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虹の色、音階

2012年09月30日 23時06分19秒 | 美術/絵画
2012年9月30日-2
虹の色、音階

 プリズム分光で色は直線状に配列する。円環状ではない。
 しかし、ニュートンは円環状に色を配列した。その時代では今で言う、光の色と絵具の色を分けていなかったらしい。
 虹の色は
  7色:赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
  5色:赤・・・黄・緑・青・・・菫

  「ニュートンの時代では「7」と結び付けることが大事なことと考えられていました。流行だったともいえます。その当時の色彩の基本として赤、黄、緑、青、菫の五色がありましたがニュートンは虹の光の帯を見てどうしてもプラス2色加えての7つの色としたかったようです。それで赤と黄の間に果物のオレンジの色から「橙」、青と菫の間に植物染料の色の藍を加えて7色にし、虹の色は7色と決めました。」
http://iro-color.com/episode/rainbow.html

 さて、虹の色は、空上方から下方へ赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と並ぶ。
 二重虹の場合は、上側の薄い副虹は、
http://rocketnews24.com/2012/03/22/194971/
によれば、逆の配列、つまり下(内側)から上(外側)へ赤・橙・黄・緑・青・藍・紫と並ぶ。
http://michaelsan.livedoor.biz/archives/51718745.html
の写真によれば、
 逆さ虹の場合は、上側(弧の凹側)が赤。
 円形虹の場合は、外側(弧の凸側)が赤。
 逆さ虹(環天頂弧)は円形虹の一部というわけではないのか?
 (逆さ虹については、
2012年4月16日-2 逆さ虹 an upside-down rainbow
http://pub.ne.jp/1trinity7/?entry_id=4270728
を参照されたい。)
 紫外線領域が見える人にとっては、虹はどう見えるのか?

 ド  
 シ  紫
 ラ  藍
 ソ  青
 ファ 緑
 ミ  黄
 レ  橙
 ド  赤

 色の音階との対応は、上記の場合、振動数は赤から紫へと高くなるから、納得。
 ただし、ミとファの間は半音階だが、色彩の区別としては黄と緑の間の開きは大きいように感じる。
 藍 indigo という染めの色を入れたのはなぜ? 虹では青紫か?
 
 絵具での混色は中間色がどの色についても存在するので、円環表示は無矛盾である。
 異なる音を同時に発すると、一つの中間振動数の音にはならず、2つの音として、かつ、たとえば和音として聞こえる。フーリエ解析器。

  三原色        :   赤   黄   青 
  三原色とそれらの中間色: 紫 赤 橙 黄 緑 青 紫  →円環配列は妥当。
  それらのさらなる中間色:  赤 赤 黄 黄 青 青 赤 
   (上下に読まれよ)    紫 橙 橙 緑 緑 紫 紫 →円環配列は妥当。
  
 赤?橙?黄?緑? 青?紫、の六色を音階に等分割的に割り当てると、
 ド・レ・ミ・ファ♯・ソ♯・ラ♯  となるだろう。

 半音階で一オクターブを分割すると(平均律または非平均律)、

 
 色名について参照した文献は:
[S]
鈴木輝實.2006.8.色の技法:基本篇 絵具の色に強くなる.167pp.グラフィック社.[B20070717][2,400円+税]