上図の円グラフは2010年、世界の二酸化炭素排出量の国別ランキングです。この資料は前回、紹介したCDIAC(http://cdiac.ornl.gov/)グラフの元データーからの作成です。
グラフの通り、排出量1位は中国です。全世界の25%を排出しています。2位以下は米国、インド、ロシアが続き、日本は5位です。
中国、インド、ロシアは経済成長がめざましい大国です。しかしその経済成長は化石燃料の大量消費によって支えられています。中国、インドの化石燃料の種別を見ると、圧倒的に多いのは石炭です。
上・中国、下・インド
中国、インドは石炭採掘国です。自分の国で採れる石炭を使っています。地球温暖化防止はこうした国を含め、いかにして二酸化炭素排出量を削減するのか。日本を含む先進国の役割をどう果たすのか。国益がからむため難しいですが基礎は地球温暖化の危機を科学的に認めることです。
他国を非難して自国の取り組みをゆるめるのは許されません。(これは日本のこと)
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