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WEB上のニュースや新聞などで扱われたエホバの証人のニュースを取り上げます。シリアスな話題から笑えるニュースまで。

かつてないレベルに達しているエホバの証人への攻撃 - ロシア

2011-09-19 20:54:26 | 迫害・反対
9/14,16にリリースされた公式メディアウェブサイトからの記事2本です。ロシアおよびタジキスタンにおけるエホバの証人への弾圧がひどくなっています。
共産党による支配の終焉によって、人々が享受したかに見えた信教の自由ですが、政党・統一ロシアの支配の下、いったいどこに向かっているのでしょうか。

■ロシアのエホバの証人への攻撃は、かつてないレベルに達している
 JW Media - 2011/09/14

・ソビエト連邦時代を彷彿させる、当局の宗教的不寛容と嫌がらせ

ロシア・チェボクサルイ - ソ連が崩壊して以来初めてのことだが、ロシアの市民であるエホバの証人たちは、現在、罪状なしで逮捕され拘留させられている。さらに、証人たちの崇拝の場所や自宅への不法な家宅捜索が、宗教的な不寛容と嫌がらせをやめるようにとの国際社会の要求にも関わらず続いている。

2011年9月7日には、チュバシュ共和国の3人の地元のエホバの証人が、罪状なしで逮捕された。ファリド・マナフヴ(38)、オレグ・マルチェンコ(31)とアレクセイ・ニコラ(38)は警察によって、見知らぬところへと連れて行かれた。次の日になって、親族は彼らが一時的収容所に拘束されていることを知った。彼らは二日間拘留された。彼らと他の証人たちの家が家宅捜索を受け、聖書やコンピューター、法的書類や個人の貴重品が没収された。ある家の捜索は6時間以上にも及んだ。

同じ9月7日に、チュバシュ共和国で行われた幾つかのエホバの証人の集会が妨害を受けた。証人たちに対してよく計画された攻撃らしきものが起こり、警察官が王国会館に侵入してきた。、チェボクサルイ、ノヴォチェボクサルスク、カナシュでも同様のことが起きた。平和的な集会が妨害されただけでなく、出席者たちは強制的に警察署へと連行され、彼らの意思に反して指紋が採られた。上級の警官たちがこの家宅捜査に参加した。

モスクワでの、証人たちの活動への不法な禁止命令は別にして、チュバシュ共和国でのこの出来事は、20年近くに及ぶロシア連邦の発足以来、証人たちに対する最も激しい公式の弾圧であるとみなされている。

ロシアのエホバの証人管理センターの代表者ヴァシリー・カリンは、「罪状なしで無実のクリスチャンたちを刑務所に送り込むという、旧ソ連時代の方法をロシア当局が用いていることが信じられません。こうした宗教的に不寛容な弾圧には何ら根拠がなく、即座に止めるべきです」とコメントしている。過去数年にわたりヨーロッパ人権裁判所はロシアに、エホバの証人である市民への権利の侵害を終わらせ、ロシアの証人たちへの弾圧を止めるようにと命じている。

■聖書を読んだために、身体障害のある男性が逮捕され、打ちたたかれて追放させられた。
 JW Media - 2011/09/16

タジキスタン・ドゥシャンベ - 国家保安委員会とドゥシャンベ警察本部の捜査官たちが、個人のアパートで開かれていた平和的な集会に踏み込んだ。2011年7月22日のことである。捜査官たちは証人たちの個人の所持品を捜索し、すべての宗教的文書を押収し、大声で怒鳴りつけた。エホバの証人たちが個人で集まるのは違法であるとのことだった。

アパートメントの持ち主である母親と2-13才までの4人の娘たちは警察署へと連れて行かれ、そこで7時間もの尋問を受けた。彼らが解放された後、4人の娘たちは、起きたことに対するトラウマのため治療を受けなければならなかった。

