このカラーリングといえば、ZⅡの焦げ茶にオレンジを思い浮かべますが、この黒青というのもなかなか格好いいですね。
でも火の玉カラーなら、黒赤の方がもっといいな。
ゼファーは昔、750のに乗っていたというひいき目もありますけれど、、このシンプルというかオーソドックスなバイクらしいデザインはやはり好きだなあ。
話は変わります。
普段はバイク通勤なので小さなリュックが愛用で、それをメットインやリアボックスに入れて移動しています。
また、クルマや交通機関で出かける時も基本的に手ぶらが好きなので、小物は上着などのポケットにできるだけ全部入れていてバッグを持ち歩きません。
なのでカバン類は出張や旅行時のための大きなものや、夏場で上着がないときのための小さなものがあればいいはずなのですが、なぜか色々欲しくなってしまいます。
最近もまた、こんなのを手に入れてしまいました。
一つはボディバッグ。
既にいくつか持っているんですが、またちょっと欲しくなりまして。
今まで持っていたのも、ほとんど使っていないのに。
もう一つは書類などを入れられるようなビジネスバッグ。
たま~にある、スーツやジャケットにスラックスみたいな格好で行く仕事先に持って行けるようなバッグが欲しくなりまして。
そんな機会は年に何度もないんですが。
どうも、抑制が効かないなあ。
でもカメラ好きな方とかも、カメラバッグをいくつも買ってしまったりするようですし、「もっと便利で使い勝手がいいものがあるのでは?」みたいな考えはずっとつきまとうんでしょうね。
届いた箱からバッグを取り出していたら、隣で妻が犬に話しかけていました。
「ねえパト(犬の名前)~」
「お父さん、おかしいよね~」
「手は2本しかないのに、カバンいっぱい持ってるよね~」
「なんでまたカバンが増えてるのかな~」
ゴメンナサイ。
今回はマイルの交換で手に入れたので、費用はかかってないから勘弁してくださいませ・・・。
今年の111~115冊目です。
とにかく「異色」な作品です。
内容はいわゆるファンタジー小説ですが、元々は超有名巨大掲示板2ちゃんねるに投稿された即興小説。
そこから人気に火がついてまとめサイトに転載され、更に人気が広がって書籍化となったそうな。
このように成り立ちが異色なだけでなく、内容でも、
このように、小説では当たり前の「地の文」というものがなく、登場人物の台詞のみで進んでいきます。
登場人物も個人名がなく「勇者」「魔王」「メイド長」「軍人徒弟」「王弟元帥」など、役割や肩書きのみで表記されています。
まるで演劇の台本を読んでいるような印象といえばわかるでしょうか。
「戯曲」と評されるのがよくわかります。
最初の印象は「読みにくい」でしたが、それはほんの数ページで慣れてしまい、あとは内容の面白さのためノンストップで引き込まれていきました。
ストーリーは、通常のこういうファンタジー世界を題材としたゲームであればクライマックスであるはずの、勇者と魔王の対決シーンから始まります。
「人間と魔族が長く戦争を続けている世界……。強大な力を持つ「勇者」は、魔王を倒して人間世界を救うべく魔王の城に乗り込んだ。だが、そこで彼を待っていたのは、人間の女性そっくりの「魔王」であった。
彼女は勇者と戦おうとはせず、勇者に自分のものとなるよう契約を求めてきた。あくまで魔王と戦おうとする勇者に、魔王は冷静に人魔間の状況を語り、現在の社会秩序や経済活動が戦争に依存しており、魔王を倒しても根本的解決にならないことを説く。彼女の願いが終戦による破局でも戦争の引き伸ばしでもない、争いや飢えのない新たな可能性であること、そのために勇者の協力を求めていることを理解した勇者は、彼女の契約を受け入れる。
そして、ふたりは勇者と魔王という身分を隠し、一介の剣士と学者として世界の改革に着手した。商人同盟、魔族、中央諸国、聖光教会、あらゆる人々を巻き込みながら、やがて二人はこの世界の起源と対面する。」
「本当に即興で書かれたものなのか?」と驚いてしまうほど壮大で深い物語でした。
この作者には「ログ・ホライズン」という、世界中で何十万人という人間が異世界に漂流し、そこで混沌の中から秩序だった世界を構築していく内容の他作品がありますし、こういうのが得意な領域なんだろうと思います。
とても良かった。
上のiPadの表示で2500ページほどもある大作でしたが、寸暇を惜しんで読み続けてしまいました。