この白いデミオは代車です。
先週からNCロードスターを、7年目の車検に預けていました。
購入以来、定期点検や整備、車検などは全てディーラーにお任せです。
今回の内容としては、車検時基本項目として、
・エンジンオイル&オイルフィルター交換
・ブレーキ回り洗浄&オイル交換
・車体下回り洗浄
・タイヤローテーション
以上に加えて追加整備として、
・エンジン冷却水強化剤
・車体下回り防錆塗装
・エアクリーナーエレメント
などで、特に大きな問題はなかったようです。
かかった金額は法定費用、車検代行費用など含めて、12万円くらいでした。
7年目の車検としては、予想よりは安く済んだ感じです。
走行距離がまだ5万キロちょっとと、年数のわりに短めなのもあるのかもしれませんね。
とりあえず大きなトラブルなく、まだまだ元気に走ってくれそうなのでよかったです。
最近はほぼ、妻専用の通勤車両となっており、ほとんど私が乗ることがなくなってしまっていますが、まだまだ維持していきたいですしね。
ショートホイールベースのFRでライトウェイト・オープンスポーツ・ツーシーター。
ここまで趣味性の強いクルマは一度手放しちゃったら、経済面や家族背景など色々な意味でなかなか手に入れられないかもしれませんから(^^)
話は変わって先日のことですが、本屋で物色していてこんな本を見つけて衝撃を受けました。
「え、筒井康隆がラノベ?」
なんと、あの文豪、筒井康隆氏がいま流行のライトノベルに手を出していたとは。
といいますか、以前に差別表現に対する行き過ぎた言葉狩りに嫌気がさして断筆宣言されていたと思うのですが、また筆をとられていたのですね。
昨年末には氏の名作「時をかける少女」を30年ぶりに読み返したりと、中学時代から大好きだった作家さんですし、SFファンから純文学好きまで幅広い読者を持つ、はっきりいって文学界では巨匠と呼ばれる人です。
この人が書くラノベって、いったいどんな小説なんだと気になってしまい、即買いしてしまいました。
いつものことなのですが、本の購入に関しては全くブレーキというものがかかりません。
あらすじはこんな感じ。
涼宮ハルヒなどのキャラクターデザインで有名ないとうのいぢ氏の絵と相まっていかにもラノベという感じですが、その内容はやはり一筋縄ではいきません。
各章のサブタイトルは、こんなことになっていました。
なんという・・・。
何かの比喩的表現かと思いながら読んでみたら、まさにそのまんまの意味でした(笑)
「これは中学生とか高校生くらいは、エロとして読んでしまうよなあ・・・」と思ってしまうような部分がチラホラ。
やはり、ただのラノベではなかった。
装丁や挿絵はいかにも今風ですが、ストーリー的にはやはり昔に読んだ筒井康隆氏のSFジュブナイル作品と違和感のないものでした。
いや~、なかなか面白かった。
筒井氏ファンには普通にオススメできると思います。
ということで今年の115冊目として読んだ本は、筒井康隆氏作「ビアンカ・オーバースタディ」ということになりました。
やはり続きがあるのなら読みたいですし、氏の中にも「ビアンカ・オーバーステップ」という次作候補のタイトルまで決まっていたようですが、あとがきの中で「もう77歳で元気がない。誰か代わりに書いてくれ」なんてありました。
私としてはやはり、筒井氏の書く続編を読みたいですけどね。