その集会にいた2人の男性は、警察と国家保安委員会(公安)に拘留され、20時間以上もの尋問を受けた。その内の1人はシェルモッド・ラヒモフ(24)で、彼は障害のため松葉杖なしでは歩くことが出来なかったのであるが、15人もの警官に囲まれて、信仰を捨てるように圧力をかけられて何度も殴られた。その日から彼は、重度のめまいと頭痛また吐き気に何日も悩まされた。警官たちは、彼がウズベキスタン人であることが分かると、彼を無実の罪で訴えて、電気イスに送り込んでやると脅した。

ラヒモフは、法律に従って、母親と兄弟たちと共にタジキスタンに2009年より住んでいる。逮捕に先立って、彼はビザ(滞在のための査証)の更新を申し込んでいた。しかし、国家保安委員会(公安)は彼のパスポートを差し押さえ、その有効期限が過ぎるまで返さなかった。そのため彼は、作られた違反のために有罪とされた。ビザの更新を有効期限内にしなかったことと違法な宗教活動という罪である。その結果、ラヒモフは2011年8月17日に、ウズベキスタンに国外追放された。

地元当局によるこうした宗教的な不寛容は、集会と宗教の自由を保証するタジキスタンの憲法と、タジキスタンによって批准された国際条約に反することである。

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ロシアを含む一部東ヨーロッパではかなりの数の事件や嫌がらせが起きています。協会のサイトではその一覧を地図から場所ごとに見ることが出来るようになっています。グーグルのWeb翻訳を使って日本語で見れますので、ご覧下さい。ピンの場所が事件の起きたところです。カーソルを合わせると事件の内容が右のフレームに表示されます。個々の出来事がかなり詳しく記録されています。
ロシアにおけるエホバの証人の嫌がらせや虐待

ちなみにロシアでは、ロシア専用の協会のウェブサイトが用いられています。
これを、GoogleのWeb翻訳をかけて日本語にして見ます。
ロシアものみの塔協会公式サイト 日本語

サイトの内容はロシアでの証人への弾圧のニュースが多いですね。
エホバの証人の歴史のページでは、協会のサイトには珍しく、外部へのリンクがいくつかあります。「ホロコースト博物館」や「ロシアの政治的弾圧の犠牲者の追悼の日」などへリンクされています。また、ロシアの兄弟たちの経験談のコーナーもあります。「ロシアのエホバの証人」はロシア語のPDFファイルによる紹介ブロシュアーですが、言葉はわからないものの、内容が充実してるのが分かります。

ビデオ紹介のページでは、社会福祉への貢献というコーナーがあって、「春の大掃除・良き伝統」と題がついたビデオがあります。説明によると「2011年4月の終わりには、エホバの証人は、サンクトペテルブルクの毎年恒例の春の大掃除に参加しました。 10年以上忠実に、積極的に道路のリゾートエリアに秩序をもたらす活動に参加する地方行政の招待に応えてきました。 我々は、現場からの短いビデオを提供します」とのこと。見てみたいですね。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
韓国 (ゆばる)
2011-10-07 19:40:11
世界各地で証人への攻撃が増加しているようですね。翻訳文章が分かりやすくて大変リアルに
状況が把握できます。

JWの広報室公式サイトでは、韓国における証人の兵役拒否での投獄状況が毎月更新されているようですし、9/2には裁判の報告が掲載されています。

マイクロソフトの自動翻訳ではあまり正確に翻訳されないようですので、よかったら韓国のニュースを取り上げて詳しく伝えていただければありがたいです。

悲しいニュースのリクエストで申し訳ないですが、よろしくお願いいたします。

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了解です (JWニュース)
2011-10-09 08:22:23
協会のメディアサイト見ましたら、韓国の兵役拒否に関するビデオがトップに上がっていますね。

投獄情報のページでは、"present locations of detention"とあるので、確かに、今現在刑務所に入れられている人々のリストのようです。

関連記事を読んで、早速取り上げてみることにします。
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ええやん (まさしちゃん)
2017-03-30 22:30:44
神さん信じて迷惑かけよらへんねやったら、いいやん。幸せに、なって欲しいおもて、他人さんにいよんやったらエゴ押し付けてるかもしらへん↓でも、テロするんやないで、かまへんやない?さわぐだけ皆暇なんやない?
おっさん忙しいし、ニュースみてるだけ笑
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