中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

少しは考えて

2005年06月11日 | 日常
やはり、というか。クールビズに対してネクタイ業界は大反対の様子。
「ネクタイを締めなければ地球温暖化防止が達成されるかのような広報活動は再考されるべきだ」

営業妨害を政府が主導で行っているようなものだから、気持ちとしては分からなくもない。反対声明を出すことで、悪者になってしまうこともある程度覚悟の上だろう。ネクタイ業界は中小企業が多いようだし、彼らにとっては死活問題のようだ。

ただ、上記のような抗弁はちょっと苦しい。ネクタイだけで温暖化が防止されるとは誰も言っていないし、皆がネクタイをはずせば少しは貢献できるのも事実なのだから。

誰が悪いという話ではないと思うけれど、あえて悪者にするならば自己提案に伴う影響と対策をなにも準備しなかった「政府」ということであろうか。(ここを悪者にしても反感買いにくいし)
ネクタイ業界も、無理な言い訳をつけるよりは商売への保証を訴えたほうが、賢明のような気がする。

少し前に書いたように、政府自体、クールビズを本気で推奨しているようには思えない。単なるポーズというか。服装の変更提案は温暖化防止への具体案として悪いものだとは思わないけれど、実際はそれ以外にもできることはいくらでもあるはず。

無駄なダム、道路、建物工事を一切やめれば自然破壊の防止、つまるところは温暖化防止にもつながるとは思うけれど、これは絶対にしないだろう。この利益が絡む団体が自民党の利益にも絡むから。

あり得ないことだけれど、もしも日本共産党が政権を担ったら、彼らは自衛隊を廃止する「はず」。だが、理念だけのために25万人(もいるようだ)の自衛隊員を一挙に解雇できるのか?

結局、みんなあまりものも考えず、言ってみてるだけなのではないか?