しきれなかった部分を整理したり、考えたりして、気持ちが落ち着いてきました。
自分の中で、とても大切な作品になりました。

劇中歌のサトウハチローの曲をコトリンゴがカバーした「悲しくてやりきれない」がすごく綺麗で、映画の世界とぴったりでした。
近いうちに楽譜を手に入れたいですね!
(あと、星野源の「恋」の楽譜もほしいなあ。)

来月のおこづかいで買おうかな(^^♪

駅ハイ!明治神宮外苑いちょう並木と周辺散策④

2017-01-14 20:39:00 | おでかけ・旅行ときどき御朱印

須賀神社のあとは、民音音楽博物館を訪れました。
西洋の音楽芸術を中心とした音楽専門の博物館です。18世紀に制作されたピアノや、クララ・シューマン直筆の楽譜、アンティークのオルゴールや機械仕掛けの人形、世界の民族楽器などが展示されています。
時間があえば、ピアノの生演奏を聴くこともできます(私たちが行ったときは、「川の流れのように」の演奏でした。)
そして、1日に数回、アンティークオルゴールの演奏会が開催されます。
私たちもちょうど、時間が合ったので、席に座りました。
と、ここで、私はやっちまいました( ;∀;)
たくさんのアンティークオルゴールをスタッフの方が説明しながら、演奏を聴かせてくれたのですが、キリがいいところで、私は演奏会が終わったと思って
「もう出よ!」と夫に声をかけて退出したんです。
そしたら。
夫がふしぎそうな顔で「これから本番なのに、どうして席立ったの?」と。
なんですとΣ(・□・;)
「え、演奏終わったんじゃないの?」
「まだ開始まで時間があるから、説明してくれてただけで、これから演奏会の本番が始まるんだよ。」
うそー!!
じゃあ、「もう出よ」ってすっごく失礼だったんじゃ…。
しかも、まだこれから色々演奏が聴けたなんて!!
恥ずかしいやら、残念やら、申し訳ないやら、
でも、今さらもう会場に戻れないし…(+_+)
すっごくざわざわした気持ちで
再びコースを歩きだしました。

けっこう内心修羅場でしたが。


今回のメインである、明治神宮外苑のいちょう並木を見たら、少し元気が出てきました!

銀杏を楽しむ大勢の人たち。
まさに見ごろで、道も黄色に染まっていました。
あー、綺麗だなあ。
独身の頃、このいちょう並木を見に来て「いつか結婚したら、旦那さんと歩きたいなあ。」と思ったのを思い出して、感慨でした。



最後にスタート地点だった絵画館を撮影。

都会の秋を満喫した1日でした。