生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

しどけなく、おほほな、肢体または姿態[全篇掲載]

2012年04月05日 10時18分16秒 | 美術/絵画
2012年4月5日-2
しどけなく、おほほな、肢体または姿態[全篇掲載]


〈絡み合い、いたわりあい、ねそべりあう、肢体たち〉


〈つるされて(これが正常)、倖せ、それとも不仕合わせな、肢体たち〉


〈傷ついて、舐めり合う、ジャジャンカな、肢体たち〉


〈すっく、スック、素津苦な、肢体複雑系〉

   南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
 
 
 したがって、われわれは撮る。撮る。撮る。
 肢体の姿態を。
 たとえば、植物では頭は根であり、幹枝は胴体であり肢体である。
 
 かくて、支離滅裂、世界は分岐を永遠に続ける。
 そうして、可能的多様世界は実現する。

 たとえば、
 
  ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オナラ
   ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル 夜はオワラナイオミナエシ
    ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル 昼
     ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オナベ
      ジャジャンカワイワイ、 キラキラヒカル オオオオオ
     
てな具合である。


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 註1。第一行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=あ。
    第二行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=い。
    第三行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=う。
    第四行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=え。
    第五行。第一並びの脚韻=い、 第二並びの脚韻=う、 第三並びの脚韻=お。
 終脚韻は「あいうえお」という有り難い高等技法を使っている(あいうえお脚韻行渡り技法)。
 また、最終行は「オオオオオ」と累積連結技法(累積的に連なって結び[産び、おむすび]を総合的に表現する技法)という無責任な下等技法も使っている。
 なお、五行説の実態は不明。

 註2。入沢康夫1955『倖せ それとも不倖せ』をごく一部引用。引用は下記掲載の復刻正補2冊版(昭和46年7月5日発行、書肆山田、650円+補編850円、B19710811)による。



 註3。註の連なりの方が全体として詩的だったりして。


ナタナエル、君に美を教えたい。

2012年04月05日 10時14分43秒 | 美術/絵画
2012年4月5日-1
ナタナエル、君に美を教えたい。




 ナタナエル、君に美を教えたい。
 美体はどこにでも転がっている。
 見いだすことだ、。
 されど、美は束の間。
 君は、変心する。
 ならば、変装せよ、変相せよ。

 たとえばナザレのジョシュは、
     磔刑への道すがら、
     腐敗の犬の屍体の歯の美しさの美を讃えた
    (と伝えられる)。

 であるからには、その開拓された道を、われわれは行く。
 よって、
   美の美は、どこにあるのか?

 探求の道は、遥かへと、つづいている。