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東京東部労働組合【公式】ブログ

全国一般東京東部労働組合の記録

エイチ・アイ・エス、阪急、クラブツーリズム・・の旅行会社

2006年12月04日 15時35分50秒 | 添乗員・旅行業界

エイチ・アイ・エス、阪急、クラブツーリズム・・・・・・・
旅行会社は自らの悪逆非道を先刻知っていた!添乗員の悲惨な労働環境の実態を。
社会的責任が旅行会社にあることは明々白々です。

社団法人日本添乗サービス協会発行パンフレット
派遣添乗員のキモチ(ご存じですか?派遣添乗員の労働実態)」


<(修学旅行ツアーは)16時間を超えるなど、異常とも思える過酷な労働時間である>
                            日本添乗サービス協会発行パンフレット7ページより抜粋

<異常とも思える過酷な労働時間>と関係者自ら認め、堂々と公表までする添乗員の残酷物語の実態。
旅行会社経営陣はどういう神経をしているのでしょう。添乗員を何だと思っているのでしょうか。

(日本添乗サービス協会(TCSA)とは、
㈱エイチ・アイ・エス、クラブツーリズム㈱などの日本旅行業協会(JATA)の山田隆英理事が役員の会長をやり、旅行綜研・ダイヤモンドシステム・阪急トラベルなどの添乗員派遣会社で構成されている。)


添乗員の切実なアンケート内容
同じく、同協会が発行している「派遣添乗員の労働実態と職業意識(労働条件実態調査から)」には、添乗員からのアンケートが赤裸々に記載されています。
http://www.tcsa.or.jp/about/pdf/jittai2005.pdf

賃金についての意見(P36から)
①「旅行会社は派遣会社に26,000円支払っているのに対して、添乗員の手元へ入ってくるのは9,000円というのは納得できない」
②「打ち合わせ・精算手当もなく、時給に換算すると300円程度にしかならない」
③「給料安すぎて生活できない。健康保険・年金の支払いもできない」
④「安い賃金で奴隷のように働かせる現状の改善を」
⑤「責任と負担は大きいのに、立場と収入は最低」
⑥「対客電話は、かなり時間が要するのに手当がない」
⑦「添乗員が通訳・ガイディングやることが増えているのに、それに対する支給が全くない」
等々

旅行会社についての意見(P38から)
①「何でも添乗員の責任にされる。なぜ添乗員の地位はこんなに低いのか」
②「旅行会社は添乗員を安価で都合良く使い捨てができる労働力と捉えている人が非常に多い。また旅行会社担当者のミスも添乗員に押し付けられ、派遣会社も守ってくれない」
③「無理な行程を組んでいる企画に問題がある」
④「アンケートについて添乗員の項目が多すぎる。本来の旅行の目的に対する内容が貧弱。毎回自分の通知書を渡されている気分で腹立たしい」
⑤「未入金で参加したお客の旅行代金、何故添乗員の責任なのか。入金確認は最後まで旅行会社でやるべき」
⑥「土産販売をさせているが、添乗業務ではなく、販売代理業務になる」
等々

続いて、
労働時間について
福利厚生について
業務上の改善要求について
セクハラについて
と続きます(次回紹介します)。いずれも切実な内容です。どの意見も全添乗員の共通の意見です。

旅行会社の経営者諸君は今こそ真剣に添乗員の切実な声に耳を傾けるべきです。
社会的責任を果たすべきです。

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