生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

案内:第39回北海道抽象派作家協会展

2012年04月03日 22時20分35秒 | 美術/絵画
2012年4月3日-4
案内:第39回北海道抽象派作家協会展


 □ 第三九回北海道抽象派作家協会展 □

 会期:2012年4月10日(火)~4月15日(日)
 時間:10:30~18:00
   [初日は13:00から。最終日は17:00まで)
 場所:札幌市民ギャラリー
    060-0052 札幌市中央区南2条東6丁目
 入場無料

http://tyusyouha.blog.fc2.com/blog-entry-3.html




2011年3月14日午後9時ごろに福島第一原発から放出されたヨウ素量の推定

2012年04月03日 21時15分05秒 | 放射能
2012年4月3日-3
2011年3月14日午後9時ごろに福島第一原発から放出されたヨウ素量の推定

 時事ドットコム 2012/04/03-12:49 の記事によれば、

  「世界版SPEEDIは放出される放射性物質の拡散状況を半地球規模で予測するシステム。日本原子力研究開発機構が同システムを運用しており、昨年3月も文科省の依頼を受け、試算を行〔な〕っていた。
 それによると、昨年3月14日午後9時ごろに福島第1原発から放出されたヨウ素の量は毎時10兆ベクレル、セシウム134、137もそれぞれ同1兆ベクレルと推計された。」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012040300430

とのこと。

美術修行2012年4月1日(日)-1/第62回記念モダンアート展

2012年04月03日 12時33分43秒 | 美術/絵画
2012年4月3日-2
美術修行2012年4月1日(日)-1

 第62回記念モダンアート展/東京都美術館。
 むろん、一押しは、風間虹樹作品。



 閃光撮影しなかったためか、写真が良くないが、この上下の両者はともに映えるし、この配列組み合わせによる展示が一つのシステムとしても良い。(展示者あるいは展示設計者は、モダンアート協会の人々であろう。)

 

 風間虹樹〈斥力ゆえに世界は切り、裂き、張り、在り、いのち。いのち、、〉












 


 
 図録によれば、受賞作品は上方に展示された菱形の『斥力ゆえに世界は切り、裂き、張り、在り、いのち。いのち、、』である。なお、二点展示は27名26名とのこと。
 色彩の侵入と出っ張りとはみ出し。
 画布が基準となって示す、 空間の捻れと捩れ。

 S50という画布の大きさ canvas size は、正方形展示ならば縦の長さは116.7cmで横の長さは116.7cmとなるが、菱形展示の場合は縦160.0cmで横160.0cmとなる。面積比例的ではないにしろ、見えの大きさはかなり稼げるという展示方法である。
  地球上に生きるわれわれの視覚は、重力作用方向という上下方向が基軸である。そして菱形という形態的輪郭または(三次元世界ゆえに)接面 interfaceは、上下方向に沿うためか、直角三角形という尖りゆえに、四隅は上に下に左に右に(心理的に)拡がる。てなわけで、水平と垂直に、拡がり、拡がる。水平と垂直、それは十字形となって交わる。
 十字は、この地球上の(さらには、生活しているとすればだが、他の惑星の)類としての、また個としての、〈人間〉を象徴する。人間は、水平と垂直の交点に位置している。
 1909年に神智学協会に入会したピエト・モンドリアン Piet Mondrian(1872- 1944)は、『進化』三部作(1910-1911年)を描き[抽象絵画は何かを「描く」のかという問題があるが、『進化』は狭い意味でも描いている]、晩年は菱形の作品をいくつか描いた。

 では、画面切り裂きは、何をもたらすのか? ルチオ・フォンタナ Lucio Fontana(1899-1968)の「空間概念」シリーズに見られる細い切り裂きは、画布の張力の具合で凹なんだ割れ目状になる。それは、異なる空間次元、あるいはむしろ物体化された空間をもたらす。画布を切り裂いた行為の跡を見ていることになるが、結果として平面に作られた曲線をともなう凹みは、ほぼ上下方向または垂直方向(=重力方向)の切り裂き(線)である場合は、人間の高みをめざす運動、存在的には虚であるゆえに空しい努力を暗示する。しかし、苦悩を通じて歓喜へ、である。
 フォンタナは裏に布を貼っていて、切り裂き部分の空虚は暗く沈む。そのことで、異様な暗がりをもたらしている。
 本作品では、中央の一つだけは、逆に、膨らみ出っ張っていて、荒くて透ける麻布が袋状に覗き、あるいはあたかも土から産出されてくるといったふうに、正方形の(全ての波長の光を投げかける)白い(プラトン的)正六面体が、果実の如く孕まれている。そのようなものが結晶として析出しているのが、上に挟まれた、白い突出する正六面体である。分泌される白い液体様のもの。それは、結晶は生きていることを示す。
 正面の色は墨色(彩度が無い)と裏面は銀の混ざる青。両面を繋ぐ側面は一部が青。作者によれば、青は水甕座の水を象徴する。それは、現代、水甕座の時代 Aquarian Age を導く希望である。

 かくて、この作品は、抽象絵画をモンドリアンとフォンタナが展開した絵画空間を、技法的に総合し、統合したのである。

 よってまた、三隅は、透明集光アクリル板が使われている。たとえば、作用線が通り抜けるように、あるいは逃げるようにして、水平と垂直方向の作用力を妨げないためである。(明るいところでもだが)暗闇で強い光を当てれば、かつ近くで見れば、正面断面が青紫色に光る。透明であるから、その部分から外へと突き抜けていく作用が妨げられない。
 (人間はいかにして、闇から這い上がり、光をめざすことができるのか。)
 基底部の隅は、透明板でなく、不透明に彩色された木板が使われている。意味ありげ。基底が抜けたら、世界は支えられず、無限落下しかない。

 というような、以上の屁理屈、解説みたいなものは蛇足(括弧良く、間違い、恰好良く、無用とは言い切らないところが味噌)、というのが抽象絵画である。

 したがって、絵画全般をまず、抽象絵画と非抽象絵画に分け、非抽象絵画を具象絵画と非具象絵画に分けよう。つまり、
   絵画=抽象絵画と非抽象絵画
           非抽象絵画=具象絵画と非具象絵画
である。
 二分することは、両極を作り、そうして測定軸をつくることによって、より精緻で客観的な議論ができるようになる。
    
  

















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 風間虹樹〈いのち。いのち、、、[秘数七にもとづく、<(。)、>の戯れ]〉




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案内:第62回念モダンアート展

□ 2012年度 第62回記念モダンアート展 □
 会期:2012年4月1日(日)~4月15日(日)
 時間:09:30~17:30(午前9:30~午後5:30)[最終日入場は正午まで]
 会場:東京都美術館(上野)
    地下展示室1から4室、地下ギャラリーA, B 2室
 入場料:大人800円、?大学生400、?高校生以下無料。 
     〔→〕大学生400円、高校生と中学生200円、小学生無料。[確認済]
    

 ワークショップ開催:
  4月7日(土)デカルコマニー
  4月8日(日)モビール彫刻・4次元物体
  4月14日(土)ドリッピングによる共同制作
 詳しくは:
http://modernart-kyokai.com/tenran_shokai/tenshokai01.html
  体験参加は閉め切ったようだが、見学は可能らしい。

□ 第62回念モダンアート展 京都展 □
 会期:2012年4月24日(火)~4月29日(日)
 時間:09:00~17:00(午前9:00~午後5:00)[入館は16:30まで]
 会場:京都市美術館
 入場料:大人700円800円、大学生と高校生350円、中学生と小学生は無料。



おはようございま~す。美術修行2012年3月31日(水)

2012年04月03日 08時29分16秒 | 美術/絵画
2012年4月3日-1
おはようございま~す。美術修行2012年3月31日(土)



 どういうわけか、景色が跳んで行く。
 雨粒も垂れ跳ねていく。

 


 ドシャブリ!
 (ブリの新種ではありません。
  東北:ツベ → イナダ → アオ → ブリ
  北陸:ツバエリ → コズクラ → フクラギ → アオブリ → ハナジロ → ブリ
  関東:ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ
  関西:ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ
  四国:ヤズ → ハマチ → ブリ
  九州:ワカナゴ → ヤズ → ハマチ → メジロ → ブリ → オオウオ
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E4%B8%96%E9%AD%9Aから抜粋)
と、関西では、魚のハマチは鳥のメジロになり、最後はブリっこ[分類所属不明]になるようです。)

 

 雨筋がガラスを這い、……

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 雨粒心霊写真(とキッパリ)??


 雨にけぶりに煙る富士山。




 東京着。


 強風。傘だけでなく、風景まで歪んでワープしそう。


 道のり、険し。
 
 ↓アートフェア東京2012/東京国際フォーラム/前売1日券 1500円。


 網所は、
http://artfairtokyo.com/

 特段の収穫は無し。新しい収穫は無し。二年前は、たとえばムットーニ作品は楽しめた。或る若い女性の膠絵[日本画]は交換が持てた。〔リンクを張ろうと思ったら、アートフェア東京2010は、このブログに記録していなかった。〕
 遠目にいいなと思ったのがあったが、近くで見たら、ささくれだったものの感触はどうも苦手。
 京都近代美術館で見た、木を使った彫刻絵画と言えばよいのか、李禹煥「〔題名失念〕」はそれなりに良かった。
 一角での絵画実演中には、人だかり。
 出来事作り event-makingがいいね。
 ガラス張りのなかでの公開制作よりは、兵庫県立美術館での横尾忠則氏の、観衆との仕切りなしで、制作者の観衆への話しかけと、質問に答えますとか、学芸員2名に衣装(コスチューム)着てもらっての制作補助してもらうとか、のがいい。そういえば、絵具をまき散らすような実演なら、アシカ見せ物のように、前列付近の人にはカッパを着てもらい絵具降り掛かり可能性を承知のうえ、ってのもよいかも。

 と、これからトークが始まる、空席あり、参加無料、といった放送あり。15:01、会場へ。
 AIR!AIR!AIR! 番外編 @ アートフェア東京2012:
http://www.tokyo-ws.org/archive/2012/03/airairair-2012.shtml
 アーティスト・イン・レジデンスの取り組み。新たに、一件当たり500万円が4件(継続は同額20件)、関連事業800万円が5件だったかな。
 アーティスト・イン・レジデンスは「居住中芸術者」という訳になりますか、その日本語はと訊くと、定訳は無いと。滞在型芸術者となるのか。でも、「滞在する」の英語はstayだよね。residenceをプログレッシブ中英和辞典で見ると、「居住、滞在、在住」とある。residenceとstayは、どう違うのだろう? まっくた同じ?
 「in residence」は、「公務員などが〉駐在して、官邸[公邸]に住んで、〈大学生大学関係者などが〉学内に居住して、在学して;〈芸術家作家などが〉専属となって」(プログレッシブ中英和辞典)とある。『居住』に『専属となって』という意味も加味されているのか? 趣旨は、(移住して)住み込んで、評論家とも交流しつつ、芸術活動に専任する、ってことか。
 「アーティスト」となっているが、活動を指す、といった趣旨の返答もあった。
 「「パフォーマティブ」とかもありましたが、日本語を使ったほうが、日本文化興隆になると思います」とわたしは言った。
 



 なんだか、よくわからん。なにを撮ったんだか。勝手に開閉蓋 shutterが動いて、またもや心霊写真か。……
 いえ、(なにはともあれ浪速人、)これは藝術です。
 逆さにすりゃ、もっと藝術的になるか、
 なりそうにないので、横のものを縦にしよう。


 う~む。やっぱ、世が世であれば(と、責任転嫁はいけません)、どもならんか。