先日の奈良ドライブのついで記事です。
ドライブ中にトイレとコーヒー補給のため立ち寄ったコンビニで、先日T2さんの記事で拝見した商品に出会いました。
で、早速購入。
サントリーの「エスプレッソソーダ」というものでございます。
果たして炭酸入りエスプレッソなるものがいったいどんな味なのか、コーヒー好きとしてはやはり確かめておきませんとね。
妻はコーヒーが苦手ですが、こういう面白商品はやはり見せておきたいと思いまして、飲んだのは家に帰ってからです。
見た目は入れた氷のせいで泡がきめ細かくなっちゃって、なんだか黒ビールって感じです。
味わいはまさに、甘いコーヒー味のソーダって感じで飲めないモノではないですし、まあ美味しいといっていいと思います。
でも次も好んで飲みたいレベルではないなあ。
カップ麺などでもよくありますが、たまにこういうウケ狙い的商品が売り出されてすぐになくなってしまいます。
よく疑問に思うのですが、いったい何を狙ってるんでしょうね。
興味本位で一度は買って、意外に美味しかったとは思ってくれても、熱心なリピーターになる人なんて、いたとしてもごくわずかだと思います。
興味本位で買ってくれる人ひとまわりぶんで、企画を立ち上げるのにかかった費用を回収した上で、更に十分な利益が出るたりするものなのでしょうか。
ちょっと気になっています。
もうひとつ。
奈良からの帰り道でこんなクルマに遭遇しました。
旧車ですね。
近寄ってエンブレムを見るまで、私には車種がわかりませんでした。
ここまで見れば、ようやくわかります。
いすずのベレットかな。
そういえばなんとなく、のちのジェミニのデザインに通じるところもあるような。
それにしても時代を感じますね。
ナンバーが漢字一文字ですし、数字の方はまさに「5」ナンバー。
新車当時のものを、そのまま引きついでいるのかな?
旧車として割と人気のある車種だということは知っていました。
グレードは1600GTというのか。
帰ってから調べてみたら、1963年から73年までの生産なんですね。
私が生まれる前から6歳まで。
見た目は60年代というより70年代のものっぽいように感じます。
60年年代当時ではかなり進歩的というか、未来的な存在だったんじゃないかと勝手に想像。
私は年齢的にまだクルマの車種とかよく知らない頃なので、憶えていないクルマですが。
これだけキレイに維持されているのは、すごいですね。
話はかわって読書ネタです。
ブログ的に空き時間は本ばかり読んでいるようなイメージになっているのではないかと思っているのですが、それなりにTVを見たりもしています。
といってもやはり、その内容は小説と同じくミステリー系のドラマや、WOWOWで放送されているCSI科学捜査班などのアメリカ犯罪捜査系ドラマの録画だったりします。
そのWOWOWで最近、アニメ映画系で有名な新海誠氏という監督の特集があり、録画してみました。
やっていたのは4作品で、そのタイトルは、
「ほしのこえ -The voices of a distant star-」
「星を追う子ども」
です。
これを今のところ、上の3作品まで見たのですが、はっきりいってとても良い。
2002年の「ほしのこえ」は新海誠2作目の作品で約25分の短いデジタルアニメーションなのですが、アニメ関連で数々の有名な賞を獲得しています。
驚いたのはこの作品は監督自身が監督・脚本・演出・作画・美術・編集をこなすという、ほとんど1人で作り上げられたものだということです。
DVDも発売されているのですが、国内6万枚国外4万枚と個人制作の作品としては異例の大ヒット作となっています。
ストーリーは、
「2047年。異生命体・タルシアン攻撃の為に組織された国連宇宙軍の選抜メンバーに選ばれ地球を離れた美加子は、秘かな想いを寄せながらも告白出来ずにい た中学の同級生で高校に進学した昇と、携帯電話のメールで連絡を取り合っていた。ところが、彼女が搭乗するリシテア艦隊が地球から離れるにつれ、メールの 電波が往復する時間がかかるようになってしまう。しかも、リシテア艦隊は地球から8.6光年離れたシリウスにワープすることになった。シリウスから昇に メールが届くには、片道約8年7ヵ月。その頃には、昇は24歳になっている。そんな矢先、タルシアンが総攻撃を仕掛けて来た。次々に撃沈されていく味方の 艦隊。美加子は旗艦リシテアを守るべく、満身創痍ながら単身で敵艦に戦いを挑んでいった。2056年3月、宇宙軍艦隊勤務を翌月に控えた昇の元に、8年前 の美加子からメールが届く。とその時、時間や距離を超えてふたりの想いが重なり合った。」
というもの。
淡い恋心を抱く少年と少女が、絶望的なまでの距離と時間によって離されていく切なさ、悲しさがテーマになっています。
たった1人で作られたというのが信じられないような美しい映像と音楽で、見終わった瞬間に溜息がもれました。
視聴後の感想は「素晴らしい」「感動」、しかし同時にラストの展開に「切ない」「哀しい」といった感情も押し寄せてきます。
まあ、そこがいいところでもあるんですが。
光の速度で8.6年もかかるという途方もない距離に別れた2人は、再び同じ時を過ごすことができるのか。
私は割と登場人物へ感情移入しやすいタイプなので、なんといいますかズ~ンと胸にくるものがあります。
そんな余韻に浸りながらネットで感想や評判などを眺めているうちに、映画の後に小説版とコミック版が発売されていることを知りました。
そしてそれには映像版にはない、かなり救いのある展開があるらしいとのこと。
ということで、ネットを通じて即注文。
昨日の昼頃に届き、せわしなく開封し、途中まで読んでいる本を中断してこちらへ没入。
そのあと1時間足らずで読了しました。
その感想は「あ~よかった・・・」って感じ。
ということで、今年の118冊目は原作新海誠氏で大場惑氏作「ほしのこえ -The voices of a distant star-」