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WEB上のニュースや新聞などで扱われたエホバの証人のニュースを取り上げます。シリアスな話題から笑えるニュースまで。

性犯罪者は未成年者と共に集会に出席できますか?

2010-10-01 20:02:00 | その他の話題
答えはいいえです。少なくともアメリカのニューハンプシャー州では・・・。このジョナサンという男性は、児童ポルノ所持で性犯罪者となり、会衆への参加と集会の出席を禁じられました。また、コンピュータに触ることすら許されていません。どの時点でエホバの証人となったのか、あるいは、なっていなくて集会に出たいだけなの分かりませんが、こんな人が集会に定期的に来たら、複雑な気持ちですね。


■ Concordmonitor.com 2010/9/18

州最高裁判所は、2008年に刑務所から仮出所し、エホバの証人のマンチェスター会衆の崇拝に参加したいという性犯罪者の訴えを却下した。

昨日出された意見によると、裁判官は、36才になるジョナサン・パフェットの訴え、つまり、仮釈放の条件として、17才以下の未成年との接触を禁じることが信教の自由を侵しているという主張を退けたのである。

「被告の信教の自由は制限されてはいない」と裁判官は書いた。「彼はこの判決の条件を侵さない範囲で、引き続き自分の宗教を行えるだろう」。本やビデオ、あるいは録音したものなどを用いることも含めてである。

パフェットは、聖書研究に参加することが出来るし、子供がいないところで会衆の長老たちと会うことも出来る、と裁判官は述べた。

また裁判官は、パフェットに課された未成年者との接触を禁ずる制限は、彼の社会復帰という目的にかない、可能な限り最小限の制限(これはパフェットが争ったところだが)よりも公共の安全を守ることになるのであれば正当化されると認めた。

パフェットのケースでは、課された制限は適切なものであると裁判官は述べた。

彼は2002年に、61件の児童ポルノ所持で逮捕された。裁判官は「子供との彼の接触を禁じ、彼によって利用されたのと同じくらいの子供たちに保護を与え、彼に再犯の危険を与える状況を制限することによって、彼を社会復帰させる」と書いた。

上告では、裁判所が最初、子供たちも来る宗教的な集まりへの性犯罪者の出席を制限することが、憲法の個人の信教の自由を侵害するかどうか考慮した事が書かれている。ニューハンプシャー市民自由連合の弁護士であり、パフェットの事件を担当しているバーバラ・キーシャンによると、裁判所の意見書が、執行猶予中の性犯罪者と他の人たちにどんな意味があるのがよく分からなかったと述べている。

「判決の中でよかった点は、裁判所が、ジョナサンが基本的な人権を主張していると認めてくれたことです」とキーシャンは語った。

しかし、「意見書は、憲法上保障されている人権が侵害されていると争っている性犯罪者が、裁判の中でそれらの主張を裁判官に聞かせることが出来るのかはっきりとは述べていない」と、彼女は言う。

去年、彼自身が出席したヒルズボロー郡の裁判では、彼はエホバの証人のマンチェスター会衆に交わらせて欲しいと頼んだ。彼は、会衆の長老たちが、彼の保護者になることに同意しており、会衆では彼らの監督下に置かれると述べた。

しかし、ヒルズボロー郡弁護士事務所は、会衆の集会で常に誰かの監督の下に置かれることはほとんど無理だとして、聴聞なしでパフェットの訴えを退けた。

パフェットの主張、すなわち、会衆内の多数の未成年者に関する証言や再犯の可能性についての証言を、裁判所が決して聞こうとしなかったことで当然の権利の行使が侵害されたという主張について、裁判官は、パフェットは最初の申し立てでは、これらの点を持ち出したことがなかったと述べた。

さらに、「被告は今、聴聞で触れる事の出来たと思われる点を持ち出しているが、この状況で我々は結論を出すことはしない。適切な手続きには聴聞が必要だ」と語った。

キーシャンは、再審議の申し立ての根拠となるものを持っているわけではないと言った。

パフェットは、3年半-7年の刑期で2008年10月に仮出所した後、コンコルド公園のガレージに住んでいる時に世間の注目を集めた。現在は、同房者に対して虚偽の訴えをしたとして、ヒルズボロー郡刑務所で1年の刑期を終えたところだ。

2002年の児童ポルノ所持での有罪判決は、3年半~7年の刑期であり、ある条件の下で執行が猶予される。その条件の一つが、17才以下の未成年との接触を禁じるものである。また、彼はコンピュータを所有したり、アクセスしたりすることも禁止されている。





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