朝、ドアを開けてビックリ。
1m以上の雪が積もっていた。出れない。
出ない訳にも行かないので、雪を押しつぶすようにして、まずは隣のキッチンのある建物に移動した。わずか10mの移動が大変だ。
キッチンの中は昨日以上に凄まじい光景。至るところに雪が積もっている。まずはお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ。間違いなく今日もサニトップを出れない。
シンクがもはやシンクとして意味をなしてない。
これはもちろんキッチンの内側。
お湯沸かし中。
それよりもまず、バーまでどうやって行こう。もう食料はパスタがちょっと残っているだけなので、昼食でも夕食でも何かはまともなものを食べないとしんどい。
けど、外は猛吹雪。
悩んでいても仕方ない。昼になれば吹雪が収まるかどうかは分からない。行くならさっさと行って暖炉に当たっている方がマシだ。
今、泊まっている施設。雪で入口が埋まってしまった。
意を決して歩き始めたが、昨日以上に足が沈む。場所によっては股下まで沈む。全然進めない。おまけに進む道が分からない。目的地は吹雪の向こうにうっすらと見えるが、歩くところを間違うと、両足とも股下まで沈み込んで出れなくなってしまう。
悪戦苦闘しているうちに息も切れていた。2800mを超えているから空気が薄い。普通にしてる分には大丈夫だが、こんなに苦労していると息がもたない。
そして、そのうちに吹雪で手も顔も冷たくなり、感覚がなくなってきた。足もだんだん雪が染み込んできて、親指のあたりなんかは凍傷になりそうな感じ。
ようやく途中にある民家のそばに避難できた。まだ半分くらいだが、もう身体中が冷えきっている。特に足がヤバイ。この調子じゃバーまで着けない。それどころか、戻ることすらもう無理だ。
民家の軒下で息を整えていると、ドアが開き、中に入れてくれた。
火だ!
慌てて手足や顔を温めた。
まさかこんなに辛いとは…
しばらく休憩させてもらって、再び歩き始めた。ここからは民家も何もない。ただひたすら黙々と歩いた。
そして、ようやくバーに到着した。
従業員も他に足止めされてる客も「Are you alive?」と聞いてくる。いや、ホント死ぬかと思ったよ。
濡れた靴下を乾かしていると、朝食が準備されており、お客の1人が気を利かして朝食をご馳走してくれた。その後もお菓子をくれたりと優しい。
いつになったら出れるのかと従業員の1人に聞いてみると、『1週間』という答え…
絶望…orz
ネットもできなければフライトの変更もできないし、みすみす7万円近いチケットを捨てることになってしまう。
でも、もはや何もできない。仕方ないので数独をやって時間を潰していた。
ロバもこんな状況。
あ~白い。。。
つらら。
昼頃になってくると、だんだんと晴れ間が出てきた。どうやら吹雪の峠は越したようだ。雪がなくなれば移動できる。他の従業員に聞いてみると、「ひょっとしたら明日に出れるかもしれない」という素晴らしい答え。
ちょっと気持ちが楽になってきた。
晴れてきた~
雪だるま。
景色はやっぱり素晴らしい。
しかも夕方になると電気が復旧し、Wifiが使えるようになった。慌てて飛行機について調べてみると、1万円で変更可能だった。間に合うかもしれないが、変更した方がマシだ。
変更の手続きをしたものの、やっぱり最後のクレジットカードの認証でダメだった。オフィスに電話するしかない。おれのカードでは飛行機のチケットを買うことができないのか?
夕方になったので、部屋に戻ることにした。風が止み、吹雪じゃなくなっただけで、随分と歩きやすくなった。これだけでもちょっと気分が楽しくなってきた。
夕暮れ。
夜、空を見上げると、キレイな星空が見えた。
雪と星。写真に撮るしかない。
寒いから一眼レフがうまく機能しない中、三脚を立てて星空を撮った。
流れ星も撮れた。
載せすぎか…(笑)
ついでに、自分も入ってみた。まずまずの写真じゃないかな?(笑)
あ~、明日こそ移動したい!!
<今日の移動>
なし。
<宿泊地>サニ・トップ・シャレー(Sani Top Chalet) ドミ? 185ロティ(約23ドル)
詳細は昨日と同じ。今日も薪なし。
アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v
1m以上の雪が積もっていた。出れない。
出ない訳にも行かないので、雪を押しつぶすようにして、まずは隣のキッチンのある建物に移動した。わずか10mの移動が大変だ。
キッチンの中は昨日以上に凄まじい光景。至るところに雪が積もっている。まずはお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ。間違いなく今日もサニトップを出れない。
シンクがもはやシンクとして意味をなしてない。
これはもちろんキッチンの内側。
お湯沸かし中。
それよりもまず、バーまでどうやって行こう。もう食料はパスタがちょっと残っているだけなので、昼食でも夕食でも何かはまともなものを食べないとしんどい。
けど、外は猛吹雪。
悩んでいても仕方ない。昼になれば吹雪が収まるかどうかは分からない。行くならさっさと行って暖炉に当たっている方がマシだ。
今、泊まっている施設。雪で入口が埋まってしまった。
意を決して歩き始めたが、昨日以上に足が沈む。場所によっては股下まで沈む。全然進めない。おまけに進む道が分からない。目的地は吹雪の向こうにうっすらと見えるが、歩くところを間違うと、両足とも股下まで沈み込んで出れなくなってしまう。
悪戦苦闘しているうちに息も切れていた。2800mを超えているから空気が薄い。普通にしてる分には大丈夫だが、こんなに苦労していると息がもたない。
そして、そのうちに吹雪で手も顔も冷たくなり、感覚がなくなってきた。足もだんだん雪が染み込んできて、親指のあたりなんかは凍傷になりそうな感じ。
ようやく途中にある民家のそばに避難できた。まだ半分くらいだが、もう身体中が冷えきっている。特に足がヤバイ。この調子じゃバーまで着けない。それどころか、戻ることすらもう無理だ。
民家の軒下で息を整えていると、ドアが開き、中に入れてくれた。
火だ!
慌てて手足や顔を温めた。
まさかこんなに辛いとは…
しばらく休憩させてもらって、再び歩き始めた。ここからは民家も何もない。ただひたすら黙々と歩いた。
そして、ようやくバーに到着した。
従業員も他に足止めされてる客も「Are you alive?」と聞いてくる。いや、ホント死ぬかと思ったよ。
濡れた靴下を乾かしていると、朝食が準備されており、お客の1人が気を利かして朝食をご馳走してくれた。その後もお菓子をくれたりと優しい。
いつになったら出れるのかと従業員の1人に聞いてみると、『1週間』という答え…
絶望…orz
ネットもできなければフライトの変更もできないし、みすみす7万円近いチケットを捨てることになってしまう。
でも、もはや何もできない。仕方ないので数独をやって時間を潰していた。
ロバもこんな状況。
あ~白い。。。
つらら。
昼頃になってくると、だんだんと晴れ間が出てきた。どうやら吹雪の峠は越したようだ。雪がなくなれば移動できる。他の従業員に聞いてみると、「ひょっとしたら明日に出れるかもしれない」という素晴らしい答え。
ちょっと気持ちが楽になってきた。
晴れてきた~
雪だるま。
景色はやっぱり素晴らしい。
しかも夕方になると電気が復旧し、Wifiが使えるようになった。慌てて飛行機について調べてみると、1万円で変更可能だった。間に合うかもしれないが、変更した方がマシだ。
変更の手続きをしたものの、やっぱり最後のクレジットカードの認証でダメだった。オフィスに電話するしかない。おれのカードでは飛行機のチケットを買うことができないのか?
夕方になったので、部屋に戻ることにした。風が止み、吹雪じゃなくなっただけで、随分と歩きやすくなった。これだけでもちょっと気分が楽しくなってきた。
夕暮れ。
夜、空を見上げると、キレイな星空が見えた。
雪と星。写真に撮るしかない。
寒いから一眼レフがうまく機能しない中、三脚を立てて星空を撮った。
流れ星も撮れた。
載せすぎか…(笑)
ついでに、自分も入ってみた。まずまずの写真じゃないかな?(笑)
あ~、明日こそ移動したい!!
<今日の移動>
なし。
<宿泊地>サニ・トップ・シャレー(Sani Top Chalet) ドミ? 185ロティ(約23ドル)
詳細は昨日と同じ。今日も薪なし。
アフリカでは更新が滞りがちになりますが、励みになるのでクリックしてやって下さい。できれば2つとも…v(^o^)v