2012年4月5日-2
しどけなく、おほほな、肢体または姿態[全篇掲載]
〈絡み合い、いたわりあい、ねそべりあう、肢体たち〉
〈つるされて(これが正常)、倖せ、それとも不仕合わせな、肢体たち〉
〈傷ついて、舐めり合う、ジャジャンカな、肢体たち〉
〈すっく、スック、素津苦な、肢体複雑系〉
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
したがって、われわれは撮る。撮る。撮る。
肢体の姿態を。
たとえば、植物では頭は根であり、幹枝は胴体であり肢体である。
かくて、支離滅裂、世界は分岐を永遠に続ける。
そうして、可能的多様世界は実現する。
たとえば、
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オナラ
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル 夜はオワラナイオミナエシ
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル 昼
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オナベ
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オオオオオ
てな具合である。
--------------------------------
註1。第一行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=あ。
第二行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=い。
第三行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=う。
第四行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=え。
第五行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=お。
終脚韻は「あいうえお」という有り難い高等技法を使っている(あいうえお脚韻行渡り技法)。
また、最終行は「オオオオオ」と累積連結技法(累積的に連なって結び[産び、おむすび]を総合的に表現する技法)という無責任な下等技法も使っている。
なお、五行説の実態は不明。
註2。入沢康夫1955『倖せ それとも不倖せ』をごく一部引用。引用は下記掲載の復刻正補2冊版(昭和46年7月5日発行、書肆山田、650円+補編850円、B19710811)による。
註3。註の連なりの方が全体として詩的だったりして。
しどけなく、おほほな、肢体または姿態[全篇掲載]
〈絡み合い、いたわりあい、ねそべりあう、肢体たち〉
〈つるされて(これが正常)、倖せ、それとも不仕合わせな、肢体たち〉
〈傷ついて、舐めり合う、ジャジャンカな、肢体たち〉
〈すっく、スック、素津苦な、肢体複雑系〉
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
したがって、われわれは撮る。撮る。撮る。
肢体の姿態を。
たとえば、植物では頭は根であり、幹枝は胴体であり肢体である。
かくて、支離滅裂、世界は分岐を永遠に続ける。
そうして、可能的多様世界は実現する。
たとえば、
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オナラ
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル 夜はオワラナイオミナエシ
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル 昼
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オナベ
ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オオオオオ
てな具合である。
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註1。第一行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=あ。
第二行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=い。
第三行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=う。
第四行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=え。
第五行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=お。
終脚韻は「あいうえお」という有り難い高等技法を使っている(あいうえお脚韻行渡り技法)。
また、最終行は「オオオオオ」と累積連結技法(累積的に連なって結び[産び、おむすび]を総合的に表現する技法)という無責任な下等技法も使っている。
なお、五行説の実態は不明。
註2。入沢康夫1955『倖せ それとも不倖せ』をごく一部引用。引用は下記掲載の復刻正補2冊版(昭和46年7月5日発行、書肆山田、650円+補編850円、B19710811)による。
註3。註の連なりの方が全体として詩的だったりして